ということで22日日曜日、横浜市は天王町という場所で、松本秀幸先生と晴山陽一先生による「英語の悩み解消!マッパレ英語セミナー2011」に参加してきた。
晴山陽一先生(ハレヤマと読む)は111冊の英語学習書を書いているスーパー英語ライターである。いろんな切り口の本があって、どれも面白い。ぼくが特に気に入っているのが「英語3秒速答スーパートレーニング (Amazon)」だが、他にも「英語ベストセラー本の研究」という本が面白い。この本はキテレツな本で、戦後の英語学習書の歴史を振り返ることで、日本人に適した英語学習を考える、いわばメタ英語学習書である。
他にも、昔からいろいろ著書を愛読していたから、晴山先生がTwitterを始めた時は本当に驚いた。
晴山陽一先生(ハレヤマと読む)は111冊の英語学習書を書いているスーパー英語ライターである。いろんな切り口の本があって、どれも面白い。ぼくが特に気に入っているのが「英語3秒速答スーパートレーニング (Amazon)」だが、他にも「英語ベストセラー本の研究」という本が面白い。この本はキテレツな本で、戦後の英語学習書の歴史を振り返ることで、日本人に適した英語学習を考える、いわばメタ英語学習書である。
他にも、昔からいろいろ著書を愛読していたから、晴山先生がTwitterを始めた時は本当に驚いた。
普通作家や文化人がTwitterを始めても、宣伝や本当にどーでもいー身辺雑記が多いが、晴山先生は驚くべきTwitterの活用法を始めた。【10秒英語塾】というオンラインクイズで、これが本当に面白い。もう2年以上もやっておられるだろうか。
そんな晴山先生と、「iPhone英語勉強法 (Amazon)」の松本先生のセミナーがあると聞いて、張り切って参加した。
晴山先生のセミナーは、10塾での勝手なイメージから、失礼ながらもっとふざけた、ガハハ的な内容を予測していたのだが、いい意味で裏切られた。むちゃくちゃ濃縮された、硬派な内容だったのだ。簡単に要約すると「学生時代苦手だった英文法を、大人の論理で分析して攻略する」という感じ。ホンのさわりだけ紹介すると、
わずか90分の講義だが、学校で何年もやって分からなかったことが分かる、目からウロコポロポロの講義であった。
ぼくはこの話を聞いて、「文字コード【超】研究 改訂第2版」を書くために研究した、日本語のかな漢字交じりの成立の話を思い出した。日本人は名詞、動詞と言った内容のある言葉は漢字で綴り、てにをはと言った文法を形作る言葉はひらがなで綴る。このことで、文章の切れ目が視覚的に分かる、という話である。この議論は、井上ひさしの小説「東京セブンローズ」や、高校書道部の部活マンガ「とめはねっ!」でも語られている。
英語に機能語があり、日本語にもてにをはがある。プログラミング言語もそのような区別がある言語がある。この視点によって、いろいろな言葉がより立体的に理解できると思う。
話は他にも、企画中の本の内容や、企画書の作り方や人生観にも及び、大変刺激を受けた。愛読している本の、著者に会いに行く機会があるのはすばらしいことだ。
そんな晴山先生と、「iPhone英語勉強法 (Amazon)」の松本先生のセミナーがあると聞いて、張り切って参加した。
晴山先生のセミナーは、10塾での勝手なイメージから、失礼ながらもっとふざけた、ガハハ的な内容を予測していたのだが、いい意味で裏切られた。むちゃくちゃ濃縮された、硬派な内容だったのだ。簡単に要約すると「学生時代苦手だった英文法を、大人の論理で分析して攻略する」という感じ。ホンのさわりだけ紹介すると、
- 英文法では良く主要8品詞として名詞、動詞、形容詞、副詞、代名詞、接続詞、前置詞、間投詞があげられる。
- このうち間投詞(Wow!など)は人間でなくても言える言葉であって、文法からは外す
- 8品詞のうち名詞、動詞、形容詞、副詞は開放系であり、時代と共にいくらでも増える。これらを内容語と言う。
- 代名詞、接続詞、前置詞は閉鎖系であり、時代が過ぎても数は過ぎない。これらを機能語という。
- (助動詞、冠詞、数詞、疑問詞などの品詞や、不定詞、分詞、動名詞のような準動詞についても明確な位置づけの説明があったが本ブログでは割愛する)
- 機能語は60語ぐらいしかない。これが英文法を形作っている
- 英語を音読するときは、機能語は弱く速く、内容語は強く引き伸ばして読む。そうすると英語独特の強弱、緩急のリズムが出てくる。これがないから日本人の英語は伝わらない。
わずか90分の講義だが、学校で何年もやって分からなかったことが分かる、目からウロコポロポロの講義であった。
ぼくはこの話を聞いて、「文字コード【超】研究 改訂第2版」を書くために研究した、日本語のかな漢字交じりの成立の話を思い出した。日本人は名詞、動詞と言った内容のある言葉は漢字で綴り、てにをはと言った文法を形作る言葉はひらがなで綴る。このことで、文章の切れ目が視覚的に分かる、という話である。この議論は、井上ひさしの小説「東京セブンローズ」や、高校書道部の部活マンガ「とめはねっ!」でも語られている。
英語に機能語があり、日本語にもてにをはがある。プログラミング言語もそのような区別がある言語がある。この視点によって、いろいろな言葉がより立体的に理解できると思う。
話は他にも、企画中の本の内容や、企画書の作り方や人生観にも及び、大変刺激を受けた。愛読している本の、著者に会いに行く機会があるのはすばらしいことだ。