2013年12月6日深夜、NHKで「AKB48SHOW」という番組が放送された。
地上波再放送のお知らせ! 6日(金)深夜に2本を放送! | お知らせ | AKB48SHOWブログ:NHK
この番組はふだんは「BSプレミアム」で放送されている番組で、ぼくは地上波しか見られないので、見ることが出来てよかった。
しかし、唐突な再放送である。
第8回と第9回だけ急に放送する、告知は前日の5日に行う、というのも奇異な印象を受ける。
ぼくはこの日、別にもっと見たい番組があった。
「特定秘密保護法案」をめぐる参議院での攻防である。
地上波再放送のお知らせ! 6日(金)深夜に2本を放送! | お知らせ | AKB48SHOWブログ:NHK
この番組はふだんは「BSプレミアム」で放送されている番組で、ぼくは地上波しか見られないので、見ることが出来てよかった。
しかし、唐突な再放送である。
第8回と第9回だけ急に放送する、告知は前日の5日に行う、というのも奇異な印象を受ける。
ぼくはこの日、別にもっと見たい番組があった。
「特定秘密保護法案」をめぐる参議院での攻防である。
NHKはふだん、国会をダラダラ生中継している。
そうそう面白いわけでもないし、正直言って見ないが、それでも国税がどう使われるか、法律がどう決められるかをライブで流しているのは、公共放送としてあるべき姿である。
偉いなと思っていた。
それが、今年最も論議が分かれる法案の、天下分け目の大一番の瞬間に、わざわざ中継を止めてAKB48のコンテンツを例外的に流したのである。
「NHKは強行採決を隠している」
「特定秘密保護法案に対する国民の目娯楽に逸らそうとしている」
「政治隠しにAKB48の美しい少女達を利用している」
と思われても仕方ないのではないだろうか。
衆議院のときはもっと露骨で、衆議院の採決に入る直前に国会中継が終了したのが話題になった。
田中龍作ジャーナル | 【秘密保護法】 衆院特別委で強行採決 NHK中継終了と同時に
強行採決なんてものが行われるとしたら、それはテレビで一番見たい。
生活に直結しているし、関心があるし、面白そうだ。
その時のために普段から国会中継をしているようなものである。
さらに、口はばったいようだが、この目で見てどっちの言い分が正しいか判断させてもらいたい。
そのためのテレビであり、マスコミである。
さいきん強気の発言を繰り返している石破茂幹事長という人は、キャンディーズのファンだったことを公言している。
当時の写真も残っている。
当時の『キャンディーズ』の写真に「石破茂」が映ってる!?と話題に | ニュース2ちゃんねる
バスツアーに行くのは相当気合いが入っている。
スーちゃんの隣にちゃっかり写っているあたり、相当地位の高いファン、今の言葉で言えばT・O(トップオタ)であったと推測される。
ところで石破氏が防衛長官だった2002年~2004年当時、ぼくはモーニング娘。のコンサートに良く行っていた。
それで覚えているのだが、2004年1月26日、横浜アリーナで行われたなっちこと安倍なつみさんの卒業コンサートの警備が、やたらものものしかったのである。
人があふれていて、開演時間も相当オしているのに、一人ひとりガッツリボディーチェックさせられる。
ペットボトル飲料を持っている人は「一口飲んでください」と言われたりするのである。
コンサートに火炎瓶とか持ってくるやついるんだろうか。
ぼくはあまりの異様さに驚いて、近所のビッとした服装(いわゆる特攻服)の本気オタの人に、何か事情があるのか聞いてみた。
すると彼が答えて曰く「イシバさんが見にきているって話があるね・・・」だって。
マジか!
