Kindleから電子書籍「睡眠時無呼吸症候群とぼく」を出した。
もし興味があったら買って読んでください。

★重要:Kindle電子書籍は、KIndle端末(Paperwhite、Fireなど)でなくても読めます!
★iPhone、iPad、Androidスマホ、パソコンでも余裕で読めます!
★(知らない人多いわ。。

前から、自分の睡眠時無呼吸症候群の体験を、本にしたいと思っていた。
このブログにも「ぼくと睡眠時無呼吸症候群」というシリーズにまとめている。
ブログの内容をまとめれば、そのまま本が出せると思っていた。

でも、実際にブログの内容を振り返ってみると、いろいろ記憶の齟齬があったり、情報が古くなっていることに気付いた。
これは6月にテレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」に出演した時、ディレクターさんにいろいろ電話で聞かれて思ったことである。
それで、思い切って最初から書き直した。

ずっと草稿を書いては消ししていたが、ある日ちょっといきさつがあって「電子書籍の作り方をちゃんと身につけよう」と思った。
それが9月7日のことである。
それから一気に筆が進んだ。

KDP(Kindle Direct Publishing)書籍の作り方も、いろいろ選択肢があって、悩んでいたが、結局使い慣れたテキストエディタで「マークダウン」形式で書けば、「でんでんコンバーター」で一気にepubまでは作れるということが分かった。
「マークダウン」形式は構造化文書なので、テキストエディタをアウトラインモードで使えば、カンタンに章、節、項が扱える。
サクサク書けた。

そしてなんといっても「でんでんコンバーター」の威力を思い知った。
ちょいちょいとボタンを押せば、美しいepubが出来る。
思わず電書ちゃんに生チョコを送ったが、そんなものでは感謝の気持ちをとても表し尽くせない。

しかし、それから、Kindleのmobi形式、iPhone/iPad用Kindleのazk形式に変換してレイアウト確認をするのがけっこう大変で、マークダウンの原稿や画像を直しては、でんでんコンバーターを起動し、Kindle Previewerや端末と戦う日々が数日続いた。
縦書きで読みやすくなったぶん文章のアラも分かる。
画像の入り方も最初はいろいろおかしくて悪戦苦闘した。
この作業もそのうち自分のための文章にまとめて、過去の経験を未来に活かそうと思っている。

電子書籍はカンタンとは言っても、本造りはなかなか大変だ。
昔からお友達付き合いさせていただいている神戸の森 卓司さんにドラフトを送りつけて読んでいただいた。
プロの編集者に失礼なことであったが、勉強になるコメントをたくさんいただいた。
あらためて自分のいい加減な言葉遣いを反省し、さらに何回か推敲した。
机に座っていると腰が痛くなるので、携帯端末を持って近所を徘徊しながら推敲した。
完全なスマホ歩きであって、みなさんは真似しないでください。
夜の空気を吸いながら、道端で誤植に電子付箋を付けた。

そんなこんなでようやく形になったので、ここに発表するものである。

電子書籍はパンクロックに似ている。
これまで大手のメディアからは出せなかったものが出せるのである。
本書は病気の本でありながら、完全に患者サイドから書いている。
病気の本を本屋で探すと、見事にお医者さんや医学博士が書いている。
これは、情報の正確性から考えると正しいが、よくよく考えると片手落ちではないだろうか。
お医者さんが書かないこと、書けないこと、患者だから分かることもあるんじゃないか。
そんなことを思いながら書いたのである。
批評的に読んでください。

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