先日来、アパートのトイレが不調だった。
水がすぐにたまらず、いつまでもチョロチョロ音がする。
流すとゴジラの咆哮そっくりの、哀調を帯びた異音がする。
一人暮らしだから、そういうものだと知りつつ放置していると、どんどん音がひどくなってきた。
トイレが完全に壊れると困るし、異音が近所まで聞こえても困るからどうしようと思った。

Aerated tap water
うちは大家さんが同じアパートの3階に住んでいる。
人間関係が良好なので、何かと便利で快適だ。
早速大家さんに聞くと、あの、例の、この手のトラブルですぐに名前が出てくる業者を呼びましょうと言ってくれたが、ネット上の評判ででとかくその業者が高い値段を言ってくるという口コミを見ていたので(真偽の程は知らない)、まず自分が知っている便利屋さんを呼んで、出来るかどうか見てもらっていいですかと言った。

いつも頼んでいる便利屋さんはぼくともう15年近くの付き合いで、最初はぼくが家を片付けられなくてゴミ屋敷状態だったときに片付けに来てもらったのが縁である。
それからも、家を片付ける能力はなかなか身につかなかったので、年に3回ぐらい割り切って便利屋さんを呼び出して片付けてもらっていた。
他にも、去年大々的に部屋の模様替えをしたときや、乾燥機を取り替えるときに来てもらっている。
こういう経緯もいちいちブログに書いているから、ぼくマニアの人は過去記事を見ればいいのではないだろうか。

その後、余計なもの(本やCDも含め)を徹底して捨てる、必要なものは置き場所を決めるという当たり前のことを覚えて、部屋はそこそこキレイな状態を維持しているので、めったに便利屋さんを頼ることはなくなった。
この件もブログに書いた。

ということで、ひさびさにトイレの件で、便利屋さんを呼んだ。
水洗トイレは簡単な構造で、簡単な故障は素人でも直せてしまうが、水道工事の専門家でなければ直せないものもあるらしく「自分が直せるかどうか状況を見てみる」という。
「じゃあ仕事が発生するかどうか分からないけど見に来てもらう」という形でいいですか、というと、それでいいと言う。
まあぼくが超リピーターだからこういう勝手が利いたのだろうか。

ということで打ち合わせした日に、便利屋さんが来た。
開口一番「部屋がキレイじゃないですか〜」と言われた。
褒められて嬉しいが、おかげで定期的な仕事が発生しなくなったわけで、申し訳ない気がした。

さっそくトイレの点検に入ってもらったが、ねじ回しで調整する元栓の水圧が低すぎる、ということである。
水圧をいろいろ変えていると、例のゴジラ音が出てくる。
なぜこの音が水圧を変えると出たり出なかったりするのかはぼくには分からない。
結局水圧を十分に上げると、チョロチョロ音もゴジラ音も見事に解消した。
それから数週間経つが、未だにノープロブレムである。

ここでぼくは、新しい試みとして、便利屋さんの名前をブログに晒そうと思う。
ぼくは便利屋さんはこの一件しか知らなく、非常に便利で助かっているが、便利屋さんには誰でもなれる職業で、いいところもあれば悪いところもあると聞くので、ぼくが15年お世話になっている便利屋さんを紹介するのは意味のあることだと思ったのだ。
ぼくは部屋をキレイにする能力を身につけてしまい(普通の社会人なら誰でも身につけている能力なので、ことさらに自慢する必要もないが)、仕事を出すのが少なくなってしまって申し訳ないし、これまで大変お世話になったので、せめてもの恩返しである。

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別に何のアフィリエイトもバックマージンももらっていないし、このブログも頼まれるどころか、勝手に書いているので、別に「深澤さんのブログを読んで電話しました」とか言わないでいいです。
あと、もし期待していたのと違ったらあらかじめゴメンナサイ。
とりあえずぼくは助かっている。