au系のMVNOサービス、mineoがスタートした。
さっそく申し込んだが、すぐにキャンセルしてしまった。
またトホホ話になるが、日本全国のトホホ者が同じ轍を踏まずに済むように、トホホ振りを晒すことにする。
mineoとは何か、MVNOとは何か
mineoはau系のMVNOサービスである。
みねお、と読んでしまうがマイネオと読むそうだ。
無理がある。
ちなみにmineoでWikipediaを検索すると「ミネーオ」という項目に当たり、イタリアのシチリア島にあるコムーネ(共同体)の一つであると出る。
さっそく申し込んだが、すぐにキャンセルしてしまった。
またトホホ話になるが、日本全国のトホホ者が同じ轍を踏まずに済むように、トホホ振りを晒すことにする。
mineoとは何か、MVNOとは何か
mineoはau系のMVNOサービスである。みねお、と読んでしまうがマイネオと読むそうだ。
無理がある。
ちなみにmineoでWikipediaを検索すると「ミネーオ」という項目に当たり、イタリアのシチリア島にあるコムーネ(共同体)の一つであると出る。
MVNOというのは、世間で話題の「格安SIM」の回線業者である。
スマホのバカ高い月々料金に悩まされている人は、イオンなどで「格安SIM」を買ってくると安くなるというのが話題になっている。
SIMはスマホに挿さっているICカードのことで、携帯電話キャリアーとの契約情報が入っている。
MVNO業者は、docomoなどのもともとあった携帯電話キャリアーから回線を借り、それをユーザーに又貸しすることで料金を取っている。
docomoやau(KDDI)は、もともと日本全国津々浦々に光ファイバー回線を引いたので回線事業を独占している。
しかし、回線はもともと国家的事業として引いたもので、道路と同じように、ある特定の業者が独占しているのはアンフェアだという議論がある。
それで総務省の指導により、docomoはこの又貸しを始めた。
格安であるからには、いろいろと制約がある。
以前は速度が遅いという制約があった。
いまは状況が変わっていると思うが、ぼくはあまり知らない。
というのも、MVNOはdocomo回線ばかりで、ぼくが使っているau(KDDI)回線のMVNOがなかったからだ。
なぜぼくがauを使っているかというと、docomoのiPhoneがなかったからだ。
auのiPhoneがなかった頃は、ソフトバンクのiPhoneを使っていた。
それがついに、auのMVNOが出たというので、色めきだった。
とにかく料金が爆安である。
なんと月々980円。
(データ通信のみの「シングルコース」の場合)
しかも速度は4G LTE同様で、本来のau回線と遜色が無い。
3Gデータ通信がない、というのが地域によっては問題になるだろう。
ぼくは関東だが、あまりLTEで不自由しない。
音声通話は提携しているIP電話「La La Call」を無料で使うことも出来るが、月々1590円の「デュアルコース」にすれば普通の3G音声通話もできる。
データ量の制限が1Gというのは明らかに少ないが、100MB150円で「パケットチャージ」を行うことも、家族で「パケットシェア」を行うこともできる。
後発の業者だけに、サービスがいい。
ぼくはauのiPhone 5と、iPad miniをLTE運用しているが、まずはiPadをシングルコースで運用してみることにした。
人気があってなかなか申し込みが通らないという話もあったが、それも一段落したのか、先週やってみると即日で契約出来た。
「端末(SIMカードのこと)が届くまでもう少しお待ちください」とのことだ。
最初は基本契約はそのままに、LTEだけを切ってmineoで代替させようと思った。
iPhoneならば、基本料金とは別にオプションの「LTEフラット」に加入しているので、それができる。
そうすれば端末の月月割を生かしたままで、実際の通信はmineoで行けると思ったのだ。
しかし、ここが勘違いしていたのだが、iPadの「LTEフラット for タブ」は、基本料金の中にLTE契約が組み込まれており、LTEを切る場合auの契約を全部切らなければならないのだ。
ぼくの場合まだ2年契約が6ヶ月残っていて、違約金を約1万円払う。さらに月々2千円ほどの月月割が消滅するから、年末で割賦が払い終えるまでに、総額2万2千円ぐらいの追加負担になる。
