スミマセン、今日はバリバリのCMブログになります。このブログでぼくのことを知ってくださった方には、ぼくのこと何してる人なのか、普段から怪しく思ってる方もいらっしゃったと思いますが、自分でも時々「俺いま何やってるんだろ」と惑うことしばしばですが、ここ数年はこの本の執筆に打ち込んでいました。

 本書は、地球で最もゆるふわなプログラミング言語解説書です。1999年に同じ技術評論社刊の拙著『すぐわかるPerl』の事実上の後継であり、2009年に出された拙著『すぐわかるオブジェクト指向Perl』の前に読む本と言えるものです。
 ということで、Perl 5を使ってスカラー、リスト、ハッシュと言ったデータ構造、真偽値と分岐、ループ、サブルーチンと言った正義表現、そしてファイル入出力と文字コードの扱い、正規表現を学ぶ本です。
 特に文字コードの扱いには力を入れていて、機能がリッチ過ぎてハマっている方も多いと思われるPerlのUnicode対応は「これだけは押さえてください!」という部分をガッチリ解説しました。そういう意味ではラトルズ刊の拙著『文字コード超研究』の外伝とも言える本で、ぼくなんかの乏しい執筆人生の集大成となっている本と言えると思います。
 また、正規表現の章も独自の工夫を入れています。ちょっと炎上商法じみた手法ですが、やってる本人は大真面目ですので、ぜひお楽しみください。

 Perlと言えば、昨年のクリスマスにPerl 6が出たばっかりで、あの時は少々ビビりました。
 『かんたんPerl』はPerl 5の解説書です。
 Perl 6は過去との後方互換性をかなぐりすててまったく生まれ変わった別言語で、Perl 5と同根でありながら姉妹言語として今後は別の道を歩み、Perl 5はPerl 5でまだまだ豊富な資産を継承してメンテナンスされ続けるということで、読者のみなさんにはその点をご了承ください。

 『かんたんPerl』は、『すぐわかるPerl』のゆるふわさを失わないながらも、もう少し厳密な内容と、今風のコードの書き方の片鱗をお伝えしようと思っていろいろ苦心しました。ぼくはいつも、技術に関する本を書くときに、「昔の自分がどこでつまづいたか」、「昔の自分だったらどんな本があったらうれしかったか」を思い出して、そういう本を書こうと思ってきました。たぶん今も、昔の自分のように悩んでいる方が、多くはないかもしれないけれども、世界のどこかに一定数いらっしゃると思います。この本はそういう人ひとりひとりに対する、ぼくからの個人的な贈り物です。

 刷り部数が少ないので、「Amazonで出てから買おう」と思っている方は、お手数ですがなるべくすぐに予約してくださることをお願いします。もし予約しないで発売日が来てから買う人ばっかりだと、Amazonからは在庫がすぐなくなってしまって、すぐに注文不能になるという例のパターンに陥る可能性が高いです。
 ですから、もし「どうせ買うよ!」という方が、前もって予約してくださると、Amazon側も(アマゾン川じゃないですよ)おお、この本欲しい人いっぱいいるんだなあーと考えて、予約可能数を多くしてくれる可能性があって、より多い人が発売日に入手することが可能になります。出す側の都合で勝手なことを言っているようですが、これは少部数の本あるあるですので、ご協力をお願いします。
 また、「Amazonは嫌いだから、他のところで買うよ!」という方も、愛用の書店/サービスでなるべく事前に予約してくださることをお願いします。なんか必死なブログでスミマセン。必死に書いたので、少しでも多くの方に読んでもらえればいいなあと思います。

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 「Perlって何それおいしいの」、「パソコンのプログラムとか書かなくても別に仕事は出来るじゃろ」とか思われる方はお目汚しでスミマセン。でもそういう方の目にも止まればうれしいと思います。プログラミングはぼくが出会った中で「一番面白いこと」の1つです。で、そういうまったくの初心者の方に、本書はぴったりの1冊であると自負しています。1月の16日には、本書が店頭に並びますので、立ち読みだけでもしていただけると幸いです。以上CMタイムでした。ピンポーン♪

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