さて、メインの作業はデスクトップパソコンで済ませ、出先の情報ブラウズはiPhoneで済ませるとしても、ノートパソコンは欲しくなる。
出張や旅行時にまとまった文章を書くのに必要だし、週末に家で煮詰まったらカフェで文章を打ち込むのもいい。
あと、ベッドサイドでネットを見ながらブラブラしたい。
こういう欲求があると、ノートはノートで欲しくなる。
最近のノートは性能がいいし安くなっているので、ライトユーザーの場合はノートで完結させるのも可能だと思う。
このノートパソコンにおいても、ぼくの変なこだわりのせいで、選択が狭まってしまう。
USキーボードへのこだわりである。
最初に勤めた会社が外国人が多かった関係で、USキーボードを無理に使わされていた。
で、それがカッコイイと思ってしまった。
だいたいローマ字かなで入力するのでカナキートップはいらない。
Ctrl+U(無変換)、I(全角カナ)、O(半角カナ)、P(英字)というショートカットを覚えてしまえば、変換、無変換もいらない。
だったらスペースバーが長いほうがいい。
ということで、USキーボード版のあるノートから選ぶことになる。
ということで、NEC、富士通、東芝と行った個性的なマシンを出しているメーカーが全部圏外になってしまう。
もっとも、こういったメーカーは癖が強く、買ったらいろんないらないソフト(らくらく年賀状とかそういうの)が入っているので、もともとあまり好みではない。
Dell、HPといった外資系のメーカーも意外とUSキーボード版ノートを売ってくれない。
Dellというメーカーは、以前はWindowsの代わりにLinuxを入れますとか、キーボードもUSが選べますとかいろいろおいしいことを言っていたのだが、だんだんやめて来ている。
もっとも、外国から個人輸入すればDell、HPはもとより富士通であろうが東芝であろうがUSキーボードの筐体は手に入るので、高いお金を払ってWindowsを買って、インストールしてドライバーを入れて・・・ということをすれば使えないこともない。
でも最近はパワーがなくなってそういうこともやめてしまった。
故障時の対応も考えるとちょっと気が引ける。
ということで、USキーボード基準に選ぶとLenovo ThinkPad、Sony VAIO、Apple Macbookの3つから選ぶのが一番カンタンだ。
この3つは性能からいっても、筐体の作りから言っても現在のトップメーカーであって、わざわざJISキーボードに妥協して他のメーカーの製品を選ぶ必要はない。
しかしながら、Sony VAIOは少しキー配列が違うので少し違和感がある。
さて、AppleのMacbook Airはあるとき必要に迫られて買った。
MBA、という略称で呼ばれることが多い。
アメリカのビジネス資格のことではないので注意が必要である。
これは、文字コード【超】研究を書くために、Macの漢字コードや文字パレット、Perlの動作を確認するために買ったのである。
最小構成で8万円。
昔のノートの値段を考えれば安いと思ったが、メモリやSSDを後から載せかえられないので、本気で使うならフル装備で買った方が良い。
上にはAmazonのリンクが貼ってあるが、ぼくはUSキーボード版が欲しかったので渋谷のApple Storeで買った。
USキーボードのノートパソコンがその日にガッと店頭で買えて、そのまま持ち帰れるのはMacだけだろう。
ぼくは本気で使う気がなかったので、最小構成で買ったが、後で猛烈に後悔した。
ものすごく使いやすいのである。
フタを開くとスッと起動する。
フタを閉めるとスッと停止する。
いや、もちろんスリープ/スリープ解除しているだけだが、Windowsと比べて「なんかおかしいから再起動」「なんか重くなってきたから再起動」ということがない。
携帯電話なみに、電源を入れっぱなしで使う機械である。
もう何ヶ月も再起動していない。
iPhoneよりも安定している。
画面が美しく、明るく、視野角が広い。
寝ながら動画を見るのに最高である。
寝ながら動画を見たり、寝ながらWebを見たり、そういうダラダラした用事は、実はiPadよりもMBAの方がいいと思う。
というのは、二つに折れて立つからである。
磁石でくっつくACアダプターもすばらしい。
カンタンにくっつき、カンタンに外れる。
こういう家電としてのすばらしさがAppleの良さである。
そしてトラックパッドがすばらしい。
ノートパソコンの価格低下のために始まった、あのトラックパッドという板をこするインターフェイスは、昔は非常に使いづらかったが、MBAのは洗練の極致に達している。
