★スミマセン、予約投稿の方法を間違えて月曜日に投稿すべきこの回を土曜日に上げてしまいました;
★月曜日「ライフぬるハックス」はお休みしまーす。

ぼくは会社だと大体ツールを動かしたり翻訳をしたり、メールを書いたりツールを作ったり・・・基本的にディスプレイを見ながらキーボードを打っている。
家でもネットを見たりメールを書いたり、あと会社の仕事を家でちょっとするのが好きなので(そのうち書く)やったり、あとは執筆したり、やっぱりディスプレイを見ながらキーボードを打っている。
ぼくみたいな人間はもうサイバーパンクというかネットにジャックインしちゃった方がいいんじゃないだろうか。



しかし現実にはディスプレイを見ながらキーボードを打っている。

家にもイイ机と椅子を買いたいと思ったのだが、この買い物は結構難しい。
 ・価格が高い
 ・物体として大きい
 ・合う、合わないがあるが、しばらく使ってみないとそれが分からない
家や車や寝具と一緒である。
重要なものほど買うのが難しい。
ある日気づいたのだが、会社の机や椅子はまあまあ自分に合っている。
プロが使う業務用の製品であって、長い年月の批評に耐えて最適化したのかもしれない。
あるいは、ぼくの体が馴化してしまったのかもしれない。
いずれにしても、会社で机が合わないとか、椅子が合わないとか不満を持ったことがなかった。

それで、まず机を会社から買った。
今の会社が新横浜からみなとみらいに引っ越すときに、レイアウトにあわない机を処分することになっていた。
そこで、経理的に処理してもらって数千円で引き取った。

これが超・快適である。
もっとも、あまり積極的に勧めはしない。
なにしろ140cm x 80cmであって、色も超・事務的なアイヴォリー色である。
一般家庭の書斎に置いたら圧倒的な存在感だろう。

でも、ぼくは気ままな独り暮らしだし、机中心で生きると決めていたので、これを思い切って導入してしまった。

椅子はなぜかパソコンショップで買った安物の回転椅子を使っていたが、安物だけあってすぐにキイキイ言うし(座面が傾いてきたのだ)高さも微妙に机と合っていない。
机と一緒に椅子も会社から買えばよかったとも思ったが、もう遅い。

ここで言うところのアーロン・チェアのようなウン十万円する高級椅子を買おうとも思ったが、いかんせん高い。
エイヤーで買って買えない値段ではなかったが、買って失敗すると非常に痛い。
たとえ高級品であっても、自分に合うかどうか分からないのだ。
大塚家具のようなところに行って、いろんな椅子に座って見るものの、それでは良さが分からない。
実際に自分の机に持ってきて、ある程度座ってみないと、分からないのである。
あちこちの店でいろんな椅子に座って、値段や評判をためすがめつするうちに、だんだん気持ち悪くなってきた。
いつも椅子のことを考えて、少々ノイローゼ気味になってきたのである。

で、思った。
会社の椅子とまったく同じ型番の、同じ製品を買えば良いのではないだろうか。
そう思って型番を調べた。
コクヨのOAチェアーであって、当時は現役であったが、7万円した。
うちの会社そんなに金あるのかな・・・。
まあまとめて買うともっと安いのだろう。
でもネットは便利なもので、ちょっと検索すると中古品がある。
7千円ぐらいからあるのである。
机も中古で買える。

要するに、こういうことだと思う。
会社というのは出来たり、潰れたりする。
日本人は清潔文化なので、すぐにまっさらの新品を買う。
そのためたびに大量の中古品が出回るのではないだろうか。
ま、知らないが、とりあえずオフィス家具は、中古品が正価の十分の一ぐらいで売っている。

ということで、会社とまったく同じ椅子を買ってみた。
全然抵抗がない。
会社で馴らされたあの感触である。
全然キイキイ言わないし、上げ下げもスムーズである。
長年の悩みが取れて、晴れ晴れとした気分になった。

ということで、強く勧めるものではないが、会社勤めの人で、ガッとPC作業を家でもする人は、まったく同じ型番のものをネットで検索して中古で買うというソルーション(野口悠紀雄式英語表記)としてありではないだろうか。

しかし注意したいのは、オフィスチェアは重いので、キャスターが遠慮なく床を傷つけることだ。
ぼくの部屋はクッション式の偽フローリングであって、すでに傷だらけで、どうせ引っ越すときに弁償するのでいいと思っている。

あと、机はちょっと奥行きがありすぎだと思う。
というのは、今のOAデスクはCRTを前提に作られているからだ。

ということでぼくは机、椅子、キーボード、液晶を会社と家で合わせている。
極端な生き方である。
言うところのカフェで仕事とは対極の考えだが、ぼくにはこれで合っている。
もちろん、人それぞれ違うだろう。
自分好みの環境を、思いのままに追求することに意味がある。
ぼくの場合、会社と家を同じ環境にしたことで、家でも会社と同じペースで仕事が出来るし、会社でも家と同じようにリラックスしているような気がする。
ある環境に不満がなければ、特に何も変えないでいいのだ。

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