本当に食費を削って家計を改善しようとすれば、買い置き、作り置き、ホームフリージングしろと言われる。
ぼくはこれが出来ないのである。
食べ物を置いていると、深夜一時的に気が狂って当たるを幸い全部食べてしまう。
衛生面も不安だ。
ゴキブリ対策なんかいまさらしたくないのである。

しかし、とりあえずごはんだけ焚いて、適当に野菜と玉子とか、ルクエに入れてレンジでチンして食べているだけで、腰が抜けるほど食費が節約できる。
一人分の材料なんか買ってきてもかえって高くつくという偏見があったが、これが、あなた、大間違いであった。

コンビニは確かに高い。
これは価格よりも利便性を追求しているから、高くて当たり前である。
あと、有名スーパーも意外と高いのである。

安いのは「ローソン１００」と「まいばすけっと」である。
なんか所帯臭いブログでスミマセン。

ディスカウントストアというと、売ってるのは素性が知れないノーブランド製品か、大手ショップの見切り品であって、安かろう悪かろうではないかと思っていた。
これが完全な偏見であった。
スミマセン。

お菓子やドリンク、半加工製品は普通に大メーカー品をガンガン売っている。
オリジナルブランド製品も、いまどきのはよく出来ている。
まあ、たしかに微妙な製品もあるにはある。
あと、野菜などで、なんでこれがないんだろう、と感じることもある。
（先日は「春菊」がなくて驚いた。）
１００円ショップと一緒で、利用するのにコツがいる。

しかし昔の安い店と比べるとグッとフレンドリーである。
特におすすめなのが「ローソン１００」で、２４時間営業でコンビニと変わらない。

月単位で計算すると、食費が３分の１ぐらいになった。
買ったり料理したりする手間賃や、水道光熱費を入れるともうちょっと変わってくるだろうが、それにしても自炊安すぎである。
逆に今までどれだけ無駄なお金使ってきたのか。
目からウロコである。

だいたい４００円ぐらいおかずに使えば腹いっぱいだ。
肉を買っていたらもうちょっと掛かる。
ツナ缶、サバ缶などを使うと３００円でもいける。
まあ毎回同じものだと飽きるので、そこは融通聞かせて３００円〜５００円ぐらいで運用すればいいのではないだろうか。

とりあえず卵ともやしというのは偉大な製品である。
安いだけでなく、おいしい。
やっぱ生鮮食料品でもある程度工場に近い環境で作れるものは科学の力で安く、おいしく出来るのだろう。

しかし、ここまで抑えられるというのはやはり米のごはんを復活させたからであろう。
これも安い。

ただ炭水化物の取り過ぎは太るし、体に悪い。
これがぼくはすごく影響する体質なので、心配だ。
ぼくぐらい年季の入った成人病患者になると、糖分の取り過ぎが体調で分かるようになってくるが（手足がほてり、目がしょぼしょぼし、眠く、だるくなる）、今のところかえって快調な気がする。
意識的に食べるのがいいのかもしれない。

あと、味付けを自分好みに出来る。
ぼくは外食店の甘い味付けがいつまでも馴染めなくて、サウザンアイランドドレッシングとか本当に苦手なのだ。
野菜はオイルアンドビネガーで食べる方がおいしい。

炊飯器も壊れていたので買い直した。


象印のマイコン炊飯器である。
四角くていい。
どうも丸っこくて巨大な家電品が、場所ふさぎで好感が持てないのだが、この炊飯器は気に入った。
３合炊きなので一般家庭用には力不足で、どうせ釜は丸いので四角く作ることにあまり意味はないのだが、ぱっと見で気に入ったのでこれにした。

tacookというシステムで、１合炊きのときは中にプラスチックの小さい鍋を入れると、ごはんを炊きながら煮物や蒸し物が作れる。
というふれこみで、これを楽しみにしていたのだが、まあちょっと、かなりイマイチであった。
鍋が小さい。
コッヘルという登山用の鍋があるが、あれの一番小さいやつぐらいの大きさしかない。
ボンカレーがギリギリ暖められるぐらいである。
まあ、ボンカレーが暖められると便利だよ。


一人で自炊とか寂しくないんですかと言われそうだが、楽しい。
一人で外食の方が寂しいのだ。
うらぶれた店で、有線でJ-POPとか聞かされたら最悪である。
自分の部屋で好きなビデオを見ながら食事をするのが、最近の夜の楽しみだ。