自民党の憲法改正草案が発表されたのは、今年の2月25日のことであった。
まだ大地震から1年経っていない冬の寒い日で、原発問題についても苛烈な議論が続いていた。
尖閣諸島、竹島での領土問題も起こる間際であった。
それにしても民主党政権は国家的な問題を数多く経験した。
ご苦労様。
そんな大問題のさなかに、いい悪いは別にして、「天皇の元首化」、「国防軍の設置」という国論を二分する議論をブチ上げる自民党は、ちょっとKYというか、もうちょっと地震や原発のこと、目先で困ってる人のことを考えた方がいいんじゃないの、と思っていた。
いまもこの気持ちは変わらない。
しかし、衆議院解散、総選挙になって、この問題が俄かに我々の暮らしに直結する問題として浮上してきた。
憲法改正草案を選挙の前に堂々と発表した自民党は、正直エライと思う。
国民はこれを個人個人読み込んで、賛成な人は自民党に、前のままでいい人は別の党に投票すればいいのだ。
ぼくも今回、自分なりに研究した結果を発表しようと思う。 続きを読む