以前このブログの295回で、東芝レグザのタイムシフト機能について紹介した。
そのとき、ぼくが買ったテレビとして紹介したのが、42ZT3である。
そのとき買わずに避けたのが、42Z7である。
理由は、Z7が3Dテレビだったからだ。
ぼくはサルトルなみの斜視で3Dが3Dに見えない。
東芝の3Dテレビは偏光フィルムが3Dじゃないとき(つまりたいていのテレビを見るとき)も画面の前にあって、それが気持ち悪いので避けていた。
デザイン的には、直線的でミニマルで、42Z7の方が好みである。
それだけでなく、ぼくは絶対Z7の方を買えば良かったと思った。
というのは、タイムシフト機能のレベルが全然違うからである。
そのとき、ぼくが買ったテレビとして紹介したのが、42ZT3である。
そのとき買わずに避けたのが、42Z7である。
理由は、Z7が3Dテレビだったからだ。
ぼくはサルトルなみの斜視で3Dが3Dに見えない。
東芝の3Dテレビは偏光フィルムが3Dじゃないとき(つまりたいていのテレビを見るとき)も画面の前にあって、それが気持ち悪いので避けていた。
デザイン的には、直線的でミニマルで、42Z7の方が好みである。
それだけでなく、ぼくは絶対Z7の方を買えば良かったと思った。
というのは、タイムシフト機能のレベルが全然違うからである。
ぼくはもともとレコーダーは同じ東芝のRD-X10を愛用していて、テレビの録画機能は全然気にしていなかった。
最近のテレビはみんな録画機能がついていて邪魔くさいなあと思っていたのである。
どうせ「オマケ」で、当てにならないと思っていた。
ところが、実際にZT3を買って見て、タイムシフト機能が付いていて驚いた。
便利だ。
どう便利かは前の記事に書いたから繰り返さない。
だが、Z7の記事を見て、さらにとんでもなく便利になっていることを知って落ち込んだ。
タイムシフトマシン歴1年。今度はREGZA Z7を使い倒す:前編(AV Watch)
レグザクラウドサービスは“面白いと思える番組”に出会える機能(東芝・片岡氏インタビュー)(日経TRENDY NET)
絶対にZ7を買うべきかどうかはともかく、ぼくのような新しいモノ好き、うれしがりの人間は絶対にZ7である。
ZT3とZ7の違いは以下のようである。
・ZT3には3Dがなく、Z7にはある
・ZT3にはタイムシフト専用内蔵HDDがあり(500GB)、Z7にはない(番組を永続的に保存する場合はZT3も外付けが必要)
・Z7には「ざんまいプレイ」「みどころシーン再生」「TimeOn」がある
まず3Dについては以前も検討した。
東芝は本当に自社の3D技術と3Dテレビの隆盛に自信を持っているようで、非3Dモデルがどんどん減ってきている。
生産ラインを絞るということでは合理的な判断なのだろう。
逆に、3Dが不要な客が3Dテレビを買っても、別に不都合はないということだろう。
これは実際に両者をシビアに見比べたわけではないので、本当のところは良く分からない。
次にHDDについて。
ZT3には内蔵HDDがあるが、これはタイムシフト専用である。
つまり、放送した番組を全部録画する機能にしか使えない。
タイムシフトの中からある番組を選択して、それを一生見返したい場合は、永続的に保存することが出来るが、この場合は外付けHDDをUSBに接続するのが必要である。
ぼくは特に機種対応表を見ないでI-O Dataのおなじみ2TB(目標価格1万円)を接続したが、大丈夫だった。
Z7にはタイムシフト用も永続的保存用もついていない。
純正のものは背中に背負うタイプのカッコイイのが別売であるが、はっきり言って2.5TBで3万円という高価なものであって、デザインもテレビに背負わせるときはカッコイイがもし何かあってPCに接続する場合はしづらいものであって、これを買う必要はない。
非純正HDDをZ7に使うことについては伊集院光がラジオで熱く語っていたそうだ。
伊集院光「REGZA Z7に非純正ハードディスクで増設する方法」(世界は数字で出来ている)
500GBとか、2.5TBとか書いているが、実際どれぐらい容量が必要なんだろうか。
地デジはTS(東芝用語ではDR)と呼ばれるのファイル(mpeg2 ts)で放送されているので、これをこのまま保存すればテレビ放送時と同じ画質になる。
これ以上は上がらない。
さらに圧縮できるが、2段階圧縮になるのでぼくは現状では汚くて実用的でないと思っている。
さてこのTSは、10分1GBぐらいだと思う。
1時間で6GBだ。
だから6TBあったら1000時間録画できることになる。
1日2時間録画したら500日分だ。
そんなに録画しないと思う。
1日1時間録画すると考えれば、年に2TBぐらいだろうか。
年に3TBあれば足りると思う。
長くなったが、最後の「ざんまいプレイ」「みどころシーン再生」「TimeOn」について。
これがキモである。
これはZ7を所有していないので分からないが「芸能人の名前を入れるとその番組を探してくれる」「それどころか、番組の中でそのシーンを探してくれる」「テレビを見ている人がクラウドにその情報を上げて、それに基づいて番組を探してくれる」という未来的な機能である。
スゲー。
こんなことになっていたのか・・・。
片岡氏の発言が象徴的である。
インターネット(Web)も黎明期は(Yahoo!のような)ディレクトリポータルが主流で、見る人は「スポーツ=>野球=>日本=>セリーグ・・・」のようにツリー状に見に行っていた。
しかし今は検索で横断的に情報に到達するのが主流である。
テレビもそうなるべきだ。
なるほど!
