何回も書くが、以前部屋が片付いていなかった。
それで、部屋を片付けると面白いのが、思わぬものが出てくることだ。
捨てるよりはマシだと思って、ヤフオクで1円スタート、送料向こう持ちで売ると、たいてい売れる。
意外なところでは着古しのトレーナーが5枚200円とかで売れた。
買ったのは介護施設の人のようだ。
なるほどねー。
丁寧なお礼状をもらって、ちょっとホッコリした。

Spanish recycle bins
最近部屋から出てきたもので、始末に困ったのが「使用期限済みのレーザープリンターのトナー」である。
ヨドバシカメラで買ったものだが、1色7千円もした。
プリンター本題はもう壊れて、処分してしまったキヤノン機である。
CMYK(青赤黄黒)のトナー4本で計2万8千円である。
未開封のピカピカであって、捨てるのはもったいない。

というか、捨ててはならない。
産業廃棄物であって、焼却炉で燃やすと爆発するそうだ。
ではヤフオクで売るか。
しかし、消費期限切れなのである。

トナー製造年月日・推奨使用期限の調べ方|トナー買取・インク買取エムトレーディング【東京】

「プリンター トナー 消費期限 キヤノン」で調べると、エライもので、調べ方が出てくる。
調べると、なるほど、日付が印字されている。
2011年製造のものであった。
よく持ってたな!
押入れに入っていたのである。

但し書きつきでヤフオクに出すか・・・とも思ったが、事情が分からない人が買って使ってしまって、プリンターを故障させるのも悪い。
クレームされるのも憂鬱である。
その人が持て余して捨ててしまったら、その街の焼却炉で爆発が起こる。
どうしようかなあ・・・と思い悩んで日が過ぎた。
こういうちょっとしたことが片付かないと憂鬱になる。

使い終わったトナーカートリッジは、ヨドバシカメラなどに持って行くと、ポストがあって引き取ってくれる。
しかし開封前の新品を4本持っていくのも大儀だし、もったいない。

トナーには回収業者という人がいて、開封前の新品を引き取ってくれる。
サイトをよくよく読むと「消費期限切れであっても、一応引き取れる可能性がありますのでお問い合わせください」と書いている。
それで、エクセルで見積もり依頼用紙というのをダウンロードして、こちらの住所氏名などと品番、消費期限を埋めてメールした。
次の日にPDFで見積もり書というのが来て、1本1300円で引き取ってくれる、しかも取りに来てくれるという。
渡りに船である。

で、改めて引き取り依頼書というのを書かないといけないのだが、PDFをレタッチしなければならない。
これができるソフトを持っていないので、困った。
結局「見積依頼書」と似ている書式のようなので、エクセルでそれを加工して作りなおした。
結構手間が掛かった。
この辺ちょっと業者さんには改良を求めたい。

再度添付して送ると、同じ日の夕方に営業の男性から電話が掛かってきた。
取りに来る日の打ち合わせである。
翌々日の午前中でどうでしょうというので「いいですが、一人暮らしで、出たり入ったりするので、なるべく細かい範囲で時間を教えてください」と言ってみると、じゃあ11時から13時の間の、なるべく早くに伺います、ということだった。

その日待っていると、本当に11時ジャストに来た。
家に来てくれる業者の人は、この辺がキッチリした業者とルーズな業者がいて、ひどい業者に当たると一日が台無しになってしまうが、ここはめちゃくちゃ優秀で安心した。
ちゃんと5200円くれたので領収書に住所氏名を書いて捺印した。
これで一件落着である。
長い間プリンターのトナーなんか抱え込んでいて憂鬱だったのだが、気が晴れた。
ぼくが頼んだのは上にリンクを張ったエム・トレーディングという会社である。
他にも、地方ごとにこの種の業者は大量にあるようで、価格競争もしているだろうから、同じ悩みを持っている方は利用されてはどうだろうか。

ネット社会のおかげで、こういうやりとりがスムーズになって重宝する。
お金も節約になるし、地球環境にも負荷がかからない。