英会話のコーナーであるが、今日は英語が出来ない人(ぼく)がいかに勉強して英語が出来るようになるかということではなく、英語が出来ない人(ぼく)がいかに英語のメールを受信して返信するか、というサバイバル術について書く。

いいか悪いかは分からないが、下の方法を使えば、英語が出来なくても英文のメールに比較的短時間に返事が書ける。

典型的なメールが、以下のように届いたとする。
(全てフィクションです。)
From: James.Foobar@example.com
To: Chihiro.Fukazawa@example.com
Cc: Paris.Salesman@example.com, Roma.Bigman@example.com, Jean-Jack.Machineman@example.com, !GoodTeamMembers@example.com
Subject: Re: ASAP: TimeRecorder Mini EnJa Estimation

Hello Chihiro,

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Best,
James

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From: Paris.Salesman@example.com
To: James.Foobar@example.com
Cc: Roma.Bigman@example.com, Jean-Jack.Machineman@example.com
Subject: Re: ASAP: TimeRecorder Mini EnJa Estimation

Hi James,

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Thank you!

Regards,
Paris
実際にはもっとダラダラいろんな人のメールの引用が続き、各メールももっとものすごく長いとする。
例文を考えるのがしんどいのでこのへんで我慢してください。

さて、この時点で外国人の送ってくるメール(本項目ではGメールと呼ぶ)の顕著な特徴が現れている。

・他の人から来たメールをドカンと全文引用している

これは日本人の古手のハッカーに非常に嫌われていたメールの書き方であるが、これがGメールでは一般的だ。
これは習慣の問題である。
まあ、全部くっつけてドンドン返信するのは、何といっても手軽だし、言った/言わないの問題が起きない。
必要な情報が網羅されていることだけは確かである。
あまりにもこれが多数派なので、最近はぼくもドカンと引用すると決めた。

・どんどんあて先が、異常に増えている

これもGメールによくある傾向である。
あと、どんどんチームのエイリアスとか会社の上役、上司が増えていく。
少しでも自分のメールの重要性を増して優先的に処理してもらおうということだろう。
これも、あて先を調整することもあるが、しないでそのまま送り返すことが多い。
とりあえず、あて先を減らしてメールが分断するよりは、全員宛のメールをやり取りしたほうがまあマシだ。

では、実際にこのメールに返信を返してみよう。
まず「全員に返信」ボタンを押す。
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Subject: Re: ASAP: TimeRecorder Mini EnJa Estimation


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Regards,
Chihiro

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Subject: Re: ASAP: TimeRecorder Mini EnJa Estimation

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James

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Cc: Roma.Bigman@example.com, Jean-Jack.Machineman@example.com
Subject: Re: ASAP: TimeRecorder Mini EnJa Estimation

Hi James,

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Regards,
Paris
この時点であて先は全部引き継がれ、メールは全部全文が引用され、メーラーの機能で署名が入っている。
ここでまず、うっかり「送信」ボタンを押してしまったときに備えて、ぼくはあて先を先頭に退避している。
(細かい!)
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To:
Cc:
Subject: Re: ASAP: TimeRecorder Mini EnJa Estimation
James.Foobar@example.com
Paris.Salesman@example.com, Roma.Bigman@example.com, Jean-Jack.Machineman@example.com, !GoodTeamMembers@example.com

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Regards,
Chihiro
(後略)
英文のメールを書くのは結構時間が掛かるので、この時点で下書きを保存してしまえばよい。
次に下のメールを読む。
上の程度の文章ならさすがに読めるだろうが、もっと長くて読みにくいメールだったとする。

英文がスラスラ読めない人でも、短いフレーズならさすがに分かる。
もし分からなくても、どこが分からないか明確になる。
紙の文章なら区切りにカラーペンでスラッシュ区切りをすればよい。
これをスラッシュ読みという。
しかし電子メールの場合はもっと過激で、改行を入れてしまう。
Our great expected client TimeRecorder Corp.
had asked us
to make the quote
of TimeRecorder Mini.

This is the great opportunity.
Please refer to the attached file
and do the analysis.
これでさすがに読めるようになる。
もっとも、知らない単語があった場合困る。
この場合「マウスオーバー辞書」があった方がよい。
(キングソフト辞書というのが無料で結構便利だが、余計なスパイウェアを入れられるので注意。あと「バビロン」は最悪!)
で、ぼくの場合面倒なので単語の訳を書きこんでしまう。
Our great expected client(見込み客) TimeRecorder Corp.
had asked us
to make the quote(見積もり)
of TimeRecorder Mini.

This is the great opportunity(機会).
Please refer to the attached file
and do the analysis.
これでさすがに読めるようになるだろう。

当然返信メールに変な改行や英単語の翻訳が入ってしまって、沢山の人にそれを知られてしまう。
最初は恥ずかしいから元に戻したり、別のエディタを開いて読んだりしているが、面倒なので堂々と区切りや対訳が入ったまま送り返してしまうこともある。

さて、いよいよ返事を書く。
From: Chihiro.Fukazawa@example.com
To:
Cc:
Subject: Re: ASAP: TimeRecorder Mini EnJa Estimation
James.Foobar@example.com
Paris.Salesman@example.com, Roma.Bigman@example.com, Jean-Jack.Machineman@example.com, !GoodTeamMembers@example.com

Hi James,

OK, I will make the quote.
By the way, would you send me the file attached to the Paris' mail?

> Please refer to the attached file and do the analysis.

Thank you.

--
Regards,
Chihiro
こんな感じである。

まず、相手の言い方をマネするといい。
ここでは「quote」という英単語が下で使われているので、これをこのまま返す。
英語を勉強中だといろんな言葉を試したくなるので、たとえばここでestimationとか、そういうのを書きたくなるが、面倒なことになるので、相手が使った英語はそのまま鸚鵡返しに使うのがよい。
基本英語はマネである。

あと、カンタンな言い方をする。
難しい言葉を使って間違うのは本当に不愉快だそうだ。
これは逆の立場で、もし欧米の人が日本語の手紙に「僭越ですが」とか「御心労をお掛けして」などと言う言葉を変なタイミングで使ったり、あるいは例の「すべからく」などという言葉を誤用されていたら、結構カリカリすると思う。
カンタンな英語を使っていると表現が平板になって心が通じないような気がするのだが、間違うよりはマシなので堂々とカンタンなことを書く。

特に英語は、同じような表現を何回も書いても別に変にならない。
このへんは日本語とちょっと違う。

あと、上のメールではParisのメールの一部を > 記号を使って引用している。
これは昔風の部分引用だが、ここぞと言うときに使う。

とにかく慣れない英語で書くのだから、誤解がないようにしたい。
意外と日本人が得意なのに英米人が使わないワザが箇条書きである。
これをぼくは多用する。
あと、可能な限り短い文を書く。

この作業が終わったらスペルチェックをし、時制や態などの特に間違えやすい文をチェックする。
時差があるので朝草稿を書いたら夜見直してもいい。
これは文章一般に言えることだが、2時間ぶっつづけて1つの文章をひねくり回すよりも、朝30分書いて夕方30分見直すとか、夜30分書いて翌朝30分見直したほうが間違いが完全に取り除ける。
で、あて先を戻して、発信する。

英文のメールは時間をどんどん取られるので注意が必要だ。
ぼくは上記のようにして時間を節約している。
他にも工夫があったら教えてください。

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