さいきん購入して具合がいい小物を2つ紹介する。
 1つは「ユニットバス 肩までつか〜る」で、もう1つは目的外使用だがエクストラの棚をノートパソコンの収納に使うやり方だ。

 まず「ユニットバス 肩までつか〜る」について。

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 うちは狭いアパートだが、もっとも狭くて苦労しているのがお風呂である。
 普通にバスタブに座っても、肩まで浸かれない。だいたい胸あたりでお湯がおしまいである。
 これ、バスタブ的にはまだまだゆとりがある。バスタブの途中に排水口があって、そこからお湯がどんどん流れてしまうのだ。排水口の高さが胸ぐらいなので、そこまでしか浸かれないことになる。座高が高い、ということか。

 肩まで浸かりたいなあ〜、と思って悩んでいたのだが、アマゾンで偶然この商品を発見した。



 有限会社電机本舗という会社の製品だが、小さな会社で、受注してから製品を3Dプリンターで作っているそうだ。これからこういうアイディア製品を作る会社がポコポコできるかもしれない。

 製品としては単純なもので、排水口を強引に塞いでしまうものだ。
 じゃあお湯があふれてしまうかというと、そこはうまく考えられていて、本来の排水口よりも高い部分にお湯を取り入れる口が開いている。こっちからあふれたお湯は迂回して、けっきょく排水口から水は流れていく。だから、排水口の高さを調節するのと一緒だ。

 上のリンクは吸盤式だが、ネジ式というのもある。



 排水口のカバーが、ネジで止まっているタイプのものは、ネジ式の方が簡単に取り付けられ、外れないと思う。うちの場合はネジがないので、吸盤式を買った。

 排水口から本来のカバーを外し、肩までつか〜るの本体をあてがう。ちょっとザラッとした独特の材質のプラスチックだが、3Dプリンター用だろう。
 そのままだと本体が落ちてしまうので、付属の部品の吸盤部分をバスタブの上(へり)に貼り付け、そこから出ている針金式のアームをうまく曲げて本体を押さえるように調節する。これがちょっと難しく、10分ぐらい掛かった。どうしても本体が落ちてしまうので、あきらめそうになったが、いろいろ試行錯誤をしているとうまくくっついた。

 使ってみると、本当に肩まで浸かれる。笑ってしまうぐらい快適である。
 こりゃあいいよ。
 2ヶ月ぐらい使っているが、今のところ問題はない。っていうかこれぐらいで問題は起きないんじゃないだろうか。
 これはいい買い物をした。



 もう1個は、ワイヤー式の追加棚(?)である。名前をなんて言うのかしらない。追加棚でいいのだろうか。

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 左右が差し込み式になっていて、棚にここを差し込むと、棚の下に追加の棚を入れられる。棚の高さが高すぎて、ものを置いた上空がデッドスペースになっている場合に便利、ということだろう。針金の表面に白い柔らかいプラスチックがコーティングしてあって、入れるものに傷がつかないようになっている。ホームセンターなどで売っていると思う。ぼくは武蔵小杉の3コインズで3百円で買った。

 これを、本来の目的ではない使い方をしている。ビジネス机の後ろの、配線を通すダクト部分に差し込んで、縦型の棚というかワイヤーボックスにした。で、ここに何を入れるかというと、ノートパソコンを入れる。

 前にも書いたが、ぼくは家ではノートパソコンの蓋を閉じ(クラムシェルモードと言う)外付けの液晶とキーボードを使っている。ガタイがでかい(座高が高い)ので、ノートパソコンをそのまま使っていると、画面が小さいので肩が凝るのである。

 クラムシェルモードは快適だ。最近のノートパソコンは性能がいいので、省スペースデスクトップとしても十分使える。

 問題は蓋をして畳んでいるパソコンの設置場所だ。そのままペタンと横に置くと、いかにも場所を食うし、排熱が悪い。
 立てて使えば良くて、そのためのパーツ(ノートパソコン立て台)も売っている。だが、この製品が1個3千円とかする。ニッチなパーツだけに高いのだろう。

 まあお金ぐらい払えばいいのだが、もっといい方法があって、ステンレスのまな板台を使う。まな板台だけに重く、ズッシリ安定感があって、2枚立てられるし、値段も500円前後と激安だ。これを気に入って、ブログでも紹介したのだが、だんだん気になってきた。やはり机の幅を食うのである。また、キーボード、液晶、マウス、スピーカー、その他USB機器のケーブルが机を這うことになって、片付かないことおびただしい。机の上が散らかると生産性がガタ落ちなのである。

 それで、なんとか机の回りにパソコンを追い出せないかと思って、いろいろ探して上の製品に落ち着いた。

 これ、配線ダクトのあるビジネス机でないと設置が難しいかもしれない。

 家で仕事をする人は、思い切ってビジネス机を導入するのもおすすめだ。(今日紹介するノートパソコンの設置法を実践するためにわざわざ導入することはないが…)
 ちゃんと買うとバカ高いが、中古品だと激安だ。たぶん倒産した会社で使っていたデスクが流通しているのだろう。うちのは前に勤めていた会社で使わなくなったのをタダでもらった。
 色がグレーとオシャレではなく、図体が大きいので一気に部屋が散文的な事務所空間になってしまうが、ぼくぐらい机に座っている人間はビジネス机を買ってよかったと思っている。

 閑話休題、ビジネス机のダクトに追加棚を差し込む。で、上からノートパソコンを入れるだけ。ごく簡単だ。

 買ったサイズのは横に入れるとちょっと小さくて、ケーブルの出し入れが難しい。ワイヤー式だから横からケーブルを挿せばいいような気がするが、クラムシェルモードといえどもたまに本体の電源スイッチなどをいじる必要があり、そのときにケーブルを抜くのが面倒だ。結局タテに入れて、上側のポートにケーブルを挿すようにしているが、ここはちょっと残念だ。同じことをする人はノートパソコンのサイズを考えて大きめなのを買ったほうがいいかもしれない。

 その点を除くと、とりあえず快適だ。
 机と壁の間に、ギリこの棚が入るスペースを作っている。ケーブルは全部、このスペースに落としてやればいいので、机の上に余っているケーブルは最小になる。机がグンと広くなり、液晶とキーボードとマウスだけになったので見た目もグッとカッコ良くなった。

 たまにこういう工夫をすると、気分が上がって楽しい。