再びしかし、もしmineoに変えたら、それでも安いと思った。
現在iPadの通信料金は月々5千円ほど払わされている。
これがmineoで月々千円になったら、年末まで4千円得する。
6ヶ月で2万4千円ぐらいの得になるから、差し引き2千円の得になる。
これが「違約金を払っても格安SIMにすれば得する」という原理である。
ぼくの場合絶妙に申し込むのが遅いので2千円ほどしか儲からないが、早ければ早いほどトクになる。
AppleCarePlusはAppleが提供する長期保証で、携帯の場合一括と2年間分割があり、ぼくは深く考えずに2年間分割にしていた。
これを、携帯を2年間使わずに解約した場合、Appleに直接支払う方法がないので、保証がなくなってしまうのである。
これもちょっとイヤだ。
携帯は落としてしまったり、水没したりする。
ぼくはどちらも経験したが、保証があると安心だ。
保険と一緒で、向こうは商売でやっているので、実は保証を掛けないほうがユーザーは得という説があるが、ぼくに関してはiPhone/iPadのAppleCarePlusはモトが取れている気がする。
それが、半年近くもなくなってしまうのは正直痛い。
しかしiPhoneをデータ通信のみの運用にして、La La Callを電話代わりにするのは、ちょっと抵抗があった。
IP電話の品質が不安なのである。
ぼくは評判が高い050 PlusやFusion IP-Phone Smartでしばらく運用していたが、音質の悪さと不安定さで使用を断念していたのだ。
それで、音声なしのシングルコースをやめて、音声ありのデュアルコースにしようと思ったが、コースの変更であっても、1年使っていない場合は1万円の違約金が発生するのである。
このへん、よく調べてから申し込むべきだった。
やっぱりiPadのau契約を違約金上等で打ち切り、mineoに切りかえるしかないなーと思った。
ところが、もっと致命的な問題があった。
ぼくが使っているiPad miniと、iPhone 5は、どちらもどうもmineoで使えないらしいのである。
これは完全に購入してしまってから気づいた人が多く、ネットで盛り上がっている。
どちらも2012年発表のLTE端末であって、まさかこんな最近の機種が対応から外れているとは思いもしなかった。
「正式に対応していないだけで、挿せば使える」
「ぼくは使えた」
という声も多い。しかし、
「本当に使えない」
という声もまた多いのである。
ぼくも確かなところは分からないが、携帯回線のことで「人柱」になる余裕がないので、キャンセルしようと思った。
マジか!
でも、まだ製品が手元に届いていないのである。
これはやりあえばやりあえるのではないか。
ということで、何ならクレーマーと呼ばれることも辞さないぐらいの心づもりで、電話してみた。
電話は大阪の電話番号で、Kさんという女性の方が出た。
経緯を素直に説明して「iPad miniで使えないと知らなかったものですから。。」というと『少々お待ちください』とのことだった。
で、予想通り『解約になるから9千いくら。。』と言われたので「ええっ、そうなんですか。。本当ですか。。まだSIMが届いてませんが。。」と言ってみた。
すると、しばらく待たされたあとで、「解約料はなしに出来ますが、事務手数料を3200円お支払いいただきます。。」とのことだった。
それでもまだ高い。
そうは思ったが、一旦契約して、電話でいろいろ相手をしてもらって、3200円ぐらいの実費は掛かっているのだろうと思って、ここで妥協することにした。
もう少しネットの評判を読み込んでから申し込んでいれば良かったのに、3200円ドブに捨てた形である。
1年間のしばりも、違約金も、docomo系のMVNOではない会社も多いとのことである。
今後auのMVNOも群雄割拠して、しのぎを削って欲しいものだ。
たぶんiPhone 6には買い換えると思うので、その時こそMVNOのお世話になるかもしれない。
しかし、mineoのKさんの対応はそこそこ良かった。
iPhoneとiPadと両方持ち歩いて、両方ともLTE回線にする必要は、実はあまりない。
iPadはKindle本などのオフラインコンテンツが多いからだ。
いざというときはiPhoneからテザリングすれば良い。
