一昨日書いたように、Macbook Airが壊れたと勘違いしたぼくは、Macを新調することにした。
前のMBAは適当に買ったが、ものすごく使いやすいパソコンだということが分かったので、今度は真剣に買うことにした。

迷う。

20140130-Macs
大きさ的に以下の機種がだいたい同じ感じなのである。

 *11inch Macbook Air
 *13inch Macbook Air
 *13inch Macbook Pro Retina

以前は軽さのMBA、性能のProという風に切り分けがはっきり出来ていた。
Proは重すぎた。
が、今回は重さ、大きさがそれほど変わるような気がしない。
ウェブを「Macbook 11 13 迷う」「Macbook Air Pro Retina 決める」などで検索すると、ものすごく迷っている人、迷った末に自分はこれだ!と力説する人のブログがいっぱい出てくる。

こういうの、一度買ってしまうと自分の選択が間違っていたとは言いにくい、認めたくないから、いきおい自分の選択を正当化しがちである。
以下の文章もその類であるから、あまり真剣に読まないでください。

渋谷のApple Storeに行って比べてみた。
まず、今回は11 inchはないな、と、思った。
11と13はあまり変わらない気がする。
どっちもミニショルダーには入らない。
入れるならリュックに入れるし、リュックに入れてしまえばどっちも変わらない。

電車でツイッターを見たり、喫茶店で話している途中に写真を見せたり、そういう用途ではもうMacを使わない。
そういうときはiPad miniを使う。
カフェで原稿を書くというのも、何回かやってみたが、ぼくは腰が痛くて出来ないことが分かった。
ほとんど家か出先の会社で使うから、ある程度大きくてもいいかなと思った。

ではMBAとPro Retinaはどう違うか。
渋谷Storeの一階で比べようとしたが、横並びに置いてないので比べにくい。
店の兄ちゃんにその旨を伝えると、2階から検証用のMBA 13 inchを持ってきて、Pro Retinaの横に並べてくれた。

大きさ、重さはそれほど違う気がしなかった。
このときにもうPro Retinaを買う気持ちのバイアスが掛かっていて、感覚が狂っていたのかもしれない。
1.35kgと1.62kgだが、面積が広いのであまり気にならない。

画像はダントツでPro Retinaが美しい。
YouTubeで同じMVを再生してみるとハッキリ違う。
昔はこんなマルチメディア性能をモバイル機器に求めることはなかったのだが、YouTubeの時代になると結構気になる。
画素の違いもさることながら、Pro Retineは液晶が低反射コーティングディスプレイで映り込みが少なくなったのが大きい気がする。

で、ここで、ぼくがPro Retinaに決めた。
最大の理由は、非常にしょうもないことだが、Pro Retinaの画面のリム(縁)が黒く、ロゴがないことだ。
Macbook Airは銀色で、「Macbook Air」という文字が入っている。

黒い方が動画に没入できる気がする。
あと、黒くないと、上部中央にあるWebカメラの穴がポツンと目立ってしまうのだ。
千昌夫のホクロ的なのである。
(あの人ホクロを取ったようだが)
これが前から気になっていた。
位置的にはここしかないという気もするが、なんか気になる。
iPhone/iPadが黒の方が好きなのも、この理由である。

ロゴも気にしだすと気になる。
iPhone以外のスマートフォンに変えられないのも同じ理由である。
(iMacのリンゴマークも気になる。)
スマホと違ってノートだからそれほど気にならない気がするが、ないに越したことはない。
旧Proにはロゴがあったのに、新Pro Retinaはなくなったということは、やっぱり気になる人が多かったのではないだろうか。

ということで、13 inch Pro Retinaにした。
こんな理由で決める人もまあ珍しいのではないか。
パソコン選びは本当に個人的な要因が大きいということだろう。
逆にPro RetinaはツートンカラーになるのがイヤでMBAにする人もいると思う。
好きにすればいいのではないだろうか。
とりあえず完全に決心を固めたところで、ぼくはストアを後にした。
買わないのかよ!
カスタマイズしたかったので、家に帰ったのである。
お店のおにいちゃんスミマセン。

帰宅するのももどかしくブラウザーでAppleのサイトを開いた。
とりあえずUSキーボードにした。
それだけならリアルストアにも在庫があったと思うが、RAMを8GB、SSDを512GBにした。
注文したのは1/16であるが、木曜日ということで、到着は20日過ぎるということであった。

毎日、まいにち出荷状況を確認していたが、20日にようやく上海工場を出荷したということであった。
21日にADSC支店というところについた。
これは日本国内のアップルの配送センターで、有明にあるそうだ。
ここで丸一日止まったのでヤキモキした。
通関手続きとかあるのだろうか。
結局家についたのは22日の朝であった。
ヤマト便で届いた。
注文してから一週間掛かる。

使ってみる。
まず、MBAと変わっていないところは全然かわっていない。
これがAppleのすごいところで、iPhoneも、iPadも、変わらないところは全然かわらない。
必要なところしか変えないのである。
この姿勢が、言っちゃあなんだけどWindowsと全然違う。

早速DVDのISOファイルをコピーしてみた。
ISOファイルをダブルクリックするとマウントされる。
DVDプレーヤーを起動すると再生される。
この手間なしさがありがたい。
VMCプレイヤーとかmpeg2コーデックとかネットで拾ってきて、入れて、一緒にBaidu IMEとか入って大騒ぎしなくてもいいのである。
で、画像が美しい!
ハイビジョンテレビである。

プログラミング、文書編集作業はふだん22インチHD液晶でやっているので、さすがに13インチではキツい。
しかし、モバイル用途、会議に出席するとか、新幹線で出張に行くとか、友達の家でプログラミングするとか、そういう用途では最高だと思う。
まだ性能を引き出していないが、所有の喜びを感じさせてくれる。

ただ、MBAが治って(実際には電源アダプターが壊れていただけ)しみじみ比較すると、サブマシン用途ではMBAでも十分だったなー、と思わないでもない。
どないやねん!
Pro Retinaはサブマシンではもったいなすぎる。
どうやって活用するか、ちょっと考えてみる。
とりあえず2台ある必要は絶対にないから、MBAを処分したい。