★お知らせ:本ブログは来週一週間お休みします★

2013年12月21日土曜日、なかの芸能小劇場に「朝倉薫演劇団第27回クリスマス公演 クリスマスチャペル&ファンタジーライブ」を観てきた。
ぼくが見たのは午後の部。

■朝倉薫演劇団公式ホームページ■

christmas-01

chapel-01

なかの芸能小劇場は中野ブロードウェイのそばにあって、座席がフカフカのフツーに豪華な劇場だった。
最近は床に座ったり後ろの人にぶつかったりする小劇場に行くことが多かったので、フツーさが新鮮。
ロビーのチラシを見ていると、結構テレビに出ているようなお笑い芸人の人がライブをしたりしている。

朝倉薫演劇団は11月に見に行った少女人形舞台の姉妹劇団?のようで、今年気に入って見ていた月蝕歌劇団の人がだいぶダブって出ていたが、内容はかなりライトでコミカルでわかりやすいもので、家族連れの方も多く来ていた。
自由席で、整理券も貰わず、入場時間になったらただ並ぶという形式。

前半1時間が演劇で、後半1時間がレビューという構成だ。
演劇は親子関係と教会のシスターがからむハートフル・コメディ的な内容だった。
全員堂の入った、達者なコメディエンヌ・コメディアンっぷりで気持ち良く笑った。

脚本は、現実の世界の少女の心の中の精が出てくるという趣向が面白かった。
「怒り」とか「悲しみ」とか「雑念」の役を女優さんが演じるのは面白いよ。
今回この舞台を知るきっかけになった、月蝕歌劇団の公演に出ていた柏木(かしわき)亜優美さんが「雑念」を演じていたのだが、声が大きく、振りも大きくて、目立っていて良かった!

後半はレビュー。
女優さんの中にはもともとアイドル的な活動をしていた人も多いらしく、客席からコール(掛け声)が飛んでいた。
最近のモー娘。/アイドルのコールはものすごく複雑化・組織化されているのだが(あの最近のコール、MIX、オタ芸というのがぼくは大の苦手で、それでアイドル好きなのにライブに行かなくなってしまったのだが)、朝倉薫演劇団のコールはすごく素朴な、言ってみれば昭和アイドル的なもので、そういう現場に行ったことがなかったので、これも新鮮だった。
アイドル的な曲の時に、舞台に出る番ではない演者の人が、客席の左右端に出てきて客と一緒に盛り上げる演出が良かった。

客席にはサイリウム(化学式ペンライト)を振っている人もちょっといた。
ここで無駄知識だが、サイリウム(CYALUME)は正式には商品名で、一般名はケミカルライトというらしい。
ポリチューブの中にガラス瓶が封入されていて、A液とB液が混ざらないようになっている。
使うときに曲げるとガラス瓶がポキ、と折れて発光する。
ちなみに、同じサイリウムという発音でエダウチオオバコ(Plantago psyllium)という植物もあるが、まったくの別物らしい。

サイリウム - Wikipedia

少女人形舞台の人が持ち歌の「NAYUTA」を歌うとき、生のヴァイオリンを弾く女優さんがいて驚いた。
音色がキレイで良かった。



クリスマス的なイベントで、ぼくなんかにもクリスマス的なイベントがあって良かったなーと思った。