3月29日、日曜日は月蝕歌劇団「田園に死す」の2回目を見に行った。
千秋楽だ。
2連続公演前半の「陰陽師 安倍晴明」も初日と千秋楽の2回見に行った。
どちらもストーリーが複雑で登場人物が多く、時代と舞台が細かく変化するので1回では見落としていることも多かったから、2回見て良かった。
千秋楽だ。
2連続公演前半の「陰陽師 安倍晴明」も初日と千秋楽の2回見に行った。
どちらもストーリーが複雑で登場人物が多く、時代と舞台が細かく変化するので1回では見落としていることも多かったから、2回見て良かった。
「陰陽師」はファンタジーと言うよりSFで、筋が通った話だった。
筋が良く分かったのは、少女人形舞台のあゆみっくわぁるどさんと西本早希さんが、人類vs.反人類双方のナンバー2的な役割を務めていて、セリフが明解でスッキリ飲み込めたからだと思う。
今回超色っぽかった百津美玲さん演じる晴明の妻が、悲しい生涯の後にあっと驚く展開で幸せに過ごすという結末もレトロフューチャーなSF風で良かった。
星新一朗読劇の時にも感じたが、SFブームがまた来るのかもしれない。
「田園に死す」は映画も見ていたしA・P・B-Tokyoの舞台も見ていたので、内容は比較的良く分かったけど、新しいアレンジが加わっていて楽しかった。
今回の月蝕歌劇団公演は高橋咲さん、山崎春美さん、田村信さんというシニア陣の演技が印象に残った。
特にこの舞台では高橋さんの「私」と、田村信さんの批評家が、しんとした舞台で会話している場面が印象に残った。
※2015-03-31:ブログポスト時には上の段落の「私」のことを「寺山修司」と書いていたが、正しくは「私」(寺山をモデルにした架空の人物)であること、高取先生じしんからツイッターでご教示いただきました。m(_ _)m
「田園に死す」の千秋楽は芝居、詩劇ライブ、パーティという斬新な構成だった。
「安倍晴明」のライブではあっと驚く山崎春美さんのパートがあったが、「田園に死す」のライブでは、昭和歌謡をテーマに活動している歌手の三上ナミさんのパートがあって、こちらも豪華だった。
ギターをバックに、ピアニカを持ってナミさんが歌うという編成で、狭い劇場で生音を間近で聴けて楽しい。
ライブ中に物販コーナーがあったので、ナミさんのCDが3曲入りで500円というのを買った。
ライブの後は月蝕パーティというのがあって、お菓子や飲み物を振る舞われながら歌や話を聞いた。
代表の高取英さんのトークがあって「今はツイッターで芝居の感想がすぐ聞けるけど、今回の2回公演は好評が多かった。雑い(ザツイ)と書いている人がいたけど、あれはけなしているんだろうか。でもぼくはザツクやろうと思っているのだが」という意味のことを言っていて笑った。
「今日はパーティをやったあとに我々の打ち上げをする予定だったが、それだと予定の時間までに撤収できない。しょうがないからパーティと打ち上げを合併しますから、お客さんもお寿司を食べてください」だって。
ラッキー!
月蝕は小劇場の中でも特に客と演者の距離が近く、芝居の終わりやパーティの合間にいろいろ話を聞いた。
1回目の公演と2回目の公演の演技プランの違いなど、どーでもいー細かいことをいろいろ聞いたのだが、裏話が分かって楽しかった。
いい気分で家に帰って、三上さんのCDを聞いた。
ライブはギターとピアニカだけというミニマルな構成だったが、CDは謎の地方公務員さんのピアノやバンドの音が入っている。
歌も演奏も超うまくて感動した。
感想を送ろうと思ってツイッターを三上ナミで検索したら、その時まさに(日曜日の11時)SHOWROOMというDeNAがやっている動画配信アプリで生配信をやっていた。
びっくり!
早速見ると、自宅の部屋から、おしゃべりと歌を配信している。
すげー時代だなー。
ついさっき舞台で見ていた人が、自宅から歌をネット配信してるなんて、不思議な気分である。
月蝕の舞台の話をいろいろ聞けた。
面白かった話としては、田園に死すの中で、しんちゃん(「私」の少年時代)にお母さんが「私達はアメリカに渡ってミネソタの卵売りになる」と言うセリフがあるが、その後すぐにナミさんが暁テル子の「ミネソタの卵売り」を歌う。
この「ミネソタの卵売り」はセリフの中にギャグとして入っていただけだったのだが、ナミさんが高取さんに「私この歌好きですよ。唄えますよ」と言ったので急遽歌を入れることになったそうだ。
へぇー!
