★スミマセン宣伝です(2015/10/10)★
ぼくの睡眠時無呼吸症候群、そしてCPAP個人輸入の体験を電子書籍にしました。
最初はブログをまとめれば本になるとたかをくくっていたのですが、結局ぜんぶ書き直しになりました。
本を書いていて思ったのが、過去のブログに書いたことは少しずつ記憶に誤りがあるということです。
本来ならばブログを1つ1つ訂正するか、ぜんぶ削除するところですが、それはこれからおいおいやっていきます。
睡眠時無呼吸症候群に悩んでおられる方なら、共感していただけ、役立てていただけるように本を書きました。
ぜひ読んでください。
★
※このコーナーは旧ブログ「ぶたときどき真珠」で書いていた睡眠時無呼吸症候群闘病記を最初から書き直すものです。前のブログを読んでいた方は最初から読ませることになって申し訳ありません。より面白く(?)公共性のあるように書ければと思うのでどうぞご容赦ください。なお、この項目は一患者の主観的な闘病記であって、医学、健康の問題に何らかの責任ある指針を与えるものではありません。ご自身の健康の問題は専門家の診断を仰ぐようにしてください。
30代を迎えたある日、ぼくは異常な体の疲れに気が付いた。
何をやっていても気がふさぎ、やる気が出ない。
仕事をしていてもダラダラしてしまう。
驚くのは急速な眠気である。
早起きしたから一時的に眠い、というのとはちょっと違う。
昼過ぎから夕方ぐらいに掛けて、脳にしゅうしゅうと毒が回るように眠くなるのである。感覚としては頭痛(頭重感)と眠気の中間ぐらいである。
※頭痛がするというのはSAS(睡眠時無呼吸症候群)の重要な兆候の一つであった。
眠気以外にも、何をするにもだるい、面倒くさいということが続いていた。
今思い返せば明らかに病的なのだが、道を歩いていて、ちょっとした段差が乗り越えられず、急に立ち尽くす、ということがあった。
こういう時、病気を疑う前段階として、自分がなまけているからだ、気合いが足りないからだ、と思っていた。
当然仕事は進まない。
進まないから、残業することになる。
こういうとき、仕事が進まないのは昼間ぼうっとしている自分が悪いと思うので、いきおいサービス残業になる。
ぼくの睡眠時無呼吸症候群、そしてCPAP個人輸入の体験を電子書籍にしました。
最初はブログをまとめれば本になるとたかをくくっていたのですが、結局ぜんぶ書き直しになりました。
本を書いていて思ったのが、過去のブログに書いたことは少しずつ記憶に誤りがあるということです。
本来ならばブログを1つ1つ訂正するか、ぜんぶ削除するところですが、それはこれからおいおいやっていきます。
睡眠時無呼吸症候群に悩んでおられる方なら、共感していただけ、役立てていただけるように本を書きました。
ぜひ読んでください。
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※このコーナーは旧ブログ「ぶたときどき真珠」で書いていた睡眠時無呼吸症候群闘病記を最初から書き直すものです。前のブログを読んでいた方は最初から読ませることになって申し訳ありません。より面白く(?)公共性のあるように書ければと思うのでどうぞご容赦ください。なお、この項目は一患者の主観的な闘病記であって、医学、健康の問題に何らかの責任ある指針を与えるものではありません。ご自身の健康の問題は専門家の診断を仰ぐようにしてください。
30代を迎えたある日、ぼくは異常な体の疲れに気が付いた。
何をやっていても気がふさぎ、やる気が出ない。
仕事をしていてもダラダラしてしまう。
驚くのは急速な眠気である。
早起きしたから一時的に眠い、というのとはちょっと違う。
昼過ぎから夕方ぐらいに掛けて、脳にしゅうしゅうと毒が回るように眠くなるのである。感覚としては頭痛(頭重感)と眠気の中間ぐらいである。
※頭痛がするというのはSAS(睡眠時無呼吸症候群)の重要な兆候の一つであった。
眠気以外にも、何をするにもだるい、面倒くさいということが続いていた。
