ぼくはコンピューター/ITに詳しい人と、詳しくない人と、両方と付き合いがある。
前者はぼくが知っていることを当然のように知っているし、ぼくが知らないこともいっぱい知っている。
後者はぼくが知っていることを知らないことがある。
今日は後者の、詳しくない人がよく誤解していることを書く。
前者の人は退屈かもしれないが、改めて「こんなことを知らない人がいるのかー」と新鮮に思うかもしれない。
Amazonが提供しているKindleについてである。
Amazonはネット通販サイトである。
最初は本の通販をやっていたが、今ではマヨネーズ、パソコン、家具など、なんでも売っている。
この会社がKindleというものを売り始めた。
ここでややこしいのが、Kindleという同じ一つの名前で、複数のもの、サービスを売っているのである。

前者はぼくが知っていることを当然のように知っているし、ぼくが知らないこともいっぱい知っている。
後者はぼくが知っていることを知らないことがある。
今日は後者の、詳しくない人がよく誤解していることを書く。
前者の人は退屈かもしれないが、改めて「こんなことを知らない人がいるのかー」と新鮮に思うかもしれない。
Amazonが提供しているKindleについてである。
Amazonはネット通販サイトである。
最初は本の通販をやっていたが、今ではマヨネーズ、パソコン、家具など、なんでも売っている。
この会社がKindleというものを売り始めた。
ここでややこしいのが、Kindleという同じ一つの名前で、複数のもの、サービスを売っているのである。

まず、Kindleというタブレット端末のシリーズを売っている。
Kindle PaperWhiteという電子インク式の端末で白黒のものや、Kindle Fireというカラー液晶タイプのものを売っている。
次に、Kindleという名前で電子書籍を売っている。
これは、Amazonのサイトから、データをダウンロードして買う。
もう1つは、iPhone、Android上で動作するアプリの名前である。
これもKindleだ。
さすがに紛らわしいので、「Kindleアプリ」と呼ぶことが多いと思う。
この3つのものが同じキンドルという名前である。
この項目では、
・Kindle端末
・Kindleストア
・Kindleアプリ
という3つの名前で呼ぶことにする。
Kindleストアで買える電子書籍には、従来は紙版で売っていた書籍の電子版も、いきなり電子書籍のみで売り始めるものもある。
電子書籍は紙という実体がないし、印刷や運搬の手間がないので、紙の書籍より劇的に安くできるはずである。
実際にはまだそれほど安くない。
角川文庫版『書を捨てよ、町へ出よう』の場合、紙書籍が540円で電子書籍が500円だ。
紙書籍はBOOK OFFなどの古書店で安く売っている。
Amazonでも1円とかで売っている。
貸し借りすることもできる。
電子書籍は古本が存在し得ず、貸し借りもできないのが不便といえばふべんである。
ところが角川文庫は、Kindleストアで先日70%オフというセールをやっていた。
150円である。
こういうセールはたまにやっているそうだ。
こうなるとKindle版にも手が伸びる。
さて、Kindle版の電子書籍についてある大きな誤解は、Kindle端末を買わなければ読めないのか、ということである。
実際には、Kindleアプリをインストールすれば、iPhoneでもAndroidでも読める。
Kindle Paperwhiteは電子インクというテクノロジーを使った白黒の端末であるので、カラーの本は白黒になる。
白黒のテレビでカラー放送を見ると白黒になるのと同じ原理である。
Kindle端末であるKindle Fire、AndroidのNEXUS 7、iPadであればカラー液晶であるので、カラーの本はカラーで読める。
「Kindleの本を読むためにはKindle端末を買わなければならない」という誤解がいつまでも消えない理由は、Amazon自体がその誤解を積極的に解こうとしていないからもあると思われる。
Amazonで紙書籍の購入ページに行くと、下のような表示が現れる。
Kindle版の電子書籍はここで買えますよというリンクのすぐ下に、「Kindleをお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。」と書いている。
電子書籍を売るストアであるキンドルという名前と、端末のシリーズであるキンドルが混在している。