特に2本指押し込みは右クリック、2本指こすりはスクロールというインターフェイスが良い。
ぼくはトラックボール派であったが、このインターフェイスに出会って、これこそが究極のポインティング ディヴァイスだと思った。
寝ながら使っても最高である。
そしてアルミ削り出しの筐体の剛性感がすばらしい。
ぼくはベッドと壁の間に落として隠しているが、こんな使い方でも全然不安がない。
まさに生活パソコンである。
OSとしてのMac OS XとWindowsとの違いは、問題が大きすぎるので項を分ける。
現状で言うと、ぼくはMac OS Xはあまりなじめない。
どのファイルがどこに入っているか、感覚的につかみづらいのである。
でもまあ、ぼく個人の問題としてWindowsに慣れきっていること、会社の仕事がWindows 100%であることを考えると、単に慣れの問題であろう。
なお、VMWare Fusionを使った仮想化でWindowsも使えば使えるのだが、個人的にUSBドライバーなどで問題が多すぎるので、日常的に使う気にはなれなかった。
MacキーボードでWindowsを使うのにも慣れない。
これも真剣にハックしたわけではないので、ちゃんとした評価ではない。
さて、Macはベッドサイドでダラダラ動画を見たりネットを見たりするのに使うとして、本気で出先で仕事するのにWindowsのノートも欲しくなった。
Sony VAIOとLenovo ThinkPadから選ぶことになるが、今回は安いのでLenovo ThinkPadを選んでみた。
これはUSキーボードが欲しければBTOになる。
中国発送で、ものすごく時間が掛かるので有名である。
今回はMBAのときのような後悔をしたくないので、メモリは限度いっぱいまで多くし、SSDを256GBという王様仕様で買った。
それでも8万円台だからノートパソコンも安くなったものである。
結論から言うと、Windowsのノートとしては何の問題もない部類であろう。
数年前だったらこの品質に狂喜乱舞していたはずだ。
キーボードも打ちやすい。
ただ、今のぼくは「こりゃダメだ」と思った。
というか、MBAが使いやす過ぎるのである。
MBAと比較したThinkPadのディスアドヴァテージを言うと、まず、スリープからの起動が遅い。
ワンテンポ掛かる。
この時間が、MBAに慣れきっているとものすごく負担に思うのである。
そしてWiFiの認識が遅い。
こういうのは単純に品質の問題であって、Lenovoも大メーカーなのだから、ライヴァルの製品は研究するべきだと思う。
MacとWindowsと両方使う人がいないので、こういう比較をする人がいないのだろうか。
そして液晶が暗く、見づらい。
筐体もプラスティッキーであって、堅牢性に乏しい。
余計なLenovoなんとかセンターというソフトウェアがいっぱい入っていて、邪魔なことおびただしい。
必要なことを良かれと思ってやっているのだろうが、洗練されていず、ユーザーサイドから見てウザいのである。
これ、単純に2台のパソコンを、両方自腹を切って買って、ガチで比較すると分かることである。
MBAとX121eが正当なライヴァル機なのかどうか知らないが(価格帯では同じ)、単純にこの2台をベッドサイドで比較してみると、MBAの圧勝である。
つくづく思うのだが、生活の中で、ちょっとネットを見たい、ちょっと動画を見たいという使い方をするものほど、品質と性能が要求されるのではないか。
家電は本当にすぐれたものでないとストレスがたまるわけである。
Appleは洗練されたオシャレな企業、情報産業のトップを行く先進企業、というイメージがあって、そのイメージに反感を持っている人もいるかもしれないが、実際にiPhone、iPad、MBAというApple製品を使ってみて感じるのは、家電としての品質の高さ、生活の邪魔にならない静謐でシンプルな美しさである。
ThinkPadの方が明らかにすぐれていると思うのはキーボードである。
これはやはりIBM時代からの経験があり、人間工学的にすぐれたキーボードなのだろうし、MBAのあの薄い筐体にはちゃんとしたキーボードは入れ辛いのだろう。
ちなみにデスクトップで使うのであれば、MacにUSBキーボードを挿せばいいと思う。
今ちょっとMBAにレアフォを挿してみたが、いい感じだ。
(左シフトキーの右側のキーを押してください、右シフトキーの左側のキーを押してください、ASCIIキーボードをお使いですね、と画面が出たのが未来的!)
