震災後、会社からノートPCを貸与された。
それを会社と家で持ち歩く。
ぼくは服装には無頓着だが、なぜかカバンのことは異常にいろいろ気になる。
気に入ったものがないと一日がブルーになるのである。

まず、手提げカバンはない。
両手が自由にならないとイヤなのである。

次に、ショルダーバッグもない。
すでにユニクロのミニショルダーを肌身離さず持っているのであって、さらにショルダーは使いにくい。
タスキ掛けもみっともない。

現実的な選択はリュックになるが、ぼくは街中でリュックをするのが苦手なのである。
ああいうアウトドアなものを街中で持っているのは抵抗がある。
(※個人の感想です)

ということで、見た目はアウトドアではなく、サッと手提げにチェンジできる3Wayバッグが唯一の選択になる。

次に素材だが、革は苦手だ。
高いし、重いし、臭いし、動物がかわいそうだ。
布も水濡れに弱いのでダメだ。
ということでナイロンになる。

ここ数年(10年ぐらい)は吉田カバン(ポーター)の「タンカー」で安定していた。
汚れたら買い直す。
一生これで行くと思っていた。



このカバンの良さは以下の通りである。
 ・軽い
 ・丈夫
 ・いっぱい入る
 ・何も入れてなくてもカッコイイ
 ・ポケットがいっぱいある

痒いところに手が届く。
この大きさのカバンでの最高峰であると思う。

ただ、不満点がいくつかある。
 ・表面がフニャフニャしていて、汚れが付きやすい
 ・一度汚れたら、洗いにくい(どうやって洗えばいいか分からない)
 ・MA-1フライトジャケットをモチーフにしている

3番目は注釈が必要であろう。
MA-1と言えば米軍パイロットのジャケットであって、名品で知られている。
これを着た若者を、山田五郎さんが「自分たちの父母の世代を空襲したパイロットが着ているものを街中で着るのは、無神経だ」と言ってて、それがずっと気になっている。
ぼくはミリタリーなものも身に着けない。
そういう意味で、このカバンを持つことに心理的な抵抗感があった。

ということで、「タンカー」が汚れたのをしおに、同じポーターの「ネットワーク」に買いなおしてみた。



いいところは以下の通りである。
 ・安い(タンカーが3万円に対して、1万5千円)
 ・直線的なデザインで自分好み
 ・ポケットが多い
 ・表面が固くて丈夫

しかし、「タンカー」に比べると明らかに格下の作品であって、以下の部分が気になった。
 ・重い(何も入っていなくても少し重い)
 ・短辺に取っ手が付いていない

しかし、安いし、表面が丈夫なので、ザブザブ洗えるかもしれない。
この点はちょっと期待している。

ユニクロの「スティーロン」で丁度いい3wayバッグがあったら、すぐに飛びつくのだが、カバンだけは本当にちょうといいものが出ない。
安くてちょうどいいものを見つけたら、まとめ買いする。

ちなみに「PCバッグ」と書いたが、ポーターの「ネットワーク」自体はPCバッグではなく、クッションがない。
ぼくはクッション付きのインナーバッグに入れて持ち歩いている。



これも取って付きがいい。
会社の社内でPCを持ち運ぶ時に機動性が違う。


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