※7/27〜8/3まで本ブログはお休みをいただきます。復活は8/4(火)になります。

尾籠な話ですみません。
先日足の付け根におできができた。
(「おできができた」って言葉遣いは「頭痛が痛い」とかの類だろうか)
たまにお尻とかにおできができるが、抗生物質の軟膏をすり込むと治る。
しかし今回は治らず、なかなかの大きさになって、しかも潰れなかった。
見えやすい部分だと針を刺して膿を出すのだが(それが良いか分からないが)、見えにくい部分だったのでうまく針が刺さらない。
いじっているうちにどんどん痛くなって、触らなくてもじんじん痛むようになってきた。

これはたまらないと思って、翌日皮膚科に行った。
いつも行く家の近所の小さなところは休みだった。
それから何軒か回ったのだが、運が悪くてどこも休みだったり、予約でいっぱいだったりする。

ようやく新しいビルの中のこじゃれたクリニックで見てもらえた。
待合室は混んでいて相当待たされた。
皮膚科は流行ってるんだなあ。

担当は若い男性のドクターだった。
自分が年を取るからしょうがないが、明らかに年下のドクターに診てもらうのは変な感じである。
「じゃあ軟膏と飲み薬を出して様子を見ましょう。それでダメだったら麻酔を打って、切って膿を出します」と言う。
ぼくは「えーと、もう切ってくれませんか」と言うと、苦笑してじゃあそうしますと言ってくれた。

手術は1分ぐらいで終わった。
麻酔を入れる注射がものすごく痛くて「うー」と大声を出してしまったがドクターもナースも別に無反応だった。
厳重に絆創膏を貼られ、しばらく血が出てますから今日は入浴しないでください、と言われた。
じんじんする痛みや違和感がなくなり、スッキリした。

そのときドクターがふと「腰に立派なセンイシュがありますね」と言った。

実は、昔から、ぼくの腰には脂肪が固まったようなイボが飛び出ていた。
存在に気づいてもう何十年にもなる。
どういうきっかけで出てきたのか、昔は小さくてだんだん大きくなったのか、いきさつを全然覚えていない。
それが線維腫という良性のイボということだった。
根本が細く、今にも千切れそうになっていて、いかにも邪魔である。
これまで何十年も一緒に過ごしてきたのでそのまま抛っておいても良さそうなものだが、機会があったら切ってもらいたいと思っていたのだ。

「これも切ってもらえますか」と聞いてみたが「このクリニックには機械がないんです。私が(ドクターが)普段いる病院にはあるんですが」と言う。
それはさっき回った、休みだった病院の1つだった。
「じゃあ、そこでお願いできますか」と言い、次の日の朝にしてもらうことにした。

ちなみにこの初日のおできを切ってもらう手術は、診察代込みで4千円だった。
飲み薬の抗生物質と、塗り薬のサルファ剤を出してもらった。

次の日、指定された病院に行くと、さすがに予約済みなのですぐに診てもらえた。
手術の手順としては、イボは普通にメスとハサミで切り、空いた穴をCO2レーザーというレーザー光線で焼いてかさぶたを作るというものだ。
このCO2レーザーの機械がクリニックにはなかった。

手術前にナースがイボをデジカメに収めた。
ぼくも写真を撮りたかったのでiPhoneを出した。
自分でうまく撮れなかったのでナースに撮ってもらった。

★画像自粛

手術に入った。
麻酔の注射はおできのときよりも痛くない。
そのあといきなり切り始めた。
角度的にうまく見られないが、ハサミを主に使っているらしく、ジョキジョキ感触が伝わってくる。
怖い!

イボは切り離され、ガラスの瓶に入れられた。
生検に回されるようだ。
そのあとドクターが大きな装置から伸びているレーザー銃をイボに向け、端からジュッ、ジュッと焼いていく。
肉の焦げる匂いがする。

ドクターがナースに「ううん、やっぱり縫うかもしれないから溶ける糸を出しておいて〜」などと言う。
そのあとぼくに向かって「レーザーだけだと血が止まらない場合は2〜3針縫います」と改めて言った。
そういうもんか。

でもほどなく、「やっぱレーザーだけで血が止まりました」と言った。
それはよかったな!
術後をナースがデジカメで撮ったから、ぼくのiPhoneでまた撮ってもらった。

★画像自粛

また塗り薬と、茶色い(遮光性のある)絆創膏を出してもらった。
塗り薬は機能とは違う薬で、ステロイド剤のようだ。

これが先週の金曜日のことだ。
まだかさぶたは剥がれていない。
ちょっとチクチク痛みがあるが、とりあえずスッキリした。
2日目の手術は8千円。
やっぱちょっと掛かるね。