先月の今ごろ、株で大損したという話を書いた。
正確に言うと投資信託(TOPIX連動インデックスファンドと、先進国平均株価連動インデックスファンド)である。
正確に言うと投資信託(TOPIX連動インデックスファンドと、先進国平均株価連動インデックスファンド)である。
まとめると
・イスラム国やウクライナ情勢による不安、そして日本の消費税アップを嫌気して株が暴落した
・ぼくはあわてて売り注文を入れたが、投資信託のためなかなか約定しなかった
・やっと約定したときには値段は下がりきっていて、損をした
・加えて、株価は再度上がってきた
・でもまあ、売り買いが不自由な投資信託を手放すことが出来たからいいか
という話。
イジハピ! : 【第708回】株で損した
またわずかに株を持っている。
今度も正確に言うと株ではなく、ETF(上場投資信託)というやつである。
いま持っているのは、前と同じでTOPIXおよび日本以外の先進国の平均株価に連動するものだ。
投資信託とどこが違うかというと、株と一緒で市場が開いていればリアルタイムで売買出来る。
だからといって、実際に暴落したらさあ売ろうとか、そういうスピーディな行動が自分に出来るのかどうかは分からない。
インデックスファンドというのは、日本および世界の経済は、短期的な上がり下がりはあるものの基本的に上がっていくという考えに立っている。
ぼく的にはこう考えている。
むかしフリーランスのプログラマーだった頃、川崎に住んでいるぼくが江東区の現場に通っていることがあった。
ところが、千葉に住んでいる別のプログラマーが横浜の現場に通っていたのである。
エージェント(中継ぎ会社)はこれを放置していたが、ぼくはデスクの女性と雑談していてこの現象に気づいた。
業務内容も時給もほぼ同じ。
早速これを交換してもらった。
おかげで、仕事の内容も収入もまったく変わらなかったのだが、ふたりの人間がそれぞれ通勤時間を1時間半ほど節約でき、おたがいに遅刻もなくなって、パフォーマンスがグッと上がった。
交通費も節減できたから、誰もが得をした。
こういう状況が世界の各地で放置されていると思う。
誰もが不平不満を持っていて、それがちょっとずつ解消されるから、結果的に世界経済は上向きになるのが自然だと思うのだが、どうだろうか。
最近は日本株がガッと、短期的に上がっている。
しょうしょう過熱気味だ。
理由は以下のとおりだ。
・日銀が金融緩和策を取っており、円安に誘導しているから、輸出産業が儲かっている
・消費税増税を延期したため、景気が良くなると思われている
・解散総選挙のため、自民党が議席を増やすと言われていて、それを産業界が好感している
・政府が年金積立金(GPIF)を使って株を買うと言っている(これはひどい話だと思う)
もっとも、今日(11月27日)日本株は暴落したので、この先どうなるか分からない。
アベソーリはこれを「テレビ局や新聞社が左翼思想を持っていて、そういう人ばかりを選別して世論誘導している」とテレビで堂々と語ったようだ。
まあアベソーリが言っている、そういう面も否めないかもしれないが、これは世界共通の現象であって、ちょっと前にアメリカが株高になったときも、現地の小市民が「だからどうだって言うんだ。俺達には関係ないよ。数字的に富があるってだけ。俺達の暮らし向きには関係ないさ」と言っていた。
みんなだいたいそう思うのである。
景気が良くなると金持ちが儲ける。
景気が悪くなると貧乏人が損をする。
しかし、株を所有していない人=貧乏人=弱者、かというと、そうでもないと思う。
ぼくはれっきとした弱者、貧乏人の代表だが、かすかに株を持っている。
株なんか誰でも買える。
ネット証券に口座を開けばいいのである。
10万円もあればそこそこ楽しめる。
1つコツがあって、ネット証券を使うことである。
いくら本で勉強して、ネットで予備調査して、手数料なしのインデックスファンドを買うとか、割安の株を買うとか、心に決めていたとしても、リアル店舗の証券会社に行くと、素人を口車に乗せる、その道のプロであるところのセールスマンが手ぐすねひいて待っている。
いや、セールスマンは大切な職業だと思うし、このセールスマンはいい人だ、と消費者が思うのも自由だ。
ぼくの場合、セールスマンさんの給料ぶん上乗せされた商品を買うぐらいなら、せっかく暇を持て余して株の勉強を自分で買ったのだから、自分で考えたものを自分でポチって買いたいと思っているという話だ。
これはぼくが、アベソーリを支持している、アベソーリ的な国家観、政治観を持った人間であることを意味するのだろうか。
自分としては反対であって、アベソーリの政策に対しては批判的である。
では「ここしばらくの間は」株が上がることに金を賭けるのが、自分の信条に反することかというと、自分としてはそうでもない。
株を持たず、お金だけで資産を持っていると、株がもし上がったとして、それで儲かるチャンスが減る。
(上がるかどうかはわからないので念のため)
儲かるチャンスが減るのはどういうことかというと、消費税が上がったり円安で外国製品が高騰したことによって、それで儲ける人にいいように貢ぐことになる。
貧乏人は貧乏人で自衛しないとマズイと思うのである。
・イスラム国やウクライナ情勢による不安、そして日本の消費税アップを嫌気して株が暴落した
