★スミマセン宣伝です(2015/10/10)★
ぼくの睡眠時無呼吸症候群、そしてCPAP個人輸入の体験を電子書籍にしました。
最初はブログをまとめれば本になるとたかをくくっていたのですが、結局ぜんぶ書き直しになりました。
本を書いていて思ったのが、過去のブログに書いたことは少しずつ記憶に誤りがあるということです。
本来ならばブログを1つ1つ訂正するか、ぜんぶ削除するところですが、それはこれからおいおいやっていきます。
睡眠時無呼吸症候群に悩んでおられる方なら、共感していただけ、役立てていただけるように本を書きました。
ぜひ読んでください。
★
闘病記の12。
※本稿は個人の病気に関する感想を主観的に綴ったもので、医学的、科学的な知見を与えるものではありません。ご自身の健康に関する問題は専門医を受診してください。
1)~31) は前回をご覧ください。なお睡眠時無呼吸症候群のことをSASと略記します。
33) CPAPを装用すると、SAS状況は確実に向上する
34) 具体的には昼の眠気がなくなる
35) 月一回の診察はだんだん簡単になってきて、1分ぐらいで済むこともある★ここから前回
36) 「一ヶ月にどれぐらいCPAPを装用していたか」とかパソコンでまとめてくれるけど別に・・・
37) どんなに都合が悪くても月に1回病院通いするのは面倒
さて、SASの治療法には以下の3種類がある。
ぼくの睡眠時無呼吸症候群、そしてCPAP個人輸入の体験を電子書籍にしました。
最初はブログをまとめれば本になるとたかをくくっていたのですが、結局ぜんぶ書き直しになりました。
本を書いていて思ったのが、過去のブログに書いたことは少しずつ記憶に誤りがあるということです。
本来ならばブログを1つ1つ訂正するか、ぜんぶ削除するところですが、それはこれからおいおいやっていきます。
睡眠時無呼吸症候群に悩んでおられる方なら、共感していただけ、役立てていただけるように本を書きました。
ぜひ読んでください。
★
闘病記の12。
※本稿は個人の病気に関する感想を主観的に綴ったもので、医学的、科学的な知見を与えるものではありません。ご自身の健康に関する問題は専門医を受診してください。
前回までのあらすじ
1)~31) は前回をご覧ください。なお睡眠時無呼吸症候群のことをSASと略記します。
33) CPAPを装用すると、SAS状況は確実に向上する
34) 具体的には昼の眠気がなくなる
35) 月一回の診察はだんだん簡単になってきて、1分ぐらいで済むこともある★ここから前回
36) 「一ヶ月にどれぐらいCPAPを装用していたか」とかパソコンでまとめてくれるけど別に・・・
37) どんなに都合が悪くても月に1回病院通いするのは面倒
さて、SASの治療法には以下の3種類がある。
1) CPAPを装用する
2) マウスピースを装用する
3) 喉を手術する
4) 減量する
1) のCPAPの装用についてはすでに述べている。
2) のマウスピースの装用というのは、今回あとでゆっくり述べる。
3) の喉を手術するというのは扁桃腺やのどちんこのような部分を切除して喉の通りを良くするものだ。このサイトに詳しい。
ぼくは風邪をこじらせたときに内科で扁桃腺が大きいと言われたこともあり、切除術が効果があるかもしれないが、全身麻酔が必要な大手術の割りに、効果があるかどうか予見できないらしい。
4) は最も地道なものだが、太ったからSASになったとは限らないので、これも効くかどうか分からない。
効果がはっきりしないものばかりで、もどかしいことである。
さて、今日は 2) のマウスピースについて述べる。
病院通いを始めて2年目、ぼくはマウスピースについて興味を持った。

急に変なモノ見せてスミマセン。
商品名をスリープスプリント(Sleep Sprint)と言う。
スリープスプリントは入れ歯に似た硬質プラスチックのものであって、歯に噛み締めて使う。
そのとき、下顎をちょっと前に突き出す、受け口の形にするように調整する。