いずれこの運用は本格的に試してみたい。
キーボードの問題さえ解決すれば、Macに軸足を移すことも考えられるだろう。
コンソールさえ起動してしまえばBSDなので、ちょっとしたハックはそっちで楽しめる可能性も高い。
Office 2011も出たので、そこそこ会社の仕事も出来るだろう。
ただし、今度Macを買うなら、MBAの次期バージョンになるだろう。
「新しいiPad」のRatinaディスプレイを見てしまったので、あのディスプレイのノートパソコンが出ればすぐに移行してしまうだろう。
Windows陣営もUltrabookの規格が出来て、MBAキラー(そっくり)機が次々と出ているので、その品質も注目したい。
チェックポイントは分かったので、失敗しない買い物をしたいものである。
USキーボードへのこだわりである。
最初に勤めた会社が外国人が多かった関係で、USキーボードを無理に使わされていた。
で、それがカッコイイと思ってしまった。
だいたいローマ字かなで入力するのでカナキートップはいらない。
Ctrl+U(無変換)、I(全角カナ)、O(半角カナ)、P(英字)というショートカットを覚えてしまえば、変換、無変換もいらない。
だったらスペースバーが長いほうがいい。
ということで、USキーボード版のあるノートから選ぶことになる。
ということで、NEC、富士通、東芝と行った個性的なマシンを出しているメーカーが全部圏外になってしまう。
もっとも、こういったメーカーは癖が強く、買ったらいろんないらないソフト(らくらく年賀状とかそういうの)が入っているので、もともとあまり好みではない。
Dell、HPといった外資系のメーカーも意外とUSキーボード版ノートを売ってくれない。
Dellというメーカーは、以前はWindowsの代わりにLinuxを入れますとか、キーボードもUSが選べますとかいろいろおいしいことを言っていたのだが、だんだんやめて来ている。
もっとも、外国から個人輸入すればDell、HPはもとより富士通であろうが東芝であろうがUSキーボードの筐体は手に入るので、高いお金を払ってWindowsを買って、インストールしてドライバーを入れて・・・ということをすれば使えないこともない。
でも最近はパワーがなくなってそういうこともやめてしまった。
故障時の対応も考えるとちょっと気が引ける。
ということで、USキーボード基準に選ぶとLenovo ThinkPad、Sony VAIO、Apple Macbookの3つから選ぶのが一番カンタンだ。
この3つは性能からいっても、筐体の作りから言っても現在のトップメーカーであって、わざわざJISキーボードに妥協して他のメーカーの製品を選ぶ必要はない。
しかしながら、Sony VAIOは少しキー配列が違うので少し違和感がある。
さて、AppleのMacbook Airはあるとき必要に迫られて買った。
MBA、という略称で呼ばれることが多い。
アメリカのビジネス資格のことではないので注意が必要である。
これは、文字コード【超】研究を書くために、Macの漢字コードや文字パレット、Perlの動作を確認するために買ったのである。
最小構成で8万円。
昔のノートの値段を考えれば安いと思ったが、メモリやSSDを後から載せかえられないので、本気で使うならフル装備で買った方が良い。
上にはAmazonのリンクが貼ってあるが、ぼくはUSキーボード版が欲しかったので渋谷のApple Storeで買った。
USキーボードのノートパソコンがその日にガッと店頭で買えて、そのまま持ち帰れるのはMacだけだろう。
ぼくは本気で使う気がなかったので、最小構成で買ったが、後で猛烈に後悔した。
ものすごく使いやすいのである。
フタを開くとスッと起動する。
フタを閉めるとスッと停止する。
いや、もちろんスリープ/スリープ解除しているだけだが、Windowsと比べて「なんかおかしいから再起動」「なんか重くなってきたから再起動」ということがない。
携帯電話なみに、電源を入れっぱなしで使う機械である。
もう何ヶ月も再起動していない。
iPhoneよりも安定している。
画面が美しく、明るく、視野角が広い。
寝ながら動画を見るのに最高である。
寝ながら動画を見たり、寝ながらWebを見たり、そういうダラダラした用事は、実はiPadよりもMBAの方がいいと思う。
というのは、二つに折れて立つからである。
磁石でくっつくACアダプターもすばらしい。
カンタンにくっつき、カンタンに外れる。
こういう家電としてのすばらしさがAppleの良さである。
そしてトラックパッドがすばらしい。
ノートパソコンの価格低下のために始まった、あのトラックパッドという板をこするインターフェイスは、昔は非常に使いづらかったが、MBAのは洗練の極致に達している。
特に2本指押し込みは右クリック、2本指こすりはスクロールというインターフェイスが良い。
ぼくはトラックボール派であったが、このインターフェイスに出会って、これこそが究極のポインティング ディヴァイスだと思った。
