イジハピ!

TwitterID:@query1000こと深沢千尋のブログです。
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さいきんブログの評判が意外と気になるようになってきました。
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【第649回】個人情報に過敏なぼくたち?

★本ブログ、来週、7月28日の週はお休みします。

最近またぞろ大規模な漏洩事件が起こって、個人情報の危機が話題になっている。

Social Network Security
今回は元・福武書店ことベネッセが顧客情報を二次受けの派遣社員(上級SEだそうだ)に抜かれた。
SEはベネッセの端末に、USBメモリーを差しても情報が抜けないプロテクトが掛かっていることを知っていたが、偶然(充電するために?)携帯端末を差してみたら、情報が抜けることに気づいたそうだ。
彼は情報を「名簿屋」に売り、高額の副収入を得た。

その名簿をジャストシステムが買った。
なにしろ小中学生の子供がい、進研ゼミを使わせるほどには経済的に余裕があり、教育に関心が高い家庭のリストであるからかなり価値が高い。

これ、SEが悪い、ベネッセが悪い、ジャストが悪いということになっているが、名簿屋がいちばん悪いのではないだろうか。

SEやジャストは悪の誘惑に負けただけである。
まあ悪いとも言えるが、弱いとも言える。
しっかり更生して欲しい。

ベネッセは管理が甘かっただけで、悪いと言うよりは脇が甘い、弱いと言うべきだ。
でもこの剣呑な高度情報化社会であるから、弱さは悪とも言える。
次から気をつけろよ!

これに対して、名簿屋は完全な悪であると思うのである。
個人情報が危険だ、とこれだけ喧しい中で、わざわざそれを危険を冒してネットワーク犯罪者から情報を買って、それを危険を冒して不逞の顧客に売っているわけだから、犯罪組織である。

今回SE、ベネッセ、ジャストを難じる声は大きいが、名簿屋を難じる声は小さいような気がする。
けっきょく露出度の高い企業や、弱い個人は「ほどよく叩き頃」なので叩くが、無名でガチヤクザの犯罪組織は叩けないということだろうか。
だとしたらマスコミもチト情けない。

(ただ、今回ジャストは名簿屋に「こういう個人情報はありませんか」とオーダーしていたという話もあり、悪質性は高いかもしれない。)

SEは二次請けの派遣だったから「低収入にあえぐ派遣社員が追い詰められて冒した犯罪である」などとも言われているが、ビンボーだから犯罪を犯していいということにはならないのは当然だし、当のSE氏は結構な収入をもらっていたようだ。
ITは他の業界に比べて派遣率がグンと高く、腕自慢の一匹狼的な人が好条件を求めて渡り歩くケースも多いから、あまり昨今の非正規雇用だから貧困層だからどうの、という議論とはなじまないと思う。

「大事な顧客情報を二次請けの派遣なんかに任せていいのか」という意見もあるそうだがとんでもないと思う。
ベネッセにどれだけ内製のIT技術者がいるか分からないが、普通こういうのはアウトソース化するだろう。

もし非正規雇用が貧困層だから、収入が低くて身分も保証されなくてかわいそうだ、職場のモラルも低下するし犯罪も招く、と本気で思っているのであれば、派遣先の大企業や安倍内閣を叩くだけでなく、派遣会社(エージェンシー)も叩くべきではないだろうか。
福島の除染労働者など、八次請けとか十次請けとか言って、東電が日給1万円出しても労働者に渡るのは千円とか言われているが、これも東電や安倍内閣を叩くのではなくて、間に7個も9個も挟まっているエージェンシーを叩くべきではないか。

ていうか、過度の中抜き業者は法律で規制していいのではないだろうか。
ああいう業者こそ何の付加価値も産まず、大企業から高い金を取って労働者からピンハネ搾取している。
二次請けぐらいは労働者の流動性を保つために仕方がないとしても、それ以上は禁止でいいと思う。
労働者の給料も上がるし、大企業も経費を節減できるし、職場のモラルも高まる。
余計な書類や打ち合わせもなくなるから、社会の生産性も上がる。
いいことずくめだと思うのだが、なぜこれをやろうとしないのか分からない。
もうすでに取り組んでいたらスミマセン。

さて、ジャストは個人情報を買って何に使ったのだろうか。
普通に考えてダイレクトメールや電話営業に使ったと思われる。

ぼくはどちらも大嫌いだ。
蛇蝎のように嫌っている。

ダイレクトメールは、日本郵便の郵便物の場合は赤いマジックで「受け取り拒否」と書いて郵便ポストに入れればいいそうだ。
ただ、悪徳業者もさるもので、それぐらいは予知していて、最近はヤマトメール便が多い。
これも、ヤマト宅急便センターに持っていけば引き取ってもらえるが、なにしろそういうセンターは数が少なく、家から遠い。
これ、コンビニなどのメール便を受け付けているところも引き受けるべきではないだろうか。
やったら評判になると思う。
実はやっていたらスミマセン。

営業電話も本当に苦手である。
ぼくは固定電話を常時留守電、おやすみモード(ベル消音)にしている。
たまに確認して留守電が入っていたら、必要なものだけコールバックする。
要するに、電話には即時で出ないでいい、というルールを定めている。

ああいう業者は、本当にどうやって電話番号を調べたか分からない。
「うちの電話番号どうやってお知りになりましたか」と聞くと、片っ端から掛けてます、などと言われる。
「片っ端から知らない家に電話を掛けるなんて、悲しい商売だね」と言ってみると、ガチャンと切られたこともある。
これはぼくが性格悪かったと思う。
スミマセン。

