au WALLETの話。

20140722_auWALLET_omote

これまでのあらすじとしては、au WALLETは前払いのクレジットカードであって、今年いっぱいの特典として、異常にポイントが付く、じぶん銀行に口座を開設してそこ経由で入金すると異常にキャッシュバックされるなどの特典がある。
クレジットカードのようなクレジットカードでないような、このカードを導入して、一番不安なのがどこで使えるか、ということだ。
特徴としては

 ・「MasterCardプリペイド」というものである
 ・店側からはMasterCardに見える(はず)
 ・エンボス(凹凸)がない(インプリンター(こすりだし)で使えない)
 ・スキャンする方向によってMasterCardとWebMoneyになる(ぼくはWebMoneyについてはあまり詳しくない)

ということがある。

前から知られていたのは、

 ・電話、電気、水道、ガスの毎月支払いのような、未来の支払いを確約するものには使えない(与信がないから)

ということである。
これ以外の支払いは、マチマチである。

予備知識としては、お店で精算するときに「au WALLET使えますか」などと言わないほうがいい。
「クレジットカード1回で」と行って、堂々と出すのがいい。
これで大抵OKだ。

では、使えたものと使えなかったものを示す。

使えた

・ファミリーマート
  Tポイントカード併用でき、売上の分ポイントが貯まる。ぼくはさいきんTポイントを愛用している。どのみちファミマでしかTポイントを使わないのでプライバシーは気にしない。

・東急ストア
  使用できるが、TOPポイントカードは併用できない。

・ユニクロ
・Amazon
・楽天

・Amazonギフトカード
  金券の購入には買えないという風評があったが、これが買えた。
  ちょうど2万円使った状態で(マックス10万円のうち残高8万円で)、あと5千円使えば一回のチャージ額のマックスである2万5千円チャージできる状態。
  そこで戯れに5千円メールタイプを買って、自分宛てに贈ってみた。
  普通にチャージできた。
  でもこういうポイント目当ての購入はアホみたいだからやめよう。
  他の人にAmazonギフトカードを買うときは、せいぜいau WALLETを使えばいいのではないだろうか。

・熊本のタクシー
  運転手さんが、最初、スキャナに対して横向きにスキャンして、できない、と言っていた。
  しばらくして、縦向きにもスリットがあって、そっちだと出来る、だって。
  カード会社の違い?(Masterなのに最初JCBかなんかで決済しようとしていた?)
  よく分からない。

・武蔵小杉東急スクエアc3(シーキューブ)(ケーキ屋さん)
  最初「au WALLETは9月からです」と言っていたから、「MasterCardとして決済できるんじゃないの」というと、「できました」だって

・セブンイレブン
  何回もスキャンしてエラーになってるから「カードの方向逆じゃないの」と言って反対側をスキャンしてもらったら、できた。
  コンビニの人はカード決済じたい不慣れなのでこういうことがある。

使えなかった


 ・ファミリーマートでのヤマトの発送
   ほとんどの買い物ができるが、ヤマト宅急便の送料だけはできなかった。謎。

 ・新丸子のインド料理屋
   クレジットカードのシールがベタベタ貼ってるからいいかと思ったけど、インプリンター決済なのでエンボスレスカードはお断りだそうだ。
   日本のカードは鉄道系を中心に(PASMO的なものと共用する都合で?)エンボスレスが多いが、海外旅行とかするとこういうケースが多かろう。
   やはり1枚はエンボスありのカードを使ってないとダメだ、と思った。

 ・武蔵小杉のステーキ屋
   カードじたい扱ってないそうだ

使ってみて思うこと

使ったあと、マネーフォワードに記録が「MasterCard加盟店」としてしか伝わらない。
2〜3日してようやく店名が上がってくる。
これは不便である。

あと、やはり完全に現金レスでは生きていけない。
たとえクレジットカードが使える店でもエンボスレスには対応していない場合がある。
普通のカードも、交通会社系とかエンボスレスが増えてきているが、あれに統一するのは危険である。

やっぱり新しいものが使えると面白いし、ポイントがつくと嬉しい。
チャージしてキャッシュバックがあるのもうれしい。
でも「au WALLETが使えるかどうか」なんかにいらぬ興味を持って、消費欲が湧いて、普段なら買わないものをパーパー買うようになったら人間オシマイだ。
au WALLET側もそれを狙っているのかもしれない。
(まあ他のカードのようにリボ払いを勧めてきたりはしないけど!)

5千円のリアルマネーを持っているのと、5千円のAmazonギフト券を持っているのと、5千円au WALLETに入っているのと、同じようなものだけど、全然違う。
リアルマネーは人に貸すこともできるし、利子を取ることもできる。
投資して増やすことも出来るのである。
しかしカードやギフト券は、買い物にしか使えない。
だから、チャージバックを狙ってせこせこチャージをしている人(ぼく)は、それだけau WALLETの会社やじぶん銀行にお金を回し、彼らが投資してお金を増やすのを手伝っているのである。

セブンイレブンなどの店は、au WALLETのポイントが余計に貯まる、という。
でもセブンイレブンの品物はもともと、スーパーなどに比べて割高なのである。
ポイントなんか貯まっても割に合わないことがある。
たしかに面白いし、アプリの画面がピコピコ動いて楽しいが、あんまり面白がるのも問題である。