確かにそう思う。
じゃあApple TVやHulu、あるいはYouTubeやUstreamのようなインテリジェントTV、ネット動画を見ればいいのだろうか。
ぼくは地上波テレビにはまだ魅力があると思う。
地上波テレビは急速につまらなくなったと良く言われていて、ぼくも本ブログを通じて狂ったようにそれを主張していた。
ブログスフィアでも「テレビ見ない自慢」が「意識高い系」の間で多く書かれていて、それを読むとおいらもいまどきテレビなんか見てちゃだめかなーと思わないでもない。
でもテレビにはまだ魅力がある。
まずHuluで見ることが出来るドラマや映画のようなコンテンツは狙って作って作り上げられたものである。
しかしテレビは、ある種放送事故的な、ライブ感のあるコンテンツが魅力である。
じゃあYouTubeやニコ生のようなネット動画はどうかというと、まだまだ製作費が流れていないためにS/N比が低すぎる。
この2つの要素は相反するものであって、やはり地上波テレビは長年練り上げられたいい湯加減というものがあって捨てがたい。
むろんしょうもないものはしょうもない。
「CMまたぎの引き」「同じビデオが3回も4回も流れる」はその最たるものである。
それは録画して飛ばせば良い。
今までのテレビはそれを手動でやっていた。
しかしついに端末側がそれを自動でやってくれる時代が来た。
これは東芝が誇る「録画神・片岡」が「実際にテレビを自分で見たおすために」大東芝を動かして到達した境地である。
(片岡さんがアニオタでオタク大賞の授賞式に出席したときに分かっていたが、上の記事を読むとAKBオタでもあるようだ!?)
テレビはネット同様ゴミの山だが、ネットを検索エンジンやソーシャルブックマークが急速に使えるようにしたように、テレビもレグザZ7が「端末側のソリューションとして」それを実現した。
まめに番組を探せば、まだ面白い番組ぐらいあるんじゃないだろうか。
Z7をぼくは買ってないし、持ってないし、使ってないので、想像上の議論である。
買いなおすのはさすがにバカみたいと思わないでもないが、ぼくはバカだからどうするかわからない。



最近のテレビはみんな録画機能がついていて邪魔くさいなあと思っていたのである。
どうせ「オマケ」で、当てにならないと思っていた。
ところが、実際にZT3を買って見て、タイムシフト機能が付いていて驚いた。
便利だ。
どう便利かは前の記事に書いたから繰り返さない。
だが、Z7の記事を見て、さらにとんでもなく便利になっていることを知って落ち込んだ。
タイムシフトマシン歴1年。今度はREGZA Z7を使い倒す:前編(AV Watch)
レグザクラウドサービスは“面白いと思える番組”に出会える機能(東芝・片岡氏インタビュー)(日経TRENDY NET)
絶対にZ7を買うべきかどうかはともかく、ぼくのような新しいモノ好き、うれしがりの人間は絶対にZ7である。
ZT3とZ7の違いは以下のようである。
・ZT3には3Dがなく、Z7にはある
・ZT3にはタイムシフト専用内蔵HDDがあり(500GB)、Z7にはない(番組を永続的に保存する場合はZT3も外付けが必要)
・Z7には「ざんまいプレイ」「みどころシーン再生」「TimeOn」がある
まず3Dについては以前も検討した。
東芝は本当に自社の3D技術と3Dテレビの隆盛に自信を持っているようで、非3Dモデルがどんどん減ってきている。
生産ラインを絞るということでは合理的な判断なのだろう。
逆に、3Dが不要な客が3Dテレビを買っても、別に不都合はないということだろう。
これは実際に両者をシビアに見比べたわけではないので、本当のところは良く分からない。
次にHDDについて。
ZT3には内蔵HDDがあるが、これはタイムシフト専用である。
つまり、放送した番組を全部録画する機能にしか使えない。
タイムシフトの中からある番組を選択して、それを一生見返したい場合は、永続的に保存することが出来るが、この場合は外付けHDDをUSBに接続するのが必要である。
ぼくは特に機種対応表を見ないでI-O Dataのおなじみ2TB(目標価格1万円)を接続したが、大丈夫だった。
Z7にはタイムシフト用も永続的保存用もついていない。
