電子機器メーカーは独自規格を打ち出して「囲い込み」を試みることがある。
有名なのはソニーで、ビデオテープのベータマックスで覇を唱えんとしたが、後発で性能が悪いはずのVHSに負けてしまった。
パソコン用メモリーのメモリースティックというのもあったが、SDカードに敗れ去ってしまった。
音楽ファイルフォーマットのATRACというのもあったが、結局標準フォーマットのMP3、AAC、FLACに敗れ去ってしまった。
他にもiLink、MD、8ミリビデオ、DV(デジタルビデオ)というのもあったが、めっきり見かけなくなってしまった。
元気いっぱいの間はうっとうしかったが、なくなったらなくなったで寂しい気もする。
これからもどんどん珍妙な新規格を世に問うて欲しいものだ。
最近はAppleにこの手のが多い。
iPhone(およびiPadやiPod)のデータ転送/充電ケーブルは、当初ドックコネクターという幅広のものだった。
あれがうっとうしかった。各社からホコリ除けのフタが出ていて、何度も買ったが、すぐになくしてしまう。
最近はLightningケーブルという、小ぶりで表裏がない(性格的に、という意味でなく、物理的にどちらに向けても入る)コネクターになった。
他のスマホ、情報機器のメーカーはほとんどMicro USBというコネクターを使っている。
じっさい、Lightningケーブルは、パソコン/充電器側はUSBコネクターなのだ。
(それにしてもAppleってFirewireとかThunderboltとかLightningとか、なんでケーブルの名前がヘビメタ的なんだろ)
Juice Packというカバー兼用の充電池があって、iPhoneをスッポリ覆うんだけど、Micro USBコネクターがついている。
ここからMicro USBケーブルでPCと接続すると、なんと充電ばかりかデータ同期もできてしまうのだ。
つまり、USBで何の問題もない!
まあLightningには表裏どっちでも挿せるという微妙なアドバンテージがあるんだけど、問題はメーカー純正のケーブルがすぐに断線してしまうということだ。
初代はiPhone側のコネクタの皮がすぐヘタってしまって導線がむき出しになった。
曲げに弱く、挿したまま使うのが悪いらしい。挿したまま使うぐらい自由にさせてくれよ!
それで中国製のサードパーティ製品、それもリトラクタブル式のを使っていた。中間にリールがあって、伸縮収納ができる。こいつはいいやと思った。
ところがすぐに使えなくなった。もともと製品が悪かったのか、iOSがバージョンアップして対策したのか知らない。
ところがこれ、純正品がすごく高いのだ。1500円ぐらいする。これはiPhone中毒の人から暴利を貪っていると言われても仕方ないだろう。
しばらく純正品を使っていると断線する。
「お使いのアクセサリーはiPhoneに対応してません」とか言われるのだ。自分ちで出しておいて対応してませんもないもんだ。ひどいよ!
Amazonから出ている、Amazon Basicというブランドのやつが結構見た目が良くて、高いけど純正よりは安いので使っていた。
しかしほどなく断線した。
目に見えない断線だ。
同じケーブルでiPadを充電してみると充電できない。
別のケーブルで、さっき充電できなかったiPhoneを充電してみるとできない。
他に、充電器を変えたりして、結局ケーブルに原因があると特定する。面倒くさい。ケーブルぐらい完璧に作れないのか。
それで、思った。家にはMicro USBのケーブルがくさるほどある。
いろんな周辺機器はほとんどMicro USB対応で、いちいちMicro USBのケーブルがついてくる。
でも充電はそんなにいっぺんにしないので、ケーブルが余るのだ。
これをiPhone用に使いまわせないだろうか。
それで、Micro USB<=>Lightningのコネクター変換コネクターというのを買ってみた。
Micro USBメスのコネクターとLightningオスのコネクターをくっつけたもので、これにMicro USBケーブルを挿すとLightningケーブルとして使える。
使ってみたが、今のところ何の問題もなく使える。
ケーブルが断線するときは、ほぼ確実にiPhone側のコネクターの近くで起こる。
だから、今度こわれたら、ケーブルだけ差し替えて使えばいいのだ。
Micro USBのケーブルは余っているし、買っても安いから、これで悩みから解放される。
もっとも秋の新型iPhoneからは、USB-Cになるとも、ワイヤレス充電になるとも言われているが、どうなるか分からない。
まあ、600円ぐらいと安くて良かった。
Appleは本当に端子が独特で、MacにLanをつなごうとしたり、HDMIをつなごうとしたりすると、10センチぐらいのケーブルにコネクターがついたものを買わされる。これが、工業美を極めたAppleの製品とは思えないぐらいブサイクで、5千円ぐらい平気でする。このへん、本気でAppleは純正の周辺機器ですべて固めさせようというクローズドな意思を感じる。ジョブズ時代からずっとこうだ。