これによって、喉の通りがよくなり、SASが直る可能性がある。
しかしながら、これは軽症のSASに効果があると言われており、CPAPの病院に効いて見ると、ぼくは重症であるので、直らないかもしれないということだった。
で、マウスピースが確かに効いているかどうかは、もう一回マウスピースをした状態で一泊検査をする必要がある。
自由診療の個室検査で、3万円が掛かる。
ここは思案のしどころである。
ぼくは、CPAPをつけるのも、月イチで病院に通って一分間の診察をしてもらうのも、月々5千円払うのも、ウンザリだと思っていたので、出来ることはなんでもやるつもりになっていたので、マウスピースを試して見たい、とCPAPの病院に言った。
マウスピースを作れる歯科医院には限りがあって(幸いみなとみらいにも一軒あった。本当に職場がみなとみらいで助かった)、しかも、CPAPの医者の紹介状が必要とのことであった。
医者は、じゃあ紹介状をお渡ししましょう~、と世間話の口調で言った。
次回の診察のとき、当然紹介状をもらえると思っていたが、なんとなく妖怪アンテナが立ったので、病院に電話した。
(以降は、以前書いたブログの内容を再掲する)
ぼく:あのう、SASでお世話になってます深沢ですが
医療事務の人:ハイ
ぼ:今度、歯医者さんでマウスピースを処方してもらおうと思ってて
医:ハイ
ぼ:紹介状をいただくことになっていますが、今日もらえるでしょうか
医:アーそれでしたら、今日センセイに診ていただいて、その後ということになりますね
ぼ:今日診察してもらって、その場で書いてもらえますか?
医:いや、今日お話をいただいて、先生の了解が出れば、また後日にお出しすることになります
ぼ:いや、前回の診察の時に話は通ってるんで、今日もらえると思っていたんですが
医:ええと。。担当の医師が診察に入っておりますので、直接お話をしていただかないと
ぼ:それで、その場で書いてもらえるんですか?
医:いや、ですからまた後日に
ぼ:ゴジツって一か月後ですか?
医:いえ、先生の了解さえ出れば、数日後でも大丈夫です
ぼ:っていうか、そのために、あえて、わざわざ、エクストラで診察に行くんですか? で、お金も取りますか?
医:そうですねえ。あくまで紹介状は診察が必要ですので
ぼ:ですからその話は前回しました
医:ちょっと。。担当の医師が診察に入っておりますので
ぼ:診察って別に手術してるわけじゃないでしょう。私は先生に診てもらっているとき、看護婦さんが指示を仰ぎに来て診察を中断されたことが何回もありますけど、ぼくは別に気を悪くしたりはしませんでした。いま、先生に聞いてもらえますか。深沢さんが紹介状を書いてくださいって言ってますって、ものの数秒で言えるんじゃないですか。ぼくは前回の診察でマウスピースの話をしました。今日紹介状を受け取れるという認識を持っています。
ぼくは会社のビルの前の歩道を歩き回りながら電話していた。
左手で携帯電話を握りしめながら、ふと右の腕を見ると、腕に生えている毛がビッシリ逆立っている。
怒りで全身総毛立つと言うのは本当なんだなあと思ったのを覚えている。
上の会話を5万回ぐらい繰り返した後で、
医:分かりました。ではそのようにいたします
と言質を取った。
病院の人っていうのは、わざわざ患者が診察に行くことを、どう考えているのだろうか。
果たして診察の時に紹介状をもらって、歯医者に行った。
まず、通常の歯科診療で歯が完璧な状態になってから咬合の状態に合わせてマウスピースを調整するということだった。
ぼくは歯医者通いもいい加減にしていて、水銀アマルガムの差し歯などがあるので、それを直してもらった。
で、その後いよいよマウスピースの調整である。
歯型を取るために非常にケミカルなガムのようなものを噛んで、型をとり、一週間で完成。
1万円ぐらいだった。
それから何回か通って、きつ過ぎない様に調整してもらうのに、1回数百円掛かった。
それを噛んで寝る。
快適とは言いがたい。
口の中に何かを噛みながら寝て、寝られますか。
