ぼくはノートパソコンを蓋を閉めっぱなしにして、言うところのクラムシェルモードで使っている。
以前ブログに書いたが「まな板立て」に立てると快適である。
ここで問題になるのがオーディオ出力で、ノートパソコンのスピーカーはそうでなくてもセコいやつが多いし、非標準の立て方をしているので、音が悪い。

そこで追加の外付けスピーカーが必要になるが、以前はLogicoolのUSB接続のものを使っていた。

とてもプラスチッキーな作りで音もそれなりだが、邪魔にならないデザインで、USB一本で給電も音声信号も入力し、左右のスピーカーが一体というのが気に入っていた。
たぶんぼくは3000円ぐらいで買ったが、なんと1万円以上の中古価格で売っているらしく、それはとても買わないほうがいい。

何個かまとめ買いしていたので、最近の主力機 Macbook Proでも使っていたのだが、ちょっと不便な思いをしていた。
USBポートが少ないのだ。
両サイドに1つずつ、計2つしかない。
代わりにMini Displayポートだの、Thunderboltポートだの、汎用性の少ない穴がポコポコ開いている。
AppleはもともとUSBに積極的でなかったし、往時のソニー同様ユーザーを自らの美しい世界に囲い込もうとするメーカーなので仕方ない。

USBハブを使えばいいと思われるかもしれない。
ぼくも、そう思っていたが、これがダメなのだ。
LogicoolのUSBスピーカーは、ハブをかますと途端にノイズが入る。
あと、キーボードはリアルフォースを使っているが、これもUSBハブに弱く、チャタリング(「あ」と入れると「あああああ…」と入力される現象。ただしハブなしでもたまに起こる)が起こる。
ということで、スピーカーとキーボードでUSBハブを塞いでしまう。
これはキツイ。

ということで、Bluetoothスピーカーを導入することにした。

PCやスマホで音楽を聞く用のBluetoothスピーカーは各社から大変な量が出ていて、百花繚乱の感があるが、ぼくの好みはJAMBOX Miniである。

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メーカーのJAWBONEは、主張の強い、カッコイイデザインをする会社である。
ぼくはどちらかというと、身の回りにいつも置くものは、大人しい、存在を忘れてしまうようなデザインが好ましいので、エキセントリックなJAMBOXを身の回りに置くつもりはなかった。

でも、この製品を選ぶ決め手になったのが、ズバリ、上面と全面にLEDインジケーターがないことだ。

実は、もっと前にエレコムの製品が出ていて、安くてカッコイイのでAmazonで買った。

ところがこれが、全面に白いLEDランプがついていて、Bluetooth接続が確立しているとチカチカ点滅する。
気が散ってしょうがない。
作業PC用には絶対使えないと思った。

包装をビリビリに破いて開けていたのでどうしようかと思ったが、そこはAmazonのすごいところで、見事に返品できた。

もっと気になっていたのがソニーの製品で、評判もいい。

でもこれも上面にLEDが付いているので、購入を見送った。

JAMBOX miniにもLEDはついている。
しかし、右側面に付いているのである。
これが非常に考えられたユーザー・エクスペリエンスであると思う。
必要なときは見られるし、必要ないときは見えない。
ロゴも小さい。

音も、ロック向けに人工的に作りこまれた音だが、迫力があって良い。
PC用としては十分で、気に入っている。

問題は値段で、昔は14000円ぐらいして、そのうち安くなると思っていたのだが、いつまで経っても安くならないので、その値段で買った。
いま見てみると、円安でかえって高くなっている。
殿様商売だ。
とりあえずメーカー各位におかれては、「PC用スピーカーの上面と前面にランプが付いていると気になる人がいる」ということを念頭に入れて、より高品質で低価格な競争製品を出して欲しい。