連載の第6回である。
前回までは、本の題材についてあれこれ考察し、とりあえず会社で培った技術を、世の中になくて困った本にまとめればいいんじゃないのというありきたりな考察をした。
世の中には小説や詩集に始まって、色々な本があるとは思うが、ここでは話の都合上、会社で培ったノウハウをまとめた技術書をとりあえずのターゲットにしよう。
実際ぼくのわずかな経験が生かせるのはその分野だけだ。
さて、構想がまとまったら、いよいよ書き始めるが、まずは習作、画家におけるデッサンのようなものを書き溜めた方がよい。
今であればブログであろう。
多くの人が出版を夢見てブログを書き溜めていると思うし、それが出版に結びついた例も多くある。
ブログから出版までというメソッドについてまとめた本やブログもあるだろう。
もっと直接的に、自分しか読まない本を、ちゃんと一冊で書いてしまう方法ももちろんあるだろう。
自分しか(まだ)読めない本なんてロマンチックではないだろうか。
こんなに面白いのに、まだ俺しか読めないなんて・・・!
いわゆる私家版の本を書くというのは、執筆の始め方としては正統的なものであり、自由時間の使い方として意義があると思う。
ただし、一冊の本になるのを目標に、出版の目星もつかないのに「まえがき」からバリバリと書くというのはあまり勧めない。
やっても続かないと思うのだ。
いつまで経ってもなかなか終わらない。
執筆の最大の難関は長時間掛かるということ、一人でやらないといけないということ、その結果孤独になると言うことだ。
書いていて寂しいから文章にジョークを入れたりする。
ぼくは文章にはジョークを入れたほうがいいと思っているが、誰が読むか目星もついていない本にジョークなんか書いていると、しみじみと寂寥感を感じてしまう。
ぼくが勧めるのは、業務手順書を書くことだ。
前回までは、本の題材についてあれこれ考察し、とりあえず会社で培った技術を、世の中になくて困った本にまとめればいいんじゃないのというありきたりな考察をした。
世の中には小説や詩集に始まって、色々な本があるとは思うが、ここでは話の都合上、会社で培ったノウハウをまとめた技術書をとりあえずのターゲットにしよう。
実際ぼくのわずかな経験が生かせるのはその分野だけだ。
さて、構想がまとまったら、いよいよ書き始めるが、まずは習作、画家におけるデッサンのようなものを書き溜めた方がよい。
今であればブログであろう。
多くの人が出版を夢見てブログを書き溜めていると思うし、それが出版に結びついた例も多くある。
ブログから出版までというメソッドについてまとめた本やブログもあるだろう。
もっと直接的に、自分しか読まない本を、ちゃんと一冊で書いてしまう方法ももちろんあるだろう。
自分しか(まだ)読めない本なんてロマンチックではないだろうか。
こんなに面白いのに、まだ俺しか読めないなんて・・・!
いわゆる私家版の本を書くというのは、執筆の始め方としては正統的なものであり、自由時間の使い方として意義があると思う。
ただし、一冊の本になるのを目標に、出版の目星もつかないのに「まえがき」からバリバリと書くというのはあまり勧めない。
やっても続かないと思うのだ。
いつまで経ってもなかなか終わらない。
執筆の最大の難関は長時間掛かるということ、一人でやらないといけないということ、その結果孤独になると言うことだ。
書いていて寂しいから文章にジョークを入れたりする。
ぼくは文章にはジョークを入れたほうがいいと思っているが、誰が読むか目星もついていない本にジョークなんか書いていると、しみじみと寂寥感を感じてしまう。
ぼくが勧めるのは、業務手順書を書くことだ。
普段の仕事のノウハウを、どんどん手順書にまとめて、同僚にメールで出したり、会社のイントラに上げておく。
自営業であったり、そういう雰囲気の会社でなくても、自分だけの手順書を書いておくというのは、仕事の進め方として非常にスムーズだ。
兼業ライターというと、自由時間をつぶして著作に取り組むとか、本業をないがしろにして副業に取り組むという、負のイメージがある。
しかし、作業をしながらその業務をスムーズにするために手順書を書くというのは、本業と副業との両方が能率アップする。
シナジー効果が上がるのである。
いや、会社員をしながら推理小説を書くのも、経営者をしながら詩集を書くのも、実際にはシナジー効果があるはずだ。
でも、初心者のうちはなかなかその効果が得にくい。
その点、業務手順書であればすぐに書けるし、効果がすぐに体感できる。
ガッツリ本の形式にする必要はなくて、箇条書きで良い。
最近流行のチェックリストで良い。
たとえば、先日ぼくは英語のメールの書き方というブログトピックを起こした。
これもチェックリストにまとめることが出来る。
(正確に言うと英語のメールの返事の仕方であるが)
□「全員に返信」ボタンを押す
□関係者全員あてのメールが全文引用で出来る
□自分の署名が入るようにあらかじめ設定しておく
□ToとCcを本文の先頭に除けておく
□来たメールを改行を入れながら読む
□分からない単語をマウスオーバー辞書で調べて意味を書く
□返事を書く
□適宜もらったメールから引用する
□適宜もらったメールの表現をパクる
□読み返す
□ToとCcを元に戻す
□「送信」ボタンを押す
こんなちょっとしたことでも、チェックリストにすると結構な読み応えがあるのではないだろうか。
確実に自分の役に立つことであり、自分なりの視点があり、内容がある。
逆に言うとこのチェックリストがあれば、前に書いたブログのトピックぐらいであれば書けてしまうのだ。
で、このチェックリストは仕事に強力に役立つ。
