これもいろいろ試したが、結果的にぼくは「ダメだ」という結果に達した。
まず、マジンドール/サノレックスである。
魔神ドールってすごい名前である。
佐野レックス(佐野市の帝王?)というのもすごい。
これは同じ薬の複数の名前である。
まず、マジンドール/サノレックスである。
魔神ドールってすごい名前である。
佐野レックス(佐野市の帝王?)というのもすごい。
これは同じ薬の複数の名前である。
以下はWikipediaより。
新宿の、迷宮のような雑居ビルの一室だった。
もうどこか覚えてない。
妙にイケメンでハキハキした、なんかいかにも的な先生だった。
果たして「病的には痩せすぎでない」ということで、自由診療だった。
10錠1シートで、9000円だった気がする。
いまちょっとネットを見てみたが、これは明らかに高い。
ネット通販で、外国(メキシコなど)から輸入だともっと安いところもあるが、ホンモノという保証はない。
これはこの手の薬にあるあるの現象だ。
覚醒剤類似の薬で、「アップ系」であって、副作用として食欲がなくなるという話だ。
副作用として、動悸がしたり、眠れなくなる、と言う。
眠れないのは困るので朝1錠飲んでみた。
確かに体がカッカしてきて、動悸がする。
エナージックな感じがするのだが、やる気が出てきてうれしい、という感じはしない。
むしろ「焦る」、「やる気が空回りする」という感じがする。
あと頭痛もする。
基本ぼくはダラダラした人間を極めていて、知的生産活動をする上に置いても基本リラックスした気持ちで「どれだけラクができるか・・・考えられたらいいなぁ・・・」という姿勢で臨んでいるので、アップ系になってもあまりうれしくないのである。
100メートル競走をする、とかであればある程度効果があると思うが、確実にドーピング検査に引っ掛かると思う。
それはいいのだが、食欲だ。
確かに、空腹感はなくなる。
でも、普段からそんなにぐうぐうお腹を空かせて、空腹感にさいなまれて過食しているわけではないのである。
デブは空腹でなくても食べる。
お昼だから食べ、おやつだから食べ、夕方だから食べる。
人と会うから食べる。
寂しいから食べる。
テレビを見るから食べる。
お菓子なんか食べなくてもテレビの面白さには変わりないけど「お菓子を食べながら見ると面白いような気がする」という、認知療法で言うところの「認知のひずみ」(間違った思い込み)である。
この話は、前にも紹介したがこの本に詳しい。
この本は本当に面白かった。
なぜ絶版にしたのか理解に苦しむ。
この本を書いた岡本さんと言う人は、「空腹になると気が散ってしまって知的能力が下がる」という考えを持っていたが、「本当にそうなのか試してみよう」と思って、わざと空腹時に趣味の将棋をやってみたそうだ。
結果は連戦連勝であって、別に空腹度と棋力は関係がないと確信を持ったそうだ。
ぼくが自炊をしない一つの理由は、一人用にちょうどいい素材が売ってないからだ。
最近は一人用の「カット野菜」が売っているが、いかにもパサパサしてまずそうだし、栄養が落ちてそうだ。
やっぱりキャベツなどは丸々一玉買いたい。
でも買ったら最後、マヨネーズをつけて全部食べてしまうのである。
一時的に頭がおかしくなるのだ。
あれがあるから、ぼくは食べ物を備蓄するという習慣がない。
チョコレートなどは小ぶりのもの(ブラックサンダー)を買う。
会社で食べるときはちょっとだけ食べて、後は人にあげてしまう。
ホーム・フリージングとか絶対できない。
ご飯をいっぱい炊いたら全部食べてしまうのだ。
あんなの、良く出来るな!
