それにしても馬鹿っぽいタイトルだ。



ダイエットの一環としてウォーキングを朝晩やっている。
具体的に言うと会社がみなとみらいなのだが、横浜で降りてみなとみらいまで歩く。
2キロないぐらいなのだが、20分切ると結構汗をかく。
会社が休みの日は家の周りを、川沿いや神社をめぐって歩く。

実際効果があるし、結構快適なのだが、退屈である。
こんな色々やることがあって、余裕のない生活なのに、「歩くこと」なんかに何十分も使っていていいのかなという気になる。
いや、その時間にいろいろ考えるのがいいという意見もあるだろうが、それにしても時間を食い過ぎだ。

一方、英語の勉強も毎日やっているのだが、これは結構苦痛だ。
家で、大の大人が机に向かって「郵便局はどこにありますか」などとやっているのはつらい。
鬱々とした気分になる。

この2つをアウフヘーベンしたのが、ぼくが考案した英会話ウォーキングだ。
と言っても、もとは晴山陽一先生の『英語3秒速答スーパートレーニング』に出会って始めたものだ。
この本のCDは衝撃的な「テキストレス英会話」を実現したものだ。
この本については以前にブログでも紹介した。

基本的に英語でクイズを出されて、それをポーズの間に英語で答える、という形式のものだ。


たとえば「計算レッスン」である。
「Two times six is...?」
と聞かれるので、3秒の空白の間に「Twelve」と答える。

「文法レッスン」では「次の文をDo you knowで始まる間接疑問文に変えてください」と言われる。
「How much is that car?」
と聞かれるので、3秒の空白の間に「Do you know how much that car is?」と答える。
脳の聞き取りを司るウェルニッケ野と、発語を司るブローカ野、そしてウォーキングしている場合は足腰の筋肉が同時に鍛えられる。

これ、テキストを見ながら家で練習するより実は効果的なのだ。
テキストで英語を練習していて実戦の場に出ると一番びっくりするのが、ほんのちょっとしたことが聞き取れないししゃべれないということだ。
『3秒速答』はテキストがないので、頭の中で、英語で考え、英語で答える。
内容ははっきり言って中学生レベルだが、実際にやってみるといかに頭の体操になるかにびっくりされるだろう。

これをiPodに入れて、ウォーキングをしながら行う。
家でやっていると鬱々とするし、電車でやっていると声が出せない。
ウォーキングをしながらだと、体を動かしているので眠くならないし、景色が変わって気分がいいし、バンバン声を出せるので身につく。
歩きながら英語をブツブツ言っていると変に思われると思われるかもしれないが、人通りの少ない道を選んで行えばいいし、人とすれ違っても携帯で話してるんだなーぐらいに思われる。

15分のウォーキングで1日ぶんが3~4回こなせる。
1回ではとてもできない。
こんなカンタンなことがなぜできないかびっくりする。
で、3~4回やってるとできるようになる。
自分の上達ぶりがうれしくなってくる。

ウォーキングはiPhoneのNike+アプリで記録している。
音楽を聴きながら歩けるので、これを利用する。

まず、iPodで1日ぶんのレッスンをプレイリストに作っておく。
で、それを「プレイリストリピート」で繰り返しながら、Nike+をスタートして歩き始める。
レッスンしながら歩く。
レッスンを3~4回やっているといい感じに疲れてくるので、そこでストップする。
ぼくはレッスンをTwitterでシェアしているので、そこに「今日何日目をやりました」ということを報告する。




これで英会話日誌とウォーキング日誌が同時に付けられる。
で、寝る前とおきた後に体重もツイートしている。




これにはツイッター機能付き体重計Withings Wi-Fi Body Scaleを使う。



これで寝る時間、起きる時間、体重もツイートされる。

そんなに自分のやることなすこと世界に発表してどうするんだという話だが、もちろんクローズドのアカウントにしてもかまわない。
しかしぼくは世間に発表して叱咤激励してもらっている。
地球のみんなオラを監視してくれ!

これは最近よく言われる「ゲーミフィケーション(ゲーム化)」の考え方だ。



貯金は残高を増やすゲームとして捉える。
糖尿病治療はHbA1cを下げるゲームとして捉える。
ゲームだと思って、遊び心をもって取り組めば、辛いこともつらくなくなるのである。

毎日努力するだけでなく、努力の結果を記録し、なんなら公表する。
これによって張り合いも出るし、ムキになる。
結果として、続く。
Wiiなどでダイエットゲーム、英会話ゲームもあるようなのだが、ぼくは外で歩きながらでき、場合によっては移動もできるウォーキング英会話が気に入っている。

今の課題は『3秒即答』をコンプしたあと何をするかだ。
テキストなしででき、ある程度歯ごたえがあり、ゲーム感覚もあるものを探している。
これなんかどうかなー。

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