寝ながら使っても最高である。
そしてアルミ削り出しの筐体の剛性感がすばらしい。
ぼくはベッドと壁の間に落として隠しているが、こんな使い方でも全然不安がない。
まさに生活パソコンである。
OSとしてのMac OS XとWindowsとの違いは、問題が大きすぎるので項を分ける。
現状で言うと、ぼくはMac OS Xはあまりなじめない。
どのファイルがどこに入っているか、感覚的につかみづらいのである。
でもまあ、ぼく個人の問題としてWindowsに慣れきっていること、会社の仕事がWindows 100%であることを考えると、単に慣れの問題であろう。
なお、VMWare Fusionを使った仮想化でWindowsも使えば使えるのだが、個人的にUSBドライバーなどで問題が多すぎるので、日常的に使う気にはなれなかった。
MacキーボードでWindowsを使うのにも慣れない。
これも真剣にハックしたわけではないので、ちゃんとした評価ではない。
さて、Macはベッドサイドでダラダラ動画を見たりネットを見たりするのに使うとして、本気で出先で仕事するのにWindowsのノートも欲しくなった。
Sony VAIOとLenovo ThinkPadから選ぶことになるが、今回は安いのでLenovo ThinkPadを選んでみた。
これはUSキーボードが欲しければBTOになる。
中国発送で、ものすごく時間が掛かるので有名である。
今回はMBAのときのような後悔をしたくないので、メモリは限度いっぱいまで多くし、SSDを256GBという王様仕様で買った。
それでも8万円台だからノートパソコンも安くなったものである。
結論から言うと、Windowsのノートとしては何の問題もない部類であろう。
数年前だったらこの品質に狂喜乱舞していたはずだ。
キーボードも打ちやすい。
ただ、今のぼくは「こりゃダメだ」と思った。
というか、MBAが使いやす過ぎるのである。
MBAと比較したThinkPadのディスアドヴァテージを言うと、まず、スリープからの起動が遅い。
ワンテンポ掛かる。
この時間が、MBAに慣れきっているとものすごく負担に思うのである。
そしてWiFiの認識が遅い。
こういうのは単純に品質の問題であって、Lenovoも大メーカーなのだから、ライヴァルの製品は研究するべきだと思う。
MacとWindowsと両方使う人がいないので、こういう比較をする人がいないのだろうか。
そして液晶が暗く、見づらい。
筐体もプラスティッキーであって、堅牢性に乏しい。
余計なLenovoなんとかセンターというソフトウェアがいっぱい入っていて、邪魔なことおびただしい。
必要なことを良かれと思ってやっているのだろうが、洗練されていず、ユーザーサイドから見てウザいのである。
これ、単純に2台のパソコンを、両方自腹を切って買って、ガチで比較すると分かることである。
MBAとX121eが正当なライヴァル機なのかどうか知らないが(価格帯では同じ)、単純にこの2台をベッドサイドで比較してみると、MBAの圧勝である。
つくづく思うのだが、生活の中で、ちょっとネットを見たい、ちょっと動画を見たいという使い方をするものほど、品質と性能が要求されるのではないか。
家電は本当にすぐれたものでないとストレスがたまるわけである。
Appleは洗練されたオシャレな企業、情報産業のトップを行く先進企業、というイメージがあって、そのイメージに反感を持っている人もいるかもしれないが、実際にiPhone、iPad、MBAというApple製品を使ってみて感じるのは、家電としての品質の高さ、生活の邪魔にならない静謐でシンプルな美しさである。
ThinkPadの方が明らかにすぐれていると思うのはキーボードである。
これはやはりIBM時代からの経験があり、人間工学的にすぐれたキーボードなのだろうし、MBAのあの薄い筐体にはちゃんとしたキーボードは入れ辛いのだろう。
ちなみにデスクトップで使うのであれば、MacにUSBキーボードを挿せばいいと思う。
今ちょっとMBAにレアフォを挿してみたが、いい感じだ。
(左シフトキーの右側のキーを押してください、右シフトキーの左側のキーを押してください、ASCIIキーボードをお使いですね、と画面が出たのが未来的!)
いずれこの運用は本格的に試してみたい。
キーボードの問題さえ解決すれば、Macに軸足を移すことも考えられるだろう。
コンソールさえ起動してしまえばBSDなので、ちょっとしたハックはそっちで楽しめる可能性も高い。
Office 2011も出たので、そこそこ会社の仕事も出来るだろう。
ただし、今度Macを買うなら、MBAの次期バージョンになるだろう。
「新しいiPad」のRatinaディスプレイを見てしまったので、あのディスプレイのノートパソコンが出ればすぐに移行してしまうだろう。
Windows陣営もUltrabookの規格が出来て、MBAキラー(そっくり)機が次々と出ているので、その品質も注目したい。
チェックポイントは分かったので、失敗しない買い物をしたいものである。