その他にも、舞台の衣装をいろいろ見られたりして楽しかった。
ということで、芝居、ライブ、パーティ、動画配信と、まる一日月蝕漬けの日曜日であった。
筋が良く分かったのは、少女人形舞台のあゆみっくわぁるどさんと西本早希さんが、人類vs.反人類双方のナンバー2的な役割を務めていて、セリフが明解でスッキリ飲み込めたからだと思う。
今回超色っぽかった百津美玲さん演じる晴明の妻が、悲しい生涯の後にあっと驚く展開で幸せに過ごすという結末もレトロフューチャーなSF風で良かった。
星新一朗読劇の時にも感じたが、SFブームがまた来るのかもしれない。
「田園に死す」は映画も見ていたしA・P・B-Tokyoの舞台も見ていたので、内容は比較的良く分かったけど、新しいアレンジが加わっていて楽しかった。
今回の月蝕歌劇団公演は高橋咲さん、山崎春美さん、田村信さんというシニア陣の演技が印象に残った。
特にこの舞台では高橋さんの「私」と、田村信さんの批評家が、しんとした舞台で会話している場面が印象に残った。
※2015-03-31:ブログポスト時には上の段落の「私」のことを「寺山修司」と書いていたが、正しくは「私」(寺山をモデルにした架空の人物)であること、高取先生じしんからツイッターでご教示いただきました。m(_ _)m
「田園に死す」の千秋楽は芝居、詩劇ライブ、パーティという斬新な構成だった。
「安倍晴明」のライブではあっと驚く山崎春美さんのパートがあったが、「田園に死す」のライブでは、昭和歌謡をテーマに活動している歌手の三上ナミさんのパートがあって、こちらも豪華だった。
ギターをバックに、ピアニカを持ってナミさんが歌うという編成で、狭い劇場で生音を間近で聴けて楽しい。
ライブ中に物販コーナーがあったので、ナミさんのCDが3曲入りで500円というのを買った。
ライブの後は月蝕パーティというのがあって、お菓子や飲み物を振る舞われながら歌や話を聞いた。
代表の高取英さんのトークがあって「今はツイッターで芝居の感想がすぐ聞けるけど、今回の2回公演は好評が多かった。雑い(ザツイ)と書いている人がいたけど、あれはけなしているんだろうか。でもぼくはザツクやろうと思っているのだが」という意味のことを言っていて笑った。
「今日はパーティをやったあとに我々の打ち上げをする予定だったが、それだと予定の時間までに撤収できない。しょうがないからパーティと打ち上げを合併しますから、お客さんもお寿司を食べてください」だって。
ラッキー!
月蝕は小劇場の中でも特に客と演者の距離が近く、芝居の終わりやパーティの合間にいろいろ話を聞いた。
1回目の公演と2回目の公演の演技プランの違いなど、どーでもいー細かいことをいろいろ聞いたのだが、裏話が分かって楽しかった。
いい気分で家に帰って、三上さんのCDを聞いた。
ライブはギターとピアニカだけというミニマルな構成だったが、CDは謎の地方公務員さんのピアノやバンドの音が入っている。
歌も演奏も超うまくて感動した。
感想を送ろうと思ってツイッターを三上ナミで検索したら、その時まさに(日曜日の11時)SHOWROOMというDeNAがやっている動画配信アプリで生配信をやっていた。
びっくり!
早速見ると、自宅の部屋から、おしゃべりと歌を配信している。
すげー時代だなー。
ついさっき舞台で見ていた人が、自宅から歌をネット配信してるなんて、不思議な気分である。
月蝕の舞台の話をいろいろ聞けた。
面白かった話としては、田園に死すの中で、しんちゃん(「私」の少年時代)にお母さんが「私達はアメリカに渡ってミネソタの卵売りになる」と言うセリフがあるが、その後すぐにナミさんが暁テル子の「ミネソタの卵売り」を歌う。
この「ミネソタの卵売り」はセリフの中にギャグとして入っていただけだったのだが、ナミさんが高取さんに「私この歌好きですよ。唄えますよ」と言ったので急遽歌を入れることになったそうだ。
へぇー!
その他にも、舞台の衣装をいろいろ見られたりして楽しかった。
ということで、芝居、ライブ、パーティ、動画配信と、まる一日月蝕漬けの日曜日であった。