コピーして、レを入れながら進めていくだけで、最小の労力で仕事が片付くわけである。
チェックリストに不備があれば、作業中に直していく。
どんどん仕事のやり方が洗練されて行く。
チェックリストを作るのは、堂々と業務中にやってもいいだろう。
でも、アッと言う間に出来てしまうので、週に1時間残業してやるのもいい。
(実際には朝早くやった方がいい)
週に1個作ったら、年に52個出来る。
20個ぐらい作っていると、社内で話題になるのではないか。
人に仕事を頼むときも超ラクチンである。
このリストをピッと渡すだけだ。
オススメなのが客にチェック済みのリストを一緒に納品してしまうことだ。
これは一般的なやり方であろう。
何をどの手順でやったのかアリアリと分かる。
不具合があったときに自分を守ってくれるのである。
別に兼業ライターなんかになるつもりがなくても、チェックリストは作ったほうがいい。
やみつきになる。
自分の人生、自分が主人公という気持ちになるのである。
仕事=やらされてる=ツライという円環から脱することが出来る。
そして「仕事が終わった後、残るものがある」という喜びが得られる。
これはツールを作っていても思うことだ。
次回からは同じ仕事が超ラクチンに進む。
「俺は仕事をしているだけでなく、世の中を良くしている」という実感が得られる。
こんなちょっとしたことで、である。
これはやらない手はない。
会社の仕事は、なんでも、当たるを幸いチェックリストにしていけばよい。
全然体裁に凝る必要はない。
あと、長い文章の形にする必要もない。
実際、業務においては、長い文章よりもチェックリストの方が明らかに喜ばれる。
何個も、何十個もチェックリストを作って、整理していると、「流れ」が見えてくる。
自分が仕事によって培った、より大きなコンテキストが見えてくるのである。
こうなればしめたものだ。
自営業であったり、そういう雰囲気の会社でなくても、自分だけの手順書を書いておくというのは、仕事の進め方として非常にスムーズだ。
兼業ライターというと、自由時間をつぶして著作に取り組むとか、本業をないがしろにして副業に取り組むという、負のイメージがある。
しかし、作業をしながらその業務をスムーズにするために手順書を書くというのは、本業と副業との両方が能率アップする。
シナジー効果が上がるのである。
いや、会社員をしながら推理小説を書くのも、経営者をしながら詩集を書くのも、実際にはシナジー効果があるはずだ。
でも、初心者のうちはなかなかその効果が得にくい。
その点、業務手順書であればすぐに書けるし、効果がすぐに体感できる。
ガッツリ本の形式にする必要はなくて、箇条書きで良い。
最近流行のチェックリストで良い。
たとえば、先日ぼくは英語のメールの書き方というブログトピックを起こした。
これもチェックリストにまとめることが出来る。
(正確に言うと英語のメールの返事の仕方であるが)
□「全員に返信」ボタンを押す
□関係者全員あてのメールが全文引用で出来る
□自分の署名が入るようにあらかじめ設定しておく
□ToとCcを本文の先頭に除けておく
□来たメールを改行を入れながら読む
□分からない単語をマウスオーバー辞書で調べて意味を書く
□返事を書く
□適宜もらったメールから引用する
□適宜もらったメールの表現をパクる
□読み返す
□ToとCcを元に戻す
□「送信」ボタンを押す
こんなちょっとしたことでも、チェックリストにすると結構な読み応えがあるのではないだろうか。
確実に自分の役に立つことであり、自分なりの視点があり、内容がある。
逆に言うとこのチェックリストがあれば、前に書いたブログのトピックぐらいであれば書けてしまうのだ。
で、このチェックリストは仕事に強力に役立つ。
コピーして、レを入れながら進めていくだけで、最小の労力で仕事が片付くわけである。
チェックリストに不備があれば、作業中に直していく。
どんどん仕事のやり方が洗練されて行く。
チェックリストを作るのは、堂々と業務中にやってもいいだろう。
でも、アッと言う間に出来てしまうので、週に1時間残業してやるのもいい。
(実際には朝早くやった方がいい)
週に1個作ったら、年に52個出来る。
20個ぐらい作っていると、社内で話題になるのではないか。
人に仕事を頼むときも超ラクチンである。
このリストをピッと渡すだけだ。
オススメなのが客にチェック済みのリストを一緒に納品してしまうことだ。
これは一般的なやり方であろう。
何をどの手順でやったのかアリアリと分かる。
不具合があったときに自分を守ってくれるのである。
別に兼業ライターなんかになるつもりがなくても、チェックリストは作ったほうがいい。
やみつきになる。
自分の人生、自分が主人公という気持ちになるのである。
仕事=やらされてる=ツライという円環から脱することが出来る。
そして「仕事が終わった後、残るものがある」という喜びが得られる。
これはツールを作っていても思うことだ。
次回からは同じ仕事が超ラクチンに進む。
「俺は仕事をしているだけでなく、世の中を良くしている」という実感が得られる。
こんなちょっとしたことで、である。
これはやらない手はない。
会社の仕事は、なんでも、当たるを幸いチェックリストにしていけばよい。
全然体裁に凝る必要はない。
あと、長い文章の形にする必要もない。
実際、業務においては、長い文章よりもチェックリストの方が明らかに喜ばれる。
何個も、何十個もチェックリストを作って、整理していると、「流れ」が見えてくる。
自分が仕事によって培った、より大きなコンテキストが見えてくるのである。
こうなればしめたものだ。