今日、2月18日は、吉祥寺シアターで催された演劇、集団as if〜の「守里の双眸」、初日を観て来た。
 すごく面白かった!

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守里の双眸 | 集団as if~ [演劇公演紹介] 演劇・ミュージカル等のクチコミ&チケット予約★CoRich舞台芸術!

 吉祥寺シアターは名の通り吉祥寺駅からほど近い大きなホールだ。
 今回は廻天百眼の紅日毬子さんが出られるので、専用ネット窓口から予約して行った。
 受付開始の18時にガッツいて行ったら、整理番号が13番だった。

 設定自体が異世界を舞台にしたファンタジーで、ちょっとでも書くとネタバレになってしまうから書かない。
 壮大な世界を描いたもので良かった。
 戦争や文明の相剋が出てくるので、最初は風詩劇かと思っていたのだが、それどころではない、人間の深淵に迫る内容だった。

 残酷な話だが、随所に笑いが散りばめられていて、客席も沸いていて良かった。
 最初に観客に小さなカードが配られて、それに書いたセリフを織り込んだ即興劇を演じたりする。

 以前から思っていたんだけど、映画やドラマではここまでガッツリ深刻な内容にガッツリ笑いが挟まっていることはあまりない。
 どちらかに偏っているか、散漫な印象になってしまうかどっちかだ。
 でも演劇では、悲劇と爆笑とが交互に挟み込まれていても違和感がなく、観客は良く笑い、良く泣く。
 それだけ演じる側と見る側が緊密な結びつきがあるからだろうか。

 若い役者陣の力演に圧倒された。
 舞台は廻天百眼の世界とはまったく違うものだが、紅日毬子さんはいつもの紅日毬子さんで、そこに感動した。
 最前列左めにガッツリ陣取ったのだが、この席が毬子様の全見せ場が堪能できて良かった。

 21日日曜日までやっている。