先週の金曜日(2014-05-30)、別の携帯キャリアーショップに大きなトラブルを解決するために行ったのだが(それはまだ発表の段階ではない)、待ち時間でそこでネットを見たくなって、au回線のiPad miniを開くと、以下のようなダイアログが表示された。

モバイルデータ通信プランの使用状況
現在ご利用中のプランには利用可能なデータ量がありません。
今すぐデータ量を追加しますか?
今追加しない場合でも、後から"設定"で追加できます。
意味が分からない。
分からないなりに、LTEの月々のデータ量MAXまで行ったのか、その場合は有料で追加しない限り、次の月の月初(と行っても2014-06-01だから二日後)まで通信速度が落ちるのか、と思った。

「今すぐ」をタップしたが、「ご利用出来るサービスはありません」的なWeb画面に行って、何も出来なかった。

そして、トップバー左上の表示が「au LTE」ではなく「au 4G」になっていたのである。

後で分かったことには、実はこれはau版iPhoneで「キャリア設定アップデート」を実行すると、「LTE」ではなく「4G」に変わったということだった。

ASCII.jp:au版のiPhoneでも「LTE」から「4G」に接続の表示が変更

いぜんLTE回線をつかめない時は、この表示が「3G」に変わっていた。
(とうぜん通信は激遅になる。)
ところが、タイミング的にちょうどこの瞬間に「4G」という表示を見たので、ぼくは混乱してしまい、制限データ量を使いきってしまったのでLTEが使えなくて落とされたのかと思ったのである。

そこで、「auサポート」アプリを起動して本日のパケット通信料を調べたが「74,046キロバイト」と書かれていた。

20140603au


当然、約74メガバイトである。
(すぐ下にも「参考 0.07キロバイト」と書いている。)
auの制限は月間7ギガバイトだから、まだその百分の一ぐらいだ。

しかし、あまりにもタイミング良くいろんなことが起こったから、自称IT技術者としてはあるまじきことながら7GBを超えたと思ってしまった。

まとめるとこうなる。

 ・「モバイルデータ通信プランの使用状況」という謎のダイアログボックスが表示された
 ・トップバーの表示が「LTE」ではなく「4G」になっていた
 ・パケット通信料が「74,046キロバイト」になっていた

総合して、ぼくが動画の見過ぎで「7GBを使いきって3Gに落ちてしまった」と思い込んでしまったのだ。
ぼくはほとんど家にこもりっきりで、家ではWiFiを使っていたのだが、何らかの(ぼくかauの)手違いで、そういうことがあったのかと思ったのである。
ちなみにぼくは別のことで、別の携帯キャリアーに怒鳴りこみに行っていたので(まだそれは発表の段階ではない)携帯についてナーヴァスになっていた。

けっきょく家に帰って、サポートセンターにau別回線のiPhoneで聞いてみたところ

 ・「モバイルデータ通信プランの使用状況」という謎のダイアログボックスは何の意味もない。現在なぜそれが出るか調査中。「後で」をタップすれば良い
 ・トップバーの表示はキャリア設定アップデートをするとLTEが4Gになるので、4Gで最速である
 ・74,046KBは0.07GBであって、まだ使用制限量の1%ぐらいである

ということであった。
しおしおー。

とりあえず普通にauのLTE回線をバンバン使えるので、良かった。

まだ一日に書くブログの量としてはふだんより全然短いので、ヒマネタを書く。

さいきん携帯の通話料金を月極で2500円にするというのを、au、SBM、docomoの3社がいっぺんに発表して話題になっている。
話題というのは「そんなのいらねーよ!」という悪い意味において、である。

最近はLINEやカカオトーク、SkypeなどのIP電話や、iPhone同士においてはFaceTimeなどでバンバンインターネット無料電話が使えるようになっている。
ぼくは、普通のスマホユーザーはそうだと思うが、割高なLTE月極定額料金を使ってパケット使い放題にしているので(従量制にすると、変なことがあったときにめちゃくちゃ料金を取られるのが怖いので)、こっちを使っている。
携帯の通話料金は、昔なら安くしてくれればそれなりにうれしかったかなあとは思わないでもないが、もういらない。
ていうか、音声通信じたいしないのである。
普通はツイッターやメールなどのテクスティング(文字通信)で用が済んでしまう。
リアルタイムで時間を食い合う音声通信は、ダサい人しかしていないのである。

そうなってから、急に音声定額制を恩着せがましく打ち出して、しかも料金が2500円と微妙に高い。
そんなに音声通信してないと思うのである。
しかも、3社がいっぺんにまったく同じ料金というのが、結局はカルテルを組んでいる気がして、面白くない。
誰も喜ばないと思う。

それよりネット料金を安くして欲しい。
いや、ユーザーが物の値段を「安くしろ」と闇雲に売主に言うのは、「いやなら買うな」と言い返されれればそれまでなので、バカみたいだが、現在のパケット定額料金は不当に割高であると思う。
それなのにネット料金を安くせず、音声を使ってくださいとばかりに微妙に高い音声定額制を打ち出す当たり、微妙に腹が立つ。

最近は孫正義氏のプレゼンスが低くなっている。
以前は何かにふれて日本の携帯論、ネット論をぶっていて面白かったし、勉強になったのだが、ソフトバンクモバイルの新製品発表会もなくしてしまった。
アメリカの通信会社を買収したりして、軸足をそっちに移しているのだろうか。
日本は最近レイシズムが台頭しているし、政治もキナ臭いし、ネットは批判社会で何をやっても褒められないので、いやになって、あきあきして、日本にはソッポを向いてしまったのだろうか。
だとしたら、寂しいし、日本の携帯料金は高止まりしてしまって、ネットも盛り上がらない気がする。