特にぼくはこらえ性がない方なので、こたえた。
でも、CPAPよりははるかに気軽で、月イチの診察や5千円の徴収がなくなると思うと気がラクだ。
これで行けるものなら、行きたい。
肝心の眠気だが、改善されているような気がする。
しかし、CPAP治療をある程度やっていると、クセがついて、CPAPをつけていなくてもSASが止まることもあるそうだ。
マウスピースをしている間は、CPAPをしていないので、どれぐらい睡眠中に呼吸が止まったかが記録されない。
これを記録するためには、またCPAPの病院で一泊検査する必要がある。
3万円だ。
歯医者の人の言によると、家ではCPAP、出張中はスリープスプリントと言う人もいるそうだ。
こういう話をCPAPの病院の人は全然してくれないのである。
マウスピースの存在じたい、ぼくが自分で言い出すまではしてくれなかった。
手術の話もしてくれない。
結局、患者がおとなしくCPAPを使って、月5千円払うことしか考えてないんじゃないか。
そういう根拠のない疑い、下種の勘繰りを、どうしようもなくしてしまう。
とりあえずぼくは、マウスピースが効いているかどうか、検査してもらうことにした。



2) マウスピースを装用する
3) 喉を手術する
4) 減量する
1) のCPAPの装用についてはすでに述べている。
2) のマウスピースの装用というのは、今回あとでゆっくり述べる。
3) の喉を手術するというのは扁桃腺やのどちんこのような部分を切除して喉の通りを良くするものだ。このサイトに詳しい。
ぼくは風邪をこじらせたときに内科で扁桃腺が大きいと言われたこともあり、切除術が効果があるかもしれないが、全身麻酔が必要な大手術の割りに、効果があるかどうか予見できないらしい。
4) は最も地道なものだが、太ったからSASになったとは限らないので、これも効くかどうか分からない。
効果がはっきりしないものばかりで、もどかしいことである。
さて、今日は 2) のマウスピースについて述べる。
病院通いを始めて2年目、ぼくはマウスピースについて興味を持った。

急に変なモノ見せてスミマセン。
商品名をスリープスプリント(Sleep Sprint)と言う。
スリープスプリントは入れ歯に似た硬質プラスチックのものであって、歯に噛み締めて使う。
そのとき、下顎をちょっと前に突き出す、受け口の形にするように調整する。
これによって、喉の通りがよくなり、SASが直る可能性がある。
しかしながら、これは軽症のSASに効果があると言われており、CPAPの病院に効いて見ると、ぼくは重症であるので、直らないかもしれないということだった。
で、マウスピースが確かに効いているかどうかは、もう一回マウスピースをした状態で一泊検査をする必要がある。
自由診療の個室検査で、3万円が掛かる。
ここは思案のしどころである。
ぼくは、CPAPをつけるのも、月イチで病院に通って一分間の診察をしてもらうのも、月々5千円払うのも、ウンザリだと思っていたので、出来ることはなんでもやるつもりになっていたので、マウスピースを試して見たい、とCPAPの病院に言った。
マウスピースを作れる歯科医院には限りがあって(幸いみなとみらいにも一軒あった。本当に職場がみなとみらいで助かった)、しかも、CPAPの医者の紹介状が必要とのことであった。
医者は、じゃあ紹介状をお渡ししましょう~、と世間話の口調で言った。
次回の診察のとき、当然紹介状をもらえると思っていたが、なんとなく妖怪アンテナが立ったので、病院に電話した。
(以降は、以前書いたブログの内容を再掲する)
ぼく:あのう、SASでお世話になってます深沢ですが
医療事務の人:ハイ
ぼ:今度、歯医者さんでマウスピースを処方してもらおうと思ってて
医:ハイ
ぼ:紹介状をいただくことになっていますが、今日もらえるでしょうか
医:アーそれでしたら、今日センセイに診ていただいて、その後ということになりますね
ぼ:今日診察してもらって、その場で書いてもらえますか?