ということで、iPadは解約してWiFi運用してもいいかなと思っている。
違約金はかかるし、月月割もなくなるが、それでも月々5千円払うよりは安いのである。
スマホのバカ高い月々料金に悩まされている人は、イオンなどで「格安SIM」を買ってくると安くなるというのが話題になっている。
SIMはスマホに挿さっているICカードのことで、携帯電話キャリアーとの契約情報が入っている。
MVNO業者は、docomoなどのもともとあった携帯電話キャリアーから回線を借り、それをユーザーに又貸しすることで料金を取っている。
docomoやau(KDDI)は、もともと日本全国津々浦々に光ファイバー回線を引いたので回線事業を独占している。
しかし、回線はもともと国家的事業として引いたもので、道路と同じように、ある特定の業者が独占しているのはアンフェアだという議論がある。
それで総務省の指導により、docomoはこの又貸しを始めた。
格安であるからには、いろいろと制約がある。
以前は速度が遅いという制約があった。
いまは状況が変わっていると思うが、ぼくはあまり知らない。
というのも、MVNOはdocomo回線ばかりで、ぼくが使っているau(KDDI)回線のMVNOがなかったからだ。
なぜぼくがauを使っているかというと、docomoのiPhoneがなかったからだ。
auのiPhoneがなかった頃は、ソフトバンクのiPhoneを使っていた。
それがついに、auのMVNOが出たというので、色めきだった。
mineoの特徴
mineoは、関西電力系の会社がやっているそうで、本社が大阪にある。とにかく料金が爆安である。
なんと月々980円。
(データ通信のみの「シングルコース」の場合)
しかも速度は4G LTE同様で、本来のau回線と遜色が無い。
3Gデータ通信がない、というのが地域によっては問題になるだろう。
ぼくは関東だが、あまりLTEで不自由しない。
音声通話は提携しているIP電話「La La Call」を無料で使うことも出来るが、月々1590円の「デュアルコース」にすれば普通の3G音声通話もできる。
データ量の制限が1Gというのは明らかに少ないが、100MB150円で「パケットチャージ」を行うことも、家族で「パケットシェア」を行うこともできる。
後発の業者だけに、サービスがいい。
mineo申し込みとauの料金
ということで、早速申し込むことにした。ぼくはauのiPhone 5と、iPad miniをLTE運用しているが、まずはiPadをシングルコースで運用してみることにした。
人気があってなかなか申し込みが通らないという話もあったが、それも一段落したのか、先週やってみると即日で契約出来た。
「端末(SIMカードのこと)が届くまでもう少しお待ちください」とのことだ。
最初は基本契約はそのままに、LTEだけを切ってmineoで代替させようと思った。
iPhoneならば、基本料金とは別にオプションの「LTEフラット」に加入しているので、それができる。
そうすれば端末の月月割を生かしたままで、実際の通信はmineoで行けると思ったのだ。
しかし、ここが勘違いしていたのだが、iPadの「LTEフラット for タブ」は、基本料金の中にLTE契約が組み込まれており、LTEを切る場合auの契約を全部切らなければならないのだ。
ぼくの場合まだ2年契約が6ヶ月残っていて、違約金を約1万円払う。さらに月々2千円ほどの月月割が消滅するから、年末で割賦が払い終えるまでに、総額2万2千円ぐらいの追加負担になる。
再びしかし、もしmineoに変えたら、それでも安いと思った。
現在iPadの通信料金は月々5千円ほど払わされている。
これがmineoで月々千円になったら、年末まで4千円得する。
6ヶ月で2万4千円ぐらいの得になるから、差し引き2千円の得になる。
これが「違約金を払っても格安SIMにすれば得する」という原理である。
ぼくの場合絶妙に申し込むのが遅いので2千円ほどしか儲からないが、早ければ早いほどトクになる。
auの解約とAppleCarePlus
さて、auの解約をするともうひとつ問題があって、分割購入したAppleCarePlusが前途無効になるということだ。AppleCarePlusはAppleが提供する長期保証で、携帯の場合一括と2年間分割があり、ぼくは深く考えずに2年間分割にしていた。
