東京は(ぼくが住んでいるのは川崎市だが)めちゃくちゃ大雪が降った。
記録的豪雪だそうだ。

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天気予報が外れた(少なくとも、この豪雪は予想出来なかった)そうで、大勢の人が迷惑をしている。
これは太平洋側に発達した低気圧が出来たこと(この時点では大雨になる)と、陸からの強い寒風が吹いたことが同時に起きたために起こった現象で、非常に珍しいそうだ。

東京は雪に弱い。
基本的に太平洋側なので、冬は乾燥する日が続く。
家に長靴もないし、防寒着もいまいち真剣なのがない。

北海道出身の人が良く「東京の冬は寒い」と小言を言っていた。
冬を甘く見ているので、基本的に家のつくりなどが、寒さと言うものをナメているそうだ。
北海道は基本的に絶対に隙間風を家の中に入れないようにしていて、場合によっては巨大な灯油タンクが家の外にあり、暖房をガンガン焚くので家の中はあったかいそうだ。
二重のガラス窓から外を見ながらアイスとか食べているそうだ。

その点東京の人は、普通に革靴を履いて出かけて行って転んで腰骨を折ったり、電車に乗ってから乗り換え駅で立ち往生してしまったりして、被害を食らった時のダメージが大きいそうだ。
そんなこと言ったら東京は暑さにも弱いし、春も秋もコンクリートだからそんなに楽しめていない気がする。

今日はおりしも成人の日であって、新成人の人は晴れ着を来て難儀したと思う。
スッ転んで怪我をした人は心からお詫び申し上げます。
そうでもない人は、こんな成人の日もあったということで、思い出に残っていいんじゃないかな。

今朝は9時ごろ起きたが、その時点では蕭々と雨が降っていた。
9時半ごろに雪に変わって、10時ごろからふぶき始めた。
この時点で外出をあきらめて、ビバパエリアでステーキパエリアと焼チーズパエリアのハーフ&ハーフを注文した。
低糖質食もダイエットもあらばこそだが、こういう日はこういうものが食べたくなる。

ドアホンが鳴って、全身真っ白の雪だるまのような人がやってきたので、童話か! と思ったのだが、ビバパエリア(ピザーラ)の人だった。

こんな寒いのに注文してスミマセン、と言ったのだが、雨より乾いているから寒くない、寒い日は雨の方が全然ツラい、ということだった。
しかし、バイクの運転が危険なので、たぶんもうすぐ今日は閉店になります、お客さんはラッキーですよ、と言われた。

雪の日は静かになる。
これは気のせいではなくて、隙間があいて降り積もる雪の結晶の中に音が吸い込まれてしまうそうだ。
竹藪のそばにいると、竹の空洞の中に音が吸収されて静かになる現象と一緒だ。

昼過ぎには雪がすっかり積もって、近所の子供がギャーギャー騒ぎ始めた。
かなりうるさかったのだが、それまで静か過ぎて、地球に自分だけひとりぼっちのような気がして不安だったので、うるさいのも助かるような気がするなあと思った。
しかしそのうち雪も風も激しくなって、子供も家に入ってしまった。

パエリアと一緒に買い込んだコカコーラゼロを飲みながらDVDを見て過ごした。

16時ごろに雪は下火になって雨っぽくなった。
子供がまた出てきて騒ぎ始めたが、親が出てきて、道路はぐしゃぐしゃだから庭の方で遊びなさい、と言った。
そうした方がいいよ。

夕方のニュースはどこも同じで、しかもL字型の気象情報がついている。
この、何か変わったことがあると日本人全員横並びで最新情報を知らなければならないという大メディアの思い込みはどうかならないだろうか。
TOKYO MX TVのアニメまでL字型の気象情報がついているのである。
そんな、気象情報を時々刻々と知りたいような人はMXでアニメとか見てないと思うんだけどどうか。



上の曲はジェネシスの「snowbound」という曲だ。
高校時代に聴いたときは「ジェネシスもピーター・ガブリエル(当時の発音)がいなくなって商業路線に走ったなあ~」と思っていたが、年を取ってしみじみと聴くと本当に心にしみるいい曲である。
たぶん「銀世界」という邦題がついていたと思うが、今出ている再発CDは「スノーバウンド」という長いカタカナの題名になっている。
昔のプログレ、フュージョンの邦題は変なのが多くて閉口したが、「snowbound」は「銀世界」のままの方が良かったんじゃないか。



寒いので今日はこんなブログで勘弁してください。:-D

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