純正のものは背中に背負うタイプのカッコイイのが別売であるが、はっきり言って2.5TBで3万円という高価なものであって、デザインもテレビに背負わせるときはカッコイイがもし何かあってPCに接続する場合はしづらいものであって、これを買う必要はない。
非純正HDDをZ7に使うことについては伊集院光がラジオで熱く語っていたそうだ。
伊集院光「REGZA Z7に非純正ハードディスクで増設する方法」(世界は数字で出来ている)
500GBとか、2.5TBとか書いているが、実際どれぐらい容量が必要なんだろうか。
地デジはTS(東芝用語ではDR)と呼ばれるのファイル(mpeg2 ts)で放送されているので、これをこのまま保存すればテレビ放送時と同じ画質になる。
これ以上は上がらない。
さらに圧縮できるが、2段階圧縮になるのでぼくは現状では汚くて実用的でないと思っている。
さてこのTSは、10分1GBぐらいだと思う。
1時間で6GBだ。
だから6TBあったら1000時間録画できることになる。
1日2時間録画したら500日分だ。
そんなに録画しないと思う。
1日1時間録画すると考えれば、年に2TBぐらいだろうか。
年に3TBあれば足りると思う。
長くなったが、最後の「ざんまいプレイ」「みどころシーン再生」「TimeOn」について。
これがキモである。
これはZ7を所有していないので分からないが「芸能人の名前を入れるとその番組を探してくれる」「それどころか、番組の中でそのシーンを探してくれる」「テレビを見ている人がクラウドにその情報を上げて、それに基づいて番組を探してくれる」という未来的な機能である。
スゲー。
こんなことになっていたのか・・・。
片岡氏の発言が象徴的である。
インターネット(Web)も黎明期は(Yahoo!のような)ディレクトリポータルが主流で、見る人は「スポーツ=>野球=>日本=>セリーグ・・・」のようにツリー状に見に行っていた。
しかし今は検索で横断的に情報に到達するのが主流である。
テレビもそうなるべきだ。
なるほど!
確かにそう思う。
じゃあApple TVやHulu、あるいはYouTubeやUstreamのようなインテリジェントTV、ネット動画を見ればいいのだろうか。
ぼくは地上波テレビにはまだ魅力があると思う。
地上波テレビは急速につまらなくなったと良く言われていて、ぼくも本ブログを通じて狂ったようにそれを主張していた。
ブログスフィアでも「テレビ見ない自慢」が「意識高い系」の間で多く書かれていて、それを読むとおいらもいまどきテレビなんか見てちゃだめかなーと思わないでもない。
でもテレビにはまだ魅力がある。
まずHuluで見ることが出来るドラマや映画のようなコンテンツは狙って作って作り上げられたものである。
しかしテレビは、ある種放送事故的な、ライブ感のあるコンテンツが魅力である。
じゃあYouTubeやニコ生のようなネット動画はどうかというと、まだまだ製作費が流れていないためにS/N比が低すぎる。
この2つの要素は相反するものであって、やはり地上波テレビは長年練り上げられたいい湯加減というものがあって捨てがたい。
むろんしょうもないものはしょうもない。
「CMまたぎの引き」「同じビデオが3回も4回も流れる」はその最たるものである。
それは録画して飛ばせば良い。
今までのテレビはそれを手動でやっていた。
しかしついに端末側がそれを自動でやってくれる時代が来た。
これは東芝が誇る「録画神・片岡」が「実際にテレビを自分で見たおすために」大東芝を動かして到達した境地である。
(片岡さんがアニオタでオタク大賞の授賞式に出席したときに分かっていたが、上の記事を読むとAKBオタでもあるようだ!?)
テレビはネット同様ゴミの山だが、ネットを検索エンジンやソーシャルブックマークが急速に使えるようにしたように、テレビもレグザZ7が「端末側のソリューションとして」それを実現した。
まめに番組を探せば、まだ面白い番組ぐらいあるんじゃないだろうか。
Z7をぼくは買ってないし、持ってないし、使ってないので、想像上の議論である。
買いなおすのはさすがにバカみたいと思わないでもないが、ぼくはバカだからどうするかわからない。