このへんがAppleのイヤなところだが、それでコストを下げて品質を保ってる部分もあるんだろう。
パソコン用メモリーのメモリースティックというのもあったが、SDカードに敗れ去ってしまった。
音楽ファイルフォーマットのATRACというのもあったが、結局標準フォーマットのMP3、AAC、FLACに敗れ去ってしまった。
他にもiLink、MD、8ミリビデオ、DV(デジタルビデオ)というのもあったが、めっきり見かけなくなってしまった。
元気いっぱいの間はうっとうしかったが、なくなったらなくなったで寂しい気もする。
これからもどんどん珍妙な新規格を世に問うて欲しいものだ。
最近はAppleにこの手のが多い。
iPhone(およびiPadやiPod)のデータ転送/充電ケーブルは、当初ドックコネクターという幅広のものだった。
あれがうっとうしかった。各社からホコリ除けのフタが出ていて、何度も買ったが、すぐになくしてしまう。
最近はLightningケーブルという、小ぶりで表裏がない(性格的に、という意味でなく、物理的にどちらに向けても入る)コネクターになった。
他のスマホ、情報機器のメーカーはほとんどMicro USBというコネクターを使っている。
じっさい、Lightningケーブルは、パソコン/充電器側はUSBコネクターなのだ。
(それにしてもAppleってFirewireとかThunderboltとかLightningとか、なんでケーブルの名前がヘビメタ的なんだろ)
Juice Packというカバー兼用の充電池があって、iPhoneをスッポリ覆うんだけど、Micro USBコネクターがついている。
ここからMicro USBケーブルでPCと接続すると、なんと充電ばかりかデータ同期もできてしまうのだ。
つまり、USBで何の問題もない!
まあLightningには表裏どっちでも挿せるという微妙なアドバンテージがあるんだけど、問題はメーカー純正のケーブルがすぐに断線してしまうということだ。
初代はiPhone側のコネクタの皮がすぐヘタってしまって導線がむき出しになった。
曲げに弱く、挿したまま使うのが悪いらしい。挿したまま使うぐらい自由にさせてくれよ!
それで中国製のサードパーティ製品、それもリトラクタブル式のを使っていた。中間にリールがあって、伸縮収納ができる。こいつはいいやと思った。
ところがすぐに使えなくなった。もともと製品が悪かったのか、iOSがバージョンアップして対策したのか知らない。
ところがこれ、純正品がすごく高いのだ。1500円ぐらいする。これはiPhone中毒の人から暴利を貪っていると言われても仕方ないだろう。
しばらく純正品を使っていると断線する。
「お使いのアクセサリーはiPhoneに対応してません」とか言われるのだ。自分ちで出しておいて対応してませんもないもんだ。ひどいよ!
Amazonから出ている、Amazon Basicというブランドのやつが結構見た目が良くて、高いけど純正よりは安いので使っていた。
しかしほどなく断線した。
目に見えない断線だ。
同じケーブルでiPadを充電してみると充電できない。
別のケーブルで、さっき充電できなかったiPhoneを充電してみるとできない。
他に、充電器を変えたりして、結局ケーブルに原因があると特定する。面倒くさい。ケーブルぐらい完璧に作れないのか。
それで、思った。家にはMicro USBのケーブルがくさるほどある。
いろんな周辺機器はほとんどMicro USB対応で、いちいちMicro USBのケーブルがついてくる。
でも充電はそんなにいっぺんにしないので、ケーブルが余るのだ。
これをiPhone用に使いまわせないだろうか。
それで、Micro USB<=>Lightningのコネクター変換コネクターというのを買ってみた。
Micro USBメスのコネクターとLightningオスのコネクターをくっつけたもので、これにMicro USBケーブルを挿すとLightningケーブルとして使える。
使ってみたが、今のところ何の問題もなく使える。
ケーブルが断線するときは、ほぼ確実にiPhone側のコネクターの近くで起こる。
だから、今度こわれたら、ケーブルだけ差し替えて使えばいいのだ。
Micro USBのケーブルは余っているし、買っても安いから、これで悩みから解放される。
もっとも秋の新型iPhoneからは、USB-Cになるとも、ワイヤレス充電になるとも言われているが、どうなるか分からない。
まあ、600円ぐらいと安くて良かった。
Appleは本当に端子が独特で、MacにLanをつなごうとしたり、HDMIをつなごうとしたりすると、10センチぐらいのケーブルにコネクターがついたものを買わされる。これが、工業美を極めたAppleの製品とは思えないぐらいブサイクで、5千円ぐらい平気でする。このへん、本気でAppleは純正の周辺機器ですべて固めさせようというクローズドな意思を感じる。ジョブズ時代からずっとこうだ。
このへんがAppleのイヤなところだが、それでコストを下げて品質を保ってる部分もあるんだろう。