医:いや、今日お話をいただいて、先生の了解が出れば、また後日にお出しすることになります
ぼ:いや、前回の診察の時に話は通ってるんで、今日もらえると思っていたんですが
医:ええと。。担当の医師が診察に入っておりますので、直接お話をしていただかないと
ぼ:それで、その場で書いてもらえるんですか?
医:いや、ですからまた後日に
ぼ:ゴジツって一か月後ですか?
医:いえ、先生の了解さえ出れば、数日後でも大丈夫です
ぼ:っていうか、そのために、あえて、わざわざ、エクストラで診察に行くんですか? で、お金も取りますか?
医:そうですねえ。あくまで紹介状は診察が必要ですので
ぼ:ですからその話は前回しました
医:ちょっと。。担当の医師が診察に入っておりますので
ぼ:診察って別に手術してるわけじゃないでしょう。私は先生に診てもらっているとき、看護婦さんが指示を仰ぎに来て診察を中断されたことが何回もありますけど、ぼくは別に気を悪くしたりはしませんでした。いま、先生に聞いてもらえますか。深沢さんが紹介状を書いてくださいって言ってますって、ものの数秒で言えるんじゃないですか。ぼくは前回の診察でマウスピースの話をしました。今日紹介状を受け取れるという認識を持っています。
ぼくは会社のビルの前の歩道を歩き回りながら電話していた。
左手で携帯電話を握りしめながら、ふと右の腕を見ると、腕に生えている毛がビッシリ逆立っている。
怒りで全身総毛立つと言うのは本当なんだなあと思ったのを覚えている。
上の会話を5万回ぐらい繰り返した後で、
医:分かりました。ではそのようにいたします
と言質を取った。
病院の人っていうのは、わざわざ患者が診察に行くことを、どう考えているのだろうか。
果たして診察の時に紹介状をもらって、歯医者に行った。
まず、通常の歯科診療で歯が完璧な状態になってから咬合の状態に合わせてマウスピースを調整するということだった。
ぼくは歯医者通いもいい加減にしていて、水銀アマルガムの差し歯などがあるので、それを直してもらった。
で、その後いよいよマウスピースの調整である。
歯型を取るために非常にケミカルなガムのようなものを噛んで、型をとり、一週間で完成。
1万円ぐらいだった。
それから何回か通って、きつ過ぎない様に調整してもらうのに、1回数百円掛かった。
それを噛んで寝る。
快適とは言いがたい。
口の中に何かを噛みながら寝て、寝られますか。
特にぼくはこらえ性がない方なので、こたえた。
でも、CPAPよりははるかに気軽で、月イチの診察や5千円の徴収がなくなると思うと気がラクだ。
これで行けるものなら、行きたい。
肝心の眠気だが、改善されているような気がする。
しかし、CPAP治療をある程度やっていると、クセがついて、CPAPをつけていなくてもSASが止まることもあるそうだ。
マウスピースをしている間は、CPAPをしていないので、どれぐらい睡眠中に呼吸が止まったかが記録されない。
これを記録するためには、またCPAPの病院で一泊検査する必要がある。
3万円だ。
歯医者の人の言によると、家ではCPAP、出張中はスリープスプリントと言う人もいるそうだ。
こういう話をCPAPの病院の人は全然してくれないのである。
マウスピースの存在じたい、ぼくが自分で言い出すまではしてくれなかった。
手術の話もしてくれない。
結局、患者がおとなしくCPAPを使って、月5千円払うことしか考えてないんじゃないか。
そういう根拠のない疑い、下種の勘繰りを、どうしようもなくしてしまう。
とりあえずぼくは、マウスピースが効いているかどうか、検査してもらうことにした。