今思い返せば明らかに病的なのだが、道を歩いていて、ちょっとした段差が乗り越えられず、急に立ち尽くす、ということがあった。
こういう時、病気を疑う前段階として、自分がなまけているからだ、気合いが足りないからだ、と思っていた。
当然仕事は進まない。
進まないから、残業することになる。
こういうとき、仕事が進まないのは昼間ぼうっとしている自分が悪いと思うので、いきおいサービス残業になる。
よく会社のパワハラによる不当な労働の搾取としてのサービス残業が問題になるが、現実にはこのようなケースも多いのではないだろうか。
つまり、調子が悪いのを自分のやる気の欠如のせいにして、なんとか「本来の自分」のパフォーマンスを叩きだそうとして残業してしまう。
ところが、残業すると効率が下がる。1日8時間で8万円分の価値を創造するサラリーマンがいたとして、常に1日12時間会社にいるクセを付けると、そのうち、たとえば12時間で10時間分しか価値を創造できなくなってしまうそうだ。そして、その生活をずっと続けていると、12時間で6時間分しか価値を創造出来なくなってしまう。残業しない方がマシになってしまうそうである。
この問題は有名なピープルウエアという本に書いてある。
この本の中では、「どうせ今日も残業だ」という気持ちに支配されると、どうせダラダラやっても追いつくさ、と思うので、どんどん生産性が下がる、というように説明されている。
それだけでなく、当然プライベートライフがないので、疲れで心が擦り減ってしまい、芸術や個人的な人間関係に触れることによる刺激もないので、豊かな発想がなくなり、技術革新が遅れて仕事の能率が下がるのであろう。(休み休みやると仕事の能率が上がることは実験で証明されているそうだ。このことについては別に項を起こす)
ぼくはさすがにそこまで行くまでに自制し、せいぜい休みを取っていた。
具体的に言うと土日ほとんど寝たきりになっていた。
これも今思うと良くなかった。
昼夜逆転になってしまい、生活のリズムが狂ってしまう。
土日もせいぜい日中は外出したり創造的な趣味をして、平日同様早寝早起きをするのがよい。
いや、こうして他人事として考えればいくらでもいい知恵が湧くが、当時問題の真っ只中にいた時分にはそういう気持ちになれなかったのである。
(つづく)
つまり、調子が悪いのを自分のやる気の欠如のせいにして、なんとか「本来の自分」のパフォーマンスを叩きだそうとして残業してしまう。
ところが、残業すると効率が下がる。1日8時間で8万円分の価値を創造するサラリーマンがいたとして、常に1日12時間会社にいるクセを付けると、そのうち、たとえば12時間で10時間分しか価値を創造できなくなってしまうそうだ。そして、その生活をずっと続けていると、12時間で6時間分しか価値を創造出来なくなってしまう。残業しない方がマシになってしまうそうである。
この問題は有名なピープルウエアという本に書いてある。
この本の中では、「どうせ今日も残業だ」という気持ちに支配されると、どうせダラダラやっても追いつくさ、と思うので、どんどん生産性が下がる、というように説明されている。
それだけでなく、当然プライベートライフがないので、疲れで心が擦り減ってしまい、芸術や個人的な人間関係に触れることによる刺激もないので、豊かな発想がなくなり、技術革新が遅れて仕事の能率が下がるのであろう。(休み休みやると仕事の能率が上がることは実験で証明されているそうだ。このことについては別に項を起こす)
ぼくはさすがにそこまで行くまでに自制し、せいぜい休みを取っていた。
具体的に言うと土日ほとんど寝たきりになっていた。
これも今思うと良くなかった。
昼夜逆転になってしまい、生活のリズムが狂ってしまう。
土日もせいぜい日中は外出したり創造的な趣味をして、平日同様早寝早起きをするのがよい。
いや、こうして他人事として考えればいくらでもいい知恵が湧くが、当時問題の真っ只中にいた時分にはそういう気持ちになれなかったのである。
(つづく)