これを、携帯を2年間使わずに解約した場合、Appleに直接支払う方法がないので、保証がなくなってしまうのである。
これもちょっとイヤだ。
携帯は落としてしまったり、水没したりする。
ぼくはどちらも経験したが、保証があると安心だ。
保険と一緒で、向こうは商売でやっているので、実は保証を掛けないほうがユーザーは得という説があるが、ぼくに関してはiPhone/iPadのAppleCarePlusはモトが取れている気がする。
それが、半年近くもなくなってしまうのは正直痛い。
mineoの問題点
話をmineoに戻すが、iPadのLTEコースをやめられないのなら、iPhoneの方を格安SIMにしてもいいな、とも思った。しかしiPhoneをデータ通信のみの運用にして、La La Callを電話代わりにするのは、ちょっと抵抗があった。
IP電話の品質が不安なのである。
ぼくは評判が高い050 PlusやFusion IP-Phone Smartでしばらく運用していたが、音質の悪さと不安定さで使用を断念していたのだ。
それで、音声なしのシングルコースをやめて、音声ありのデュアルコースにしようと思ったが、コースの変更であっても、1年使っていない場合は1万円の違約金が発生するのである。
このへん、よく調べてから申し込むべきだった。
やっぱりiPadのau契約を違約金上等で打ち切り、mineoに切りかえるしかないなーと思った。
ところが、もっと致命的な問題があった。
ぼくが使っているiPad miniと、iPhone 5は、どちらもどうもmineoで使えないらしいのである。
これは完全に購入してしまってから気づいた人が多く、ネットで盛り上がっている。
どちらも2012年発表のLTE端末であって、まさかこんな最近の機種が対応から外れているとは思いもしなかった。
「正式に対応していないだけで、挿せば使える」
「ぼくは使えた」
という声も多い。しかし、
「本当に使えない」
という声もまた多いのである。
ぼくも確かなところは分からないが、携帯回線のことで「人柱」になる余裕がないので、キャンセルしようと思った。
キャンセルできるか!?
ところが、上の「契約完了しましたメール」には、この時点でもうキャンセルは出来ず、「解約」になる、解約の場合1年使っていないのだから、約1万円(9千いくら)の解約料が掛かるということだった。マジか!
でも、まだ製品が手元に届いていないのである。
これはやりあえばやりあえるのではないか。
ということで、何ならクレーマーと呼ばれることも辞さないぐらいの心づもりで、電話してみた。
電話は大阪の電話番号で、Kさんという女性の方が出た。
経緯を素直に説明して「iPad miniで使えないと知らなかったものですから。。」というと『少々お待ちください』とのことだった。
で、予想通り『解約になるから9千いくら。。』と言われたので「ええっ、そうなんですか。。本当ですか。。まだSIMが届いてませんが。。」と言ってみた。
すると、しばらく待たされたあとで、「解約料はなしに出来ますが、事務手数料を3200円お支払いいただきます。。」とのことだった。
それでもまだ高い。
そうは思ったが、一旦契約して、電話でいろいろ相手をしてもらって、3200円ぐらいの実費は掛かっているのだろうと思って、ここで妥協することにした。
もう少しネットの評判を読み込んでから申し込んでいれば良かったのに、3200円ドブに捨てた形である。
1年間のしばりも、違約金も、docomo系のMVNOではない会社も多いとのことである。
今後auのMVNOも群雄割拠して、しのぎを削って欲しいものだ。
たぶんiPhone 6には買い換えると思うので、その時こそMVNOのお世話になるかもしれない。
しかし、mineoのKさんの対応はそこそこ良かった。
au解約してWiFiで使う?
さて、そうなるとやはりiPadの通信料が高く感じる。iPhoneとiPadと両方持ち歩いて、両方ともLTE回線にする必要は、実はあまりない。
iPadはKindle本などのオフラインコンテンツが多いからだ。
いざというときはiPhoneからテザリングすれば良い。
ということで、iPadは解約してWiFi運用してもいいかなと思っている。
違約金はかかるし、月月割もなくなるが、それでも月々5千円払うよりは安いのである。