ということで長くなったが、デブは満腹でも食べるのだ。
食欲がなくても食べる。
デブの食欲は、いわゆる動物の生存本能に起因する食欲と、ちょっと違う気がする。
もっと人間ならではの、高度な情報欲求なのではないだろうか。
前頭葉の違う野(や)が活性化しているのではないだろうか。
あまりデブの野生動物っていないじゃないですか。
だから「食欲抑制剤で痩せる」というのは、痩せた医学者が考えた浅薄な机上の空論という気がする。
とりあえずぼくはダメだった。
副作用ばっかり覿面に出たのである。
まあ、人間のケミストリーは一人ひとり違うから薬の利き方は本当に違う。
人によっては劇的に効くかもしれない。
あと「食欲抑制剤を食べたから食べたくないはず!」、「私は本来痩せているから、薬を飲んだら痩せるはず!」というポジティヴな方向に思い込みの強い人は、プラセボ効果で効くんじゃないだろうか。
マジンドール(Mazindol)は、2007年現在、日本で唯一承認されている食欲抑制薬である。ぼくが言った病院では、「高度肥満症であれば保険適応(3割負担)で、そうでなければ自由診療で出します」と言われた。
販売名はサノレックスRで、製造販売はノバルティスファーマ。保険適応は高度肥満症のみ。
高度肥満症・・・肥満度が+70%以上又はBMIが35以上
・肥満度(%)=(実体重-標準体重)/標準体重×100
・BMI(Body Mass Index)= 体重(kg)/(身長(m)× 身長(m))
食欲中枢への直接作用と脳内でのアドレナリン、ドパミン、セロトニンの神経細胞による再取り込み抑制という2種類の機序により、消費エネルギー促進とともに食欲を抑制する交感神経作用アミンであり、薬理学的特性は覚醒剤であるアンフェタミンと類似する。
動物実験による依存性の可能性(人では身体依存例は認められていない)、および短期間での耐性発現があるため、健康保険適応上の投与は3か月が限度とされている。
新宿の、迷宮のような雑居ビルの一室だった。
もうどこか覚えてない。
妙にイケメンでハキハキした、なんかいかにも的な先生だった。
果たして「病的には痩せすぎでない」ということで、自由診療だった。
10錠1シートで、9000円だった気がする。
いまちょっとネットを見てみたが、これは明らかに高い。
ネット通販で、外国(メキシコなど)から輸入だともっと安いところもあるが、ホンモノという保証はない。
これはこの手の薬にあるあるの現象だ。
覚醒剤類似の薬で、「アップ系」であって、副作用として食欲がなくなるという話だ。
副作用として、動悸がしたり、眠れなくなる、と言う。
眠れないのは困るので朝1錠飲んでみた。
確かに体がカッカしてきて、動悸がする。
エナージックな感じがするのだが、やる気が出てきてうれしい、という感じはしない。
むしろ「焦る」、「やる気が空回りする」という感じがする。
あと頭痛もする。
基本ぼくはダラダラした人間を極めていて、知的生産活動をする上に置いても基本リラックスした気持ちで「どれだけラクができるか・・・考えられたらいいなぁ・・・」という姿勢で臨んでいるので、アップ系になってもあまりうれしくないのである。
100メートル競走をする、とかであればある程度効果があると思うが、確実にドーピング検査に引っ掛かると思う。
それはいいのだが、食欲だ。
確かに、空腹感はなくなる。
でも、普段からそんなにぐうぐうお腹を空かせて、空腹感にさいなまれて過食しているわけではないのである。
デブは空腹でなくても食べる。
お昼だから食べ、おやつだから食べ、夕方だから食べる。
人と会うから食べる。
寂しいから食べる。
テレビを見るから食べる。
お菓子なんか食べなくてもテレビの面白さには変わりないけど「お菓子を食べながら見ると面白いような気がする」という、認知療法で言うところの「認知のひずみ」(間違った思い込み)である。
この話は、前にも紹介したがこの本に詳しい。
この本は本当に面白かった。
なぜ絶版にしたのか理解に苦しむ。
この本を書いた岡本さんと言う人は、「空腹になると気が散ってしまって知的能力が下がる」という考えを持っていたが、「本当にそうなのか試してみよう」と思って、わざと空腹時に趣味の将棋をやってみたそうだ。
結果は連戦連勝であって、別に空腹度と棋力は関係がないと確信を持ったそうだ。
ぼくが自炊をしない一つの理由は、一人用にちょうどいい素材が売ってないからだ。
最近は一人用の「カット野菜」が売っているが、いかにもパサパサしてまずそうだし、栄養が落ちてそうだ。
やっぱりキャベツなどは丸々一玉買いたい。
でも買ったら最後、マヨネーズをつけて全部食べてしまうのである。
一時的に頭がおかしくなるのだ。
あれがあるから、ぼくは食べ物を備蓄するという習慣がない。
チョコレートなどは小ぶりのもの(ブラックサンダー)を買う。
会社で食べるときはちょっとだけ食べて、後は人にあげてしまう。
ホーム・フリージングとか絶対できない。
ご飯をいっぱい炊いたら全部食べてしまうのだ。
あんなの、良く出来るな!
ということで長くなったが、デブは満腹でも食べるのだ。
食欲がなくても食べる。
デブの食欲は、いわゆる動物の生存本能に起因する食欲と、ちょっと違う気がする。
もっと人間ならではの、高度な情報欲求なのではないだろうか。
前頭葉の違う野(や)が活性化しているのではないだろうか。
あまりデブの野生動物っていないじゃないですか。
だから「食欲抑制剤で痩せる」というのは、痩せた医学者が考えた浅薄な机上の空論という気がする。
とりあえずぼくはダメだった。
副作用ばっかり覿面に出たのである。
まあ、人間のケミストリーは一人ひとり違うから薬の利き方は本当に違う。
人によっては劇的に効くかもしれない。
あと「食欲抑制剤を食べたから食べたくないはず!」、「私は本来痩せているから、薬を飲んだら痩せるはず!」というポジティヴな方向に思い込みの強い人は、プラセボ効果で効くんじゃないだろうか。