ひどいのが「NTTの代理店ですが、フレッツ光をお使いのお客様にご案内があってお電話しました」と言うやつで、動画の配信サービスだったりするやつである。
武士の情けで名を秘すが、某ユーネクストという会社である。
あれはNTTが顧客情報を流していると思われる。
だとしたらベネッセどころではない、犯罪ではないか。
でもフレッツ光の契約書かなんかに、小さい小さい字で、「お客様の情報は、弊社および特に役立つと思われるパートナー企業が利活用するものとし、お客様はそれに同意するとします」かなんか書いてるんだろう、どうせ。
だからぼくが積極的に情報を流しているわけで、文句を言うのはお門違いかもしれない。
だとしたらスミマセン。

Tポイント系の個人情報も一時話題になった。
Aというカツラ屋さんでカツラの見積もりをしたら、Bという薬局から毛生え薬の広告が届いたりすることも可能だと言う。
ハゲた顧客の名簿をTポイントの会社が共有しているのだ。
便利でいいな!

佐賀県武雄市の市営図書館では図書カードがTポイントと提携している。
(そのご制度が改正されて、Tポイントが付かない図書カードも特に申請すればもらえるようになったそうだ。)
ある本を読む人は次はこんな本を読むだろうということで、サジェスチョンをしてくれるそうだ。
大きなお世話だよ!
この情報がTポイントの会社に行くとか、いやそれは困るとか言う話になっていたが、今はどうなっているか詳しく調べてない。
ヌルくてスミマセン。

Tポイントと言えばツタヤのカードだ。
本家である。

どんなレンタルビデオを借りたかなんて、趣味嗜好、性癖の固まりであって、絶対に組織に渡したくない。
Tポイントから離れるが、昔ビデオデッキを買って、勢い込んで街のレンタル店でアダルト的なビデオをレンタルしたら、たちまち通販業者からアダルト系のダイレクトメールが届いたことがある。
「あなたの性癖にマッチしたビデオあります!」とか書いているのである。
便利でいいな!
ていうか!
おいら別にそんな性癖に特化してるわけじゃねえし!

これ、例の悪い意味で子供好きの人が、自分の性癖に指向したビデオとか借りたら、官憲に渡って小児性愛犯罪者予備軍のリストに入れられるのだろうか。
今はそういう犯罪者を取り締まるためなら何をやってもいいような世の中の流れだから、それぐらいあるかもしれない。

一方、さいきんはあまりにも個人情報、コジンジョウホウと言いすぎて、世知辛いし、不便だ、という意見もある。

昔は学校で同じクラスの人の「連絡網」があって、クラス全員が全クラスメートの連絡先を持っていた。
それを見て年賀状を送り合ったり、女子を映画に誘ったりしていたのである。
しかしこれがなくなったそうだ。
連絡網というのは、あるにはあるが、前の人と後ろの人の電話番号しか知らされないらしい。
その中の誰かが病気になったり、旅行に行ったりして鎖の輪が切れたら、そこから先には連絡が行かない。
これは確かに問題である。

でも、これだけダイレクトメールが商売になるとか、子供を性的搾取の対象として見る人がいるということが分かったいま、安全側に倒すのも仕方ないかなあという気もする。

昔は確かにプライバシーがなかった。

家は障子で囲まれていて、紙いちまいで世間と隔てられていた。
全員知り合いだったし、子供を預かってくれる家とかあった。
それで、地域のコミュニティが活発で、便利で安全で温かみもあったという見方もあるだろうが、村八分とか、夜這いとか、そういう風習もあったわけで、いちがいに昔が良かったとは言えない。
痛し痒しであり、であれば安全側に倒さざるを得ない。

過剰な個人情報保護といえば、さいきん不気味なのが、テレビの街角取材番組のボカシである。
とにかく建物という建物、個人という個人にみんなボカシが入っている。

で、出たがりの人だけバッチリ顔が映る。

でも、あれはヤラセもあるらしい。
NHKテレビで、今年の夏、福島で、「暑いわー」という顔をハンカチで拭っている女性が大映しになったのだが、同じ女性が去年の夏も同じ福島で、同じハンカチで顔を拭っていたそうだ。
「2ちゃんねる」で検証されていた。

今度はNHK ”関東で猛暑日”ニュース映像で美女を使ったヤラセ仕込み疑惑!? 最新Newsに一言 | 最新Newsに一言

確かに、勝手にそのへんの人の顔を映して、変な騒ぎになるのも困る。
普通にスーツ着て歩いている人を撮るだけなら問題ないような気もするが、会社をサボっているかもしれないし、不倫をした帰り道かもしれない。
今はどんなニュースであってもネットで配信され、素人が簡単に画像を保存して、世界に再配信できる時代である。

だったら、放送局も面倒くさいから、仕込みの俳優を金で雇って、撮って流したほうが、いい絵が撮れるし、手軽だ。
どうせだったら違う服で何パターンか撮りだめしておこうか、暑い夏の日なんてまたあるだろうし、という話にもなるだろう。

なんともお寒い話だが、個人情報の管理が、今後どんどん厳しくなるのは仕方ないと思う。
一方で企業は「ビッグデータ」の「利活用」を進め、変に警戒する人を「プライバシーフリーク」と名づけて、叩く。
ぼく的には、変に利活用されるよりは、厳しくした方がマシだ、安全側に倒すのは致し方あるまい、という意見である。
どんな情報でも簡単に転送でき、一生保存されるからだ。
この特異な技術が跋扈する時代が到来して、日も浅く、まだ我々は経験が少ない。
どんな副作用があるか分からず、プライバシーはいったん汚染されたら回復が不可能である以上、慎重の上にも慎重を期すべきだろう。

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