★スミマセン宣伝です(2015/10/10)★
ぼくの睡眠時無呼吸症候群、そしてCPAP個人輸入の体験を電子書籍にしました。


最初はブログをまとめれば本になるとたかをくくっていたのですが、結局ぜんぶ書き直しになりました。
本を書いていて思ったのが、過去のブログに書いたことは少しずつ記憶に誤りがあるということです。
本来ならばブログを1つ1つ訂正するか、ぜんぶ削除するところですが、それはこれからおいおいやっていきます。

睡眠時無呼吸症候群に悩んでおられる方なら、共感していただけ、役立てていただけるように本を書きました。
ぜひ読んでください。



闘病記の16。

※本稿は個人の病気に関する感想を主観的に綴ったもので、医学的、科学的な知見を与えるものではありません。ご自身の健康に関する問題は専門医を受診してください。

前回までのあらすじ


1)~41) は前回をご覧ください。なお睡眠時無呼吸症候群のことをSASと略記します。
42) なんかもう、通院するの精神的に限界になってきた
43) CPAPは個人輸入することが出来る
44) 値段は600ドル(5万円)
45) CPAPの個人輸入にはメリットもデメリットもある★ここから前回
46) 通院中の病院では個人輸入は「サポートしない」という立場
47) 通院中の病院でのCPAPレンタルに3年の月日が経った



3年経って契約が切れた今、CPAPの個人輸入を試みることにした。
ちなみに3年経過した月に、病院の受付で「CPAPの契約が満了しましたので、古いCPAPをお持ちください。引き換えに新しいCPAPをお渡しします。」という紙を渡された。
「さらに契約を続行される場合は」とは書かれていない。
こちらの自由意志が認められていないのである。
医師の手書きや、病院がワープロ打ちで用意した紙ではなく、商社の作った、定型の印刷紙であった。
3年経てば契約を更改するもの。
そういう決め付けのもとに書いてある。
これは言うところの「契約自由の法則」に則っていないのではないか。
疑問を呈しておく。

しかしながらぼくはもう個人輸入に傾いていたので、そんなことは気にしなかった。
サイトを渉猟して、情報を集める。
生々しい体験談ブログもあれば、あやしげな「情報商材」的なサイトもある。
「個人輸入代行会」というものもあって、中継ぎをしてくれると書いてある。
これが最も穏当に思われたが、そのときは休み中であった。
(地震のボランティアに行ったそうだ。2011年夏の話であった。)
ぼくはレンタル期限が切れる次の回の診察で契約を打ち切りたかったので、一ヶ月内で個人輸入を終わらせたかったので、そこの利用は見送った。

最終的に、CPAP.comと直接取引をすることにした。
ぼくはまったくと言っていいほど英語ができないが、仕事で少々英語をあやつる必要がある。
それがここで役立った。
基本的にAmazon.comで本を買う程度の手間を惜しまない人であったら出来るだろう。

問題がひとつあって、Prescriptionと言うものを用意しなければならないことだ。
要は処方箋である。
CPAPは要指示薬と同じで医師の処方のもとに装用しなければならない。
よって処方箋をCPAP.comに送って初めて売ってもらえる。
しかしながら、CPAPを3年レンタルした病院が処方箋を書かないであろうことは容易に想像できる。
どうするか。

CPAP.comのページにも書かれているが、これはありがちな疑問のようだ。
このページによると、医師であれば処方箋を書くことが出来ると書かれている。
また、当てはめ式のテンプレートもPDFで用意されている。

ぼくは、掛かり付けの内科医に相談することにした。
ぼくは高脂血症であって、アレルギー喘息もあるので、かれこれ6年ぐらい内科医に通っていた。
当然、SASであることも、別の病院でCPAPを処方されていることも告げてある。
この病院に、PDFを印刷したものを見せてみようと思ったのだ。

CPAPの機種はあらかじめこちらで調べなければならない。
設定する圧力は毎月レンタル病院にもらうグラフの横に書いてある。
それだけ下調べし、さらに医師が英語が読めない場合にそなえて、テンプレートの文言を完全に日本語に訳しておいた。

そして、病院に経過診察で行った時に、PDFを見せて医師に書いてもらえないか頼んでみた。
温厚な先生ではあるが、かなり当惑された。
考えて見れば当たり前であって、自分の専門でない機械を、患者に提示されてハイサイで処方箋を出せるわけがない。
その日は結局「ちょっとお預かりして検討します」と言われた。
ぼくはその病院とCPAPレンタル病院を交互に行くことにしていたが、今回は数日後にもう一度お返事をあがりに伺います、と言った。
ショージキ面倒なことになったなあと思ったが、ここで別の医師の意見を仰ぐのはそれはそれでいいかもしれないと思い直した。
ダメだったらこの計画自体無理筋なので考え直せばいいだろう。

果たして、数日後「処方箋の件了解しました」と言って、すべての項目を先生の手書きで埋め、病院名と医師名を英語でサインした紙をもらった。

ぼくの場合は上記のような経緯で処方箋を得た。
掛かり付けの先生がぼくのことをよく知っていて、理解が得られたから出来たわけで、それはラッキーだったと思っている。

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