※本ブログは、健康上の問題について権威ある指針を与えるものではありません。
※ご自身の健康の問題については専門医の指示を仰いで下さい。
※断食は人によっては危険があります。
※無理をしないでください。
※当ブログでは、そのもたらす不利益について責任を負いかねること、あらかじめご了承ください。

実は今朝から断食をしている。
明日いっぱい(明後日の昼間で)する予定である。
くじけそうなのでブログに書いてみる。
地球の皆さんオラに勇気を分けてくれ。

Siddhartha Gautama meditating
と言っても、断食をするのは今年に入ってもう5回目とかである。
別に困ったことにはならないことは分かっている。
余裕綽々である。

ぼくは10年以上も、ダイエットしたり、リバウンドしたり、痩せたり、太ったりしている。

ぼくは、自分という人間全体の価値の総量に対して、容姿が占める度合いが少ないので(見た目で勝負していないので)、それほど執着して痩せなくてもいいような気がする。
ぼくなんかが多少太っていても、痩せていても、世間の人はそれほど関心がないと思われる。

しかし、年を取ってきて、歩くのも、階段を登るのも、消しゴムを拾うのも面倒になってきて、やっぱり多少は痩せたいなと思う。
II型糖尿病であって、膝も痛めている。
睡眠時無呼吸症候群である。
痩せたら全部解決する、と医者は言う。

本当は「毎食ちょっとずつ減らす」のが一番いいことは分かっている。
分かってはいるが、これが一番むずかしい。
ちょっと食べてると、胃腸が活発に活動し始めるが、そのとき食べるのをやめろというのである。
これがいちばんおなかがすく。

ダイエットで一番問題なのが、「食べ物のことで頭がいっぱいになってしまうこと」である。
食事を減らせば減らすほど食欲が湧く。
で、なんかのきっかけで一時的に気が狂ってバカ食いしてしまい、リバウンドするのである。

そのてん断食は、「今日はもう食べない!」と決めているから、それ以上食べ物のことを考えなくていい。
これはラクチンである。
ちょっと食事を減らすよりも、まったく食べないほうが、実はラクチンなのである。

以前は専門の断食ペンションに行っていた。
こういう施設はピンキリであって、ややこしいところは本当にややこしい。
暴利をむさぼっていたり、変な薬を飲まされたり、宗教に入れられたり、友達を勧誘させられたりするところもあると言う。
ぼくはそういうのが、普通の人より苦手な方である。

そのぼくが、以前はここに何回も通っていた。

やすらぎの里 本館 | 温泉のある断食道場 - クチコミで人気の伊豆の断食道場 体質改善やダイエット、食生活、メタボの改善に効果 温泉とマッサージがセットで気持ちよく断食できる

ここは超おすすめである。
先生はじめスタッフのみなさんがものすごくいい人で、ここに泊まったのは一生のいい思い出だ。
ちなみにぼくが行った時は山梨県の小淵沢にあったが、いまは大きくなって伊豆に移転されたようだ。

ただし大変人気があるので、そうそう予約が取れないので、再訪がのびのびになっていた。
それで自分で勝手に断食をすることにした。

初めてすることはなんでもそうだが、最初の1回は恐怖心、緊張があって、必要以上に大変である。
1回やってみると「別に大したことない・・・」と思うので、2回目からはカンタンだ。
あるいは、1回やって「こりゃ大変だ・・・」、「もうこりごりだ・・・」と思うかもしれない。
その場合はやめれば良い。
いずれにしても、最初の1回を断食ペンションで、プロの元で行って、よかった。
ごはんなんか食べなくても別に平気だ、という自信が得られたのである。

本来素人が自宅で、自己判断で断食をするのは、1日が限度である。
だがぼくは2日やっている。
読んでいる人が真似して病気になっても、ぼくは知らないので、慎重にやってくださいよ。

断食の副作用で怖いのが、終わった後に急に大量に食べて、下痢をしてしまったり、逆に腸閉塞になることだ。
腸閉塞は苦しい。
最悪手術である。
「やすらぎの里」ではマックス3日間断食するが、その後は「重湯」からはじめてだんだん食事の量と濃度を増やしていく。
この過程が重要だ。

ただし、ぼくの2日間断食はなんちゃって断食であって、野菜ジュースはいくらでも飲んでもいいことにした。
あと、寝る前に豆乳コーヒーを飲んでもいいことにした。
野菜ジュースも豆乳も結構なカロリーがあるので、これはもう断食とはいえないかもしれない。
これぐらい口にものを入れていると、回復食も最初はうどん半分、次はうどん一杯、次の日からは普通食とかで大丈夫な気がする。

※あくまで素人の適当な見解です。

だいたい2日で3キロぐらい痩せる。
これ以上痩せると危険な感じがするので止めている。
ただ、数字上3キロ痩せても、そのうち2キロぐらいは便と水分のような気がする。
断食の効果は、正味のところ1キロぐらいじゃないだろうか。
それでも2日で1キロ痩せたら結構すごいよ。
今年に入って5回ぐらいやっているが、本当にトータル5kgぐらい痩せた。

リバウンドしないんですか、という話になるが、ぼくの場合しない。
いわゆる「胃が小さくなっている」状態になって、あまり大量の食べ物を受け付けなくなっているのだ。
あと、断食までしたのにリバウンドなんかしたら馬鹿みたいだ、という心理的な抑制が働く。
ダイエットを何回もやって(つまり何回も失敗して)思ったことには、人間は精神状態に大きく左右される、精神状態さえ制御できたらたいていのことは乗りきれる、ということだ。
それが難しいんだけど。

断食なんかしててその間お仕事どうするんですか、といわれるが、ぼくの場合ふだんよりも能率があがっている。
いつも「今日はお昼に何食べようかな〜」とか考えていて、気が散っているのが、仕事に集中できる。
当然ながら食後の眠気もない。
元気ハツラツである。

夜寝れないでしょう、という話だが、ぼくの場合むしろ寝られる。
どういうわけか、ぐっすり寝られるのである。
ただぼくの場合永年の肥満が腹回りに蓄積していて、ラクダのコブと一緒でカロリーの備蓄があるから、それを燃やしてエネルギーにしているから平気なのかもしれません。

あと、精神的にいわゆるリセット効果があり、細かい悩みごとやストレスがなくなる。
とか書くと急に怪しげな感じがするが、サウナやスポーツで肉体的に負荷を掛けると精神的にかえって解放されるのと同じ効果があるのだと思う。
だいたいデスクワークをしている人は、頭を酷使しているのに体を使わなすぎ、飽食し過ぎである。
それが悪いことであるとは全然思わないが、たまには断ち切ってみるのも気分が変わっていいと思うよ。

※あくまで結果に個人差があります。

断食でいちばんつらいのが頭痛と激しい眠気である。
原因がよく分からないが、断食反応というらしい。
これを治すには適度な運動が良い。
軽い散歩でもして、脳に酸素を行き渡らせると良い。
ぼくなんかはジムで水中ウォーキングしている。
食べないで運動していると、「きっといますごい勢いで痩せてるなー」、「俺ってやるときはやる男だな。偉いな」という実感が湧いてきてとても気持ちが良い。
ということで、あくまで自己責任でおすすめ。