いまだに真偽は不明であるが、いろいろな事情が符合するので、ぼくは本当だと思っている。
いや、別に偉い人がアイドルオタでも偏見は持たない。
むしろ人間らしくていいなあと思う。
ただ、政治的な意図でアイドルが使われるとなると、話は別だ。
この「なっち卒コン」前年の2003年に(やはり防衛大臣は石破氏)、モー娘。は「自衛官募集」のポスターに使われている。
#探偵ファイル/芸能・情報館
「GO! GO! PEACE!」というロゴの入ったポスターだが、さすがに事務所側でも賛否が分かれて、軍服を着せたりせず、アリモノの写真を貸与して済ませたそうだ。
これで思い出したのだが、小林信彦の『極東セレナーデ』という小説の中で、アイドルの少女が「だって、日本の原発は安全なんだもん」というキャンペーンのイメージキャラクターに仕立て上げられそうになる。
この小説は裕木奈江主演でドラマ化したのだが、原発のくだりはバッサリカットされていたが、今読んでもいろいろ考えさせられる。
もしも、「自分の愛する人を守るために立ち上がろう!」、「中国や北朝鮮の貧しい子供たちを救うために銃を取ろう!」などと少女たちが叫ぶのを、NHKが大映しする日が来たら、さすがに世も末であろう。
妄想で済めば幸いである。

そうそう面白いわけでもないし、正直言って見ないが、それでも国税がどう使われるか、法律がどう決められるかをライブで流しているのは、公共放送としてあるべき姿である。
偉いなと思っていた。
それが、今年最も論議が分かれる法案の、天下分け目の大一番の瞬間に、わざわざ中継を止めてAKB48のコンテンツを例外的に流したのである。
「NHKは強行採決を隠している」
「特定秘密保護法案に対する国民の目娯楽に逸らそうとしている」
「政治隠しにAKB48の美しい少女達を利用している」
と思われても仕方ないのではないだろうか。
衆議院のときはもっと露骨で、衆議院の採決に入る直前に国会中継が終了したのが話題になった。
田中龍作ジャーナル | 【秘密保護法】 衆院特別委で強行採決 NHK中継終了と同時に
強行採決なんてものが行われるとしたら、それはテレビで一番見たい。
生活に直結しているし、関心があるし、面白そうだ。
その時のために普段から国会中継をしているようなものである。
さらに、口はばったいようだが、この目で見てどっちの言い分が正しいか判断させてもらいたい。
そのためのテレビであり、マスコミである。
さいきん強気の発言を繰り返している石破茂幹事長という人は、キャンディーズのファンだったことを公言している。
当時の写真も残っている。
当時の『キャンディーズ』の写真に「石破茂」が映ってる!?と話題に | ニュース2ちゃんねる
バスツアーに行くのは相当気合いが入っている。
スーちゃんの隣にちゃっかり写っているあたり、相当地位の高いファン、今の言葉で言えばT・O(トップオタ)であったと推測される。
ところで石破氏が防衛長官だった2002年~2004年当時、ぼくはモーニング娘。のコンサートに良く行っていた。
それで覚えているのだが、2004年1月26日、横浜アリーナで行われたなっちこと安倍なつみさんの卒業コンサートの警備が、やたらものものしかったのである。
人があふれていて、開演時間も相当オしているのに、一人ひとりガッツリボディーチェックさせられる。
ペットボトル飲料を持っている人は「一口飲んでください」と言われたりするのである。
コンサートに火炎瓶とか持ってくるやついるんだろうか。
ぼくはあまりの異様さに驚いて、近所のビッとした服装(いわゆる特攻服)の本気オタの人に、何か事情があるのか聞いてみた。
すると彼が答えて曰く「イシバさんが見にきているって話があるね・・・」だって。
マジか!
いまだに真偽は不明であるが、いろいろな事情が符合するので、ぼくは本当だと思っている。
いや、別に偉い人がアイドルオタでも偏見は持たない。
むしろ人間らしくていいなあと思う。
ただ、政治的な意図でアイドルが使われるとなると、話は別だ。
この「なっち卒コン」前年の2003年に(やはり防衛大臣は石破氏)、モー娘。は「自衛官募集」のポスターに使われている。
#探偵ファイル/芸能・情報館
「GO! GO! PEACE!」というロゴの入ったポスターだが、さすがに事務所側でも賛否が分かれて、軍服を着せたりせず、アリモノの写真を貸与して済ませたそうだ。
これで思い出したのだが、小林信彦の『極東セレナーデ』という小説の中で、アイドルの少女が「だって、日本の原発は安全なんだもん」というキャンペーンのイメージキャラクターに仕立て上げられそうになる。
この小説は裕木奈江主演でドラマ化したのだが、原発のくだりはバッサリカットされていたが、今読んでもいろいろ考えさせられる。
もしも、「自分の愛する人を守るために立ち上がろう!」、「中国や北朝鮮の貧しい子供たちを救うために銃を取ろう!」などと少女たちが叫ぶのを、NHKが大映しする日が来たら、さすがに世も末であろう。
妄想で済めば幸いである。