・ぼくはあわてて売り注文を入れたが、投資信託のためなかなか約定しなかった
・やっと約定したときには値段は下がりきっていて、損をした
・加えて、株価は再度上がってきた
・でもまあ、売り買いが不自由な投資信託を手放すことが出来たからいいか
という話。
イジハピ! : 【第708回】株で損した
またわずかに株を持っている。
今度も正確に言うと株ではなく、ETF(上場投資信託)というやつである。
いま持っているのは、前と同じでTOPIXおよび日本以外の先進国の平均株価に連動するものだ。
投資信託とどこが違うかというと、株と一緒で市場が開いていればリアルタイムで売買出来る。
だからといって、実際に暴落したらさあ売ろうとか、そういうスピーディな行動が自分に出来るのかどうかは分からない。
インデックスファンドというのは、日本および世界の経済は、短期的な上がり下がりはあるものの基本的に上がっていくという考えに立っている。
ぼく的にはこう考えている。
むかしフリーランスのプログラマーだった頃、川崎に住んでいるぼくが江東区の現場に通っていることがあった。
ところが、千葉に住んでいる別のプログラマーが横浜の現場に通っていたのである。
エージェント(中継ぎ会社)はこれを放置していたが、ぼくはデスクの女性と雑談していてこの現象に気づいた。
業務内容も時給もほぼ同じ。
早速これを交換してもらった。
おかげで、仕事の内容も収入もまったく変わらなかったのだが、ふたりの人間がそれぞれ通勤時間を1時間半ほど節約でき、おたがいに遅刻もなくなって、パフォーマンスがグッと上がった。
交通費も節減できたから、誰もが得をした。
こういう状況が世界の各地で放置されていると思う。
誰もが不平不満を持っていて、それがちょっとずつ解消されるから、結果的に世界経済は上向きになるのが自然だと思うのだが、どうだろうか。
最近は日本株がガッと、短期的に上がっている。
しょうしょう過熱気味だ。
理由は以下のとおりだ。
・日銀が金融緩和策を取っており、円安に誘導しているから、輸出産業が儲かっている
・消費税増税を延期したため、景気が良くなると思われている
・解散総選挙のため、自民党が議席を増やすと言われていて、それを産業界が好感している
・政府が年金積立金(GPIF)を使って株を買うと言っている(これはひどい話だと思う)
もっとも、今日(11月27日)日本株は暴落したので、この先どうなるか分からない。
株を持っているのは金持ちか
さて、新聞を見ていたり、テレビのニュースを見ていると、新橋駅前のサラリーマンとか、世田谷のスーパーの主婦の人とかが「アベノミクスとか、景気がいいと言っても、儲けるのは一部の人でしょ。カブとか持ってる人でしょ」と言っている。アベソーリはこれを「テレビ局や新聞社が左翼思想を持っていて、そういう人ばかりを選別して世論誘導している」とテレビで堂々と語ったようだ。
まあアベソーリが言っている、そういう面も否めないかもしれないが、これは世界共通の現象であって、ちょっと前にアメリカが株高になったときも、現地の小市民が「だからどうだって言うんだ。俺達には関係ないよ。数字的に富があるってだけ。俺達の暮らし向きには関係ないさ」と言っていた。
みんなだいたいそう思うのである。
景気が良くなると金持ちが儲ける。
景気が悪くなると貧乏人が損をする。
しかし、株を所有していない人=貧乏人=弱者、かというと、そうでもないと思う。
ぼくはれっきとした弱者、貧乏人の代表だが、かすかに株を持っている。
株なんか誰でも買える。
ネット証券に口座を開けばいいのである。
10万円もあればそこそこ楽しめる。
1つコツがあって、ネット証券を使うことである。
いくら本で勉強して、ネットで予備調査して、手数料なしのインデックスファンドを買うとか、割安の株を買うとか、心に決めていたとしても、リアル店舗の証券会社に行くと、素人を口車に乗せる、その道のプロであるところのセールスマンが手ぐすねひいて待っている。
いや、セールスマンは大切な職業だと思うし、このセールスマンはいい人だ、と消費者が思うのも自由だ。
ぼくの場合、セールスマンさんの給料ぶん上乗せされた商品を買うぐらいなら、せっかく暇を持て余して株の勉強を自分で買ったのだから、自分で考えたものを自分でポチって買いたいと思っているという話だ。
株を買うのは政権与党を応援することになるのか
さて、ぼくはアベソーリの政策の余波で株価が上がるという方に賭けていて、それで儲けようと目論んでいる。これはぼくが、アベソーリを支持している、アベソーリ的な国家観、政治観を持った人間であることを意味するのだろうか。
自分としては反対であって、アベソーリの政策に対しては批判的である。
では「ここしばらくの間は」株が上がることに金を賭けるのが、自分の信条に反することかというと、自分としてはそうでもない。
株を持たず、お金だけで資産を持っていると、株がもし上がったとして、それで儲かるチャンスが減る。
(上がるかどうかはわからないので念のため)
儲かるチャンスが減るのはどういうことかというと、消費税が上がったり円安で外国製品が高騰したことによって、それで儲ける人にいいように貢ぐことになる。
貧乏人は貧乏人で自衛しないとマズイと思うのである。