今日はゼニカルを紹介する。
これもぼくには合わなかった。

ゼニカルとか、いかにも銭が儲かる的な名前だが、外国製の薬である。

マジンドールとゼニカルは外国で医師が処方する抗肥満薬の両巨頭である。
両方とも合わなかった。
残念だ。


ゼニカルは真っ青(スカイブルー)のカプセル剤だ。
ニュージーランド製のが多い。
個人輸入する薬と言うと、高価なものが多いが、これは比較的安価だ。

作用機序は、食物に入っている油脂分を消化しない。
消化しないとどうなるかと言うと、そのまま糞便と一緒に出てくる、というものだ。

★以下はそうとう汚い話になるので注意してください。★








警告したからな!

ゼニカルを飲むと、おなかがゆるくなる。
それはまあまあ想定の範囲内だと思う。

で、トイレでゆるい糞便を出すと、油滴が水面に浮いている。
おお、効いてる効いてる、と思う。

そこまではいいのだが、やたらオナラがしたくなる。
みなさん、急に聞かれても困ると思うが、オナラってどうしてますか。
女優の南田洋子さんはどんなときでもトイレに行ってからするようにしていたという。
が、大女優ではない普通の人は、こんなことあまりインターネット技術を使って世界に発信することもないと思うが、普通にその辺ですると思う。

通勤中であっても、散歩中であっても、する。

そんなことぐらいあるじゃないですか。

で、ゼニカル服用中のオナラは、霧状の油が入っているのである。
純粋な油ではなく、やはりどう考えても油状の糞便である。
下着が汚れるのだ。

こんなの最悪に憂鬱な経験であって、一度経験したら二度としたくない。
こんなことで悩むのは小学生まで。
あとは立派な老人になってから。
そうありたいものだが、体調によってはそうでもないことがある。
いずれにしてもネットで世界に向かって発表するようなことではない。
個人個人ひっそり秘密にしておくべきだろう。

病気なら仕方がない。
しかしながら、わざわざ個人輸入した薬を飲んで、わざわざ好きこのんでこのような状況に陥っているのである。
アホだ。

まあ、オナラは心してしよう、ここは南田洋子になったつもりで、普通のオナラも全部トイレでしよう、と覚悟を決めればいいような気がする。
ところが、これができないんだよ。

全然おなかが痛くならないのである。
油断して、普通に気楽にプッとしてしまう。
油が出る。
これは絶対無理である。
完全看護の入院患者でないと乗りきれないのではあるまいか。

あわてて使用を中断した。

ゼニカルは「食べても吸収しない」という原理のダイエット薬だ。
つまり、食べることはあきらめないのである。
この点は、前回紹介した、食欲を抑制するマジンドールとはちょっと違う。
要するに、食事をするというクォリティ・オブ・ライフは落とさずに、体重を減らそうというものである。
しかし、やたらオナラがしたくなって、霧状の油が出ていたら、クォリティ・オブ・ライフもへったくれもないのである。

全世界で売れている製品であって、ぼくの体質に合わなかったというだけかもしれない。
とりあえずこういうことがあるので、試す方は注意した方がいい。
とりあえず最初の1日は自宅を出ずに済むようにして試すべきだ。

E-66 Egeln feb2005

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