昨日の続き。

渋谷から横浜へ歩く。
朝10時から3時間15分歩いて綱島着。

身体へのダメージはまだ全然ない。
英会話のテープをずっと聞いていたのが、さすがに綱島を越えたあたりで飽きてきたので落語に切り替えた。
笑いながら歩くと疲れを感じない。



綱島と大倉山の間には大曾根商店街というちょっと古びた、昔栄えたような商店街がある。
ちょっとしたつげ義春の世界であって、銭湯なんかもある。

そこを抜けると、また上り坂になって、大倉山着。


大倉山は結構瀟洒な街。
線路沿いに進もうとするが、このへん新幹線(新横浜行き)と東横線が交差しているので注意が必要だ。

菊名駅をまたがっている歩道橋に登る。

菊名着。


ここで線路の西側(山側)を歩いたら確実に道に迷う。
ビニールハウスのある農場に入ってしまいそうになる。
何度も地獄を見た。
ここは確実に東側を歩くように注意したい。
すぐに横浜線のガードを越えるのでこんがらがるが、基本的に東横線の海側を歩けば線路ぴったりに歩ける。

菊名を超えると、そろそろ足が痛くなってきた。
と言っても筋肉痛でも関節痛でもなく、足の裏に豆が出来てそれが痛いのだ。
これはちょっと意外な展開だ。
結局このダメージが今回一番大きかった。


妙蓮寺に着く。
ここで14時11分。
歩き始めて4時間11分を経過した。
歩き始めが10時なので計算しやすい。

綱島妙蓮寺

グーグルマップによると綱島妙蓮寺間は5km、1時間2分ということだ。
56分で踏破したから、まあまあ予定通りだ。
少しやはりペースが落ちているかもしれない。

妙蓮寺から白楽の間はほぼ一本道だが、狭い通りを車がびゅんびゅん走るのでちょっと怖い。


妙蓮寺と白楽のちょうど間に奇妙な花屋さんと言うか雑貨屋さんがある。
これは一見の価値がある。

白楽。

ここから六角橋商店街に入る。
ちょっとした小汚いウラ原宿というか下北沢のような、若者が集まるサブカル的な街になっている。
ただしここも車がびゅんびゅん通るので危ない。
商店街を歩いていくとだいぶ線路から離れる。
東神奈川から伸びている大通り(横浜上麻生道路)にぶつかって左折する。
しばらく歩くと東白楽。


妙蓮寺東白楽間は2km、25分だそうだ。
ぼくも24分で踏破している。
妙蓮寺東白楽
ここから東横線は地下に入るが、なんと旧東横線の上を遊歩道が出来ている。
超ラクチンだ。
(同様の遊歩道が目黒通りの西小山のあたりにもある)
アッと言う間に反町。


ちなみにこの道を東横フラワー緑道と言うのだが、現在はさらに延伸していて、横浜まで行けるらしい。
しかも、反町の上はめちゃくちゃ高い山だったのだが、今はトンネルを人間が歩けるらしい。
(6時から21時まで)
これは知らなくて損をした!
今度はこっちのルートを歩こう。

ぼくのルートとしては反町から二国に出た。
これは二国(にこく)と地元の人は呼んでいるが、実際には国道一号線である。
正式な愛称(?)としては第二京浜というが、地元の人はなぜかニコクと言っている。
以前はこの国道沿いのアパートに住んでいて、なじみがある。

青木橋で左折し、渡ったところで右折、京急の神奈川駅を背にして進む。
妙に予備校が多い道を通って、ようやく横浜だ。


「横浜」という書き文字を写真に入れないといけないと思って地下駅深くに入ったが、この結果15時9分についた。
ということで、おおむね5時間で踏破したことになる。
東白楽横浜
ちなみにGoogleマップで東白楽~横浜間は2.4km、31分だ。
ぼくは34分掛かっている。
やったーゴールイン!


Runkeeperの記録では、途中で信号待ちをしたり水を買ったりしているのが全部トレーニング中断になるので、4時間54分になる。
まあ5時間であろう。
27.70kmとなっているが、駅の構内に入ったりお店に入ったりしているので、まあ27kmではないだろうか。
5時間は300分だから、300÷27で1kmあたり11.111分になる。
平均心拍数は145である。

ところが、ここで大変なことが起こった。
RunkeeperはGPSを使って走っている行程を記録する(歩いたあとが地図に残る)はずなのだが、この日に限って記録されていないのだ!

runkeeper

なぜかは分からない。
最後のフィニッシュをGPSの届かない駅の中でやっただろうか。
残念至極である。

しかし、渋谷から横浜まで5時間で歩ける、と分かったのはうれしい。
あなたは最寄駅の路線を端から端まで歩くと何キロメートルで、何時間掛かるか知っているだろうか。
ぼくは知っているのである。
だから何、と言われるかもしれないが、わけもなくうれしい。

1kmあたり10分ペースで歩けば(これでもまだ歩きである。競歩選手みたいな超早歩き)280分、4時間40分になる。
9分ペースで歩けば(ぎりぎり走りになるが、この超遅ペースで走るのは結構難しい)252分、4時間12分になる。
とりあえず4時間を切るところまで今年1年でなんとか延ばしてみたい。

こうなったら目指すはフルマラソンだ。

フルマラソンに出るならサブフォーと言って、42.195kmを4時間は切りたいところだ。
それはムリとしても6時間は切らないと失格になってしまう。
42.195kmを6時間で走るとすると8.53分で1kmだ。
ということで、東横線を端から端まで4時間デコボコで走り切れば、フルマラソンを6時間で行ける。
(いや、27kmを時速9kmで走れても、そのペースで42.195km行けることはないだろうが・・・)
これを来年、2014年度ぐらいの目標にしたいと思っている。

現状、途方もない目標だが、27kmを歩き通して「やればできる」と思った。
これぐらいの距離を、これぐらいの速度で進めばいいんだ・・・と実感が湧いたのである。

肉体のダメージとしては、筋肉痛関節痛はびっくりするほど感じなかった。
逆に体重がげっそり落ちることもなかったのである。
やはり何年も散歩するくせがついていて、これぐらいのウォークではたいした負荷ではなかったことが分かる。

ただ来たのは足の裏である。
両足とも中指の付け根に大きな水ぶくれが出来た。
歩きの急所は足の裏だと感じた。

最後にパーティだが、ずいぶん早くついてしまって時間を持て余した。
結局いったん家に帰って、シャワーを浴びて出直したのである。
何やってんだか。

Subscribe with livedoor Reader
Add to Google
RSS
このエントリーをはてなブックマークに追加