その下の「Kindle無料アプリのダウンロードはこちら。」という文言を「iPhone、Androidでお使いいただけるKindle無料アプリのダウンロードはこちら。」と変えれば、ずいぶんスッキリする。
そうはしないのである。
誤認を誘っている、と邪推されても仕方ないのではあるまいか。
なんかちょっと今日のブログは内容が少なくなったので関係ないけど豆知識を一つ。
川の長さ(流域ののべ長さ)は、川の源泉と河口を結ぶ直線距離の大体円周率倍になるそうだ。
このことは物理学者のアインシュタインが最初に思いついたそうだが、アマゾン川のように平らな土地を長く流れる川ほど良く当てはまるそうである。
『フェルマーの最終定理』(新潮文庫刊、サイモン・シン著)という本に書いてあった。
この本はものすごく面白いからおすすめ。
Kindle PaperWhiteという電子インク式の端末で白黒のものや、Kindle Fireというカラー液晶タイプのものを売っている。
次に、Kindleという名前で電子書籍を売っている。
これは、Amazonのサイトから、データをダウンロードして買う。
もう1つは、iPhone、Android上で動作するアプリの名前である。
これもKindleだ。
さすがに紛らわしいので、「Kindleアプリ」と呼ぶことが多いと思う。
この3つのものが同じキンドルという名前である。
この項目では、
・Kindle端末
・Kindleストア
・Kindleアプリ
という3つの名前で呼ぶことにする。
Kindleストアで買える電子書籍には、従来は紙版で売っていた書籍の電子版も、いきなり電子書籍のみで売り始めるものもある。
電子書籍は紙という実体がないし、印刷や運搬の手間がないので、紙の書籍より劇的に安くできるはずである。
実際にはまだそれほど安くない。
角川文庫版『書を捨てよ、町へ出よう』の場合、紙書籍が540円で電子書籍が500円だ。
紙書籍はBOOK OFFなどの古書店で安く売っている。
Amazonでも1円とかで売っている。
貸し借りすることもできる。
電子書籍は古本が存在し得ず、貸し借りもできないのが不便といえばふべんである。
ところが角川文庫は、Kindleストアで先日70%オフというセールをやっていた。
150円である。
こういうセールはたまにやっているそうだ。
こうなるとKindle版にも手が伸びる。
さて、Kindle版の電子書籍についてある大きな誤解は、Kindle端末を買わなければ読めないのか、ということである。
実際には、Kindleアプリをインストールすれば、iPhoneでもAndroidでも読める。
Kindle Paperwhiteは電子インクというテクノロジーを使った白黒の端末であるので、カラーの本は白黒になる。
白黒のテレビでカラー放送を見ると白黒になるのと同じ原理である。
Kindle端末であるKindle Fire、AndroidのNEXUS 7、iPadであればカラー液晶であるので、カラーの本はカラーで読める。
「Kindleの本を読むためにはKindle端末を買わなければならない」という誤解がいつまでも消えない理由は、Amazon自体がその誤解を積極的に解こうとしていないからもあると思われる。
Amazonで紙書籍の購入ページに行くと、下のような表示が現れる。
Kindle版の電子書籍はここで買えますよというリンクのすぐ下に、「Kindleをお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。」と書いている。
電子書籍を売るストアであるキンドルという名前と、端末のシリーズであるキンドルが混在している。
その下の「Kindle無料アプリのダウンロードはこちら。」という文言を「iPhone、Androidでお使いいただけるKindle無料アプリのダウンロードはこちら。」と変えれば、ずいぶんスッキリする。
そうはしないのである。
誤認を誘っている、と邪推されても仕方ないのではあるまいか。
なんかちょっと今日のブログは内容が少なくなったので関係ないけど豆知識を一つ。
川の長さ(流域ののべ長さ)は、川の源泉と河口を結ぶ直線距離の大体円周率倍になるそうだ。
このことは物理学者のアインシュタインが最初に思いついたそうだが、アマゾン川のように平らな土地を長く流れる川ほど良く当てはまるそうである。
『フェルマーの最終定理』(新潮文庫刊、サイモン・シン著)という本に書いてあった。
この本はものすごく面白いからおすすめ。