★スミマセン宣伝です(2015/10/10)★
ぼくの睡眠時無呼吸症候群、そしてCPAP個人輸入の体験を電子書籍にしました。


最初はブログをまとめれば本になるとたかをくくっていたのですが、結局ぜんぶ書き直しになりました。
本を書いていて思ったのが、過去のブログに書いたことは少しずつ記憶に誤りがあるということです。
本来ならばブログを1つ1つ訂正するか、ぜんぶ削除するところですが、それはこれからおいおいやっていきます。

睡眠時無呼吸症候群に悩んでおられる方なら、共感していただけ、役立てていただけるように本を書きました。
ぜひ読んでください。



闘病記の14。

※本稿は個人の病気に関する感想を主観的に綴ったもので、医学的、科学的な知見を与えるものではありません。ご自身の健康に関する問題は専門医を受診してください。

前回までのあらすじ


1)~31) は前回をご覧ください。なお睡眠時無呼吸症候群のことをSASと略記します。
33) CPAPを装用すると、SAS状況は確実に向上する
34) 具体的には昼の眠気がなくなる
35) いわゆる男性のアサダチ現象が起こるが、これはやはり健康のバロメーターな気がする
36) 月一回の診察はだんだん簡単になってきて、1分ぐらいで済むこともある
37) 「一ヶ月にどれぐらいCPAPを装用していたか」とかパソコンでまとめてくれるけど別に・・・
38) どんなに都合が悪くても月に1回病院通いするのは面倒
38) 歯医者さんでマウスピースを作って見た
39) なんとなく快調だった気がしたので、再検査に臨んだ
40) 再検査は3万円掛かる★ここから前回
41) マウスピースは効いていず、依然として陽性であった
42) なんかもう、通院するの精神的に限界になってきた



毎月病院に通い、1分の診察をしてもらって、5千円払ってCPAPを借りることに、ぼくはそろそろ疲弊してきていた。
(※個人の感想です)

これを脱出する手があって、CPAPの個人輸入である。
日本では処方されていなかったり、病院で処方されないと出ない薬を、海外から個人輸入できることがままある。
抗鬱剤プロザック、睡眠ホルモン剤メラトニン(サプリメントとして買う)、ダイエット薬ゼニカル、あとは例のバイアグラ、ロゲインなどである。
知り合いで、胃潰瘍の薬プロトンポンプ阻害剤を、医者がなかなか処方してくれないので個人輸入したと言っていた。

よくないと思う。
病気なら正々堂々と(というのも変な言い方だが)病院に行き、保険証を使って診療してもらい、薬を処方してもらうのが正道だ。
それが一番早いし、安全だし、安い。
ややこしいものに手を出して、自己責任で命を危険に晒すのは、「脱法ドラッグ」を濫用する若者と変わらない。
とりあえず危険だ。

CPAPも個人輸入できることが分かっていたが、面倒なことになると困るし、病院に行けば処方してもらえるのが分かっていたので、あえて手を出さなかった。
人生を不用意に複雑にする必要はないと思っていたのである。
しかし、上記のような経緯を経て、病院通いが苦痛になって来た。

「CPAP 個人輸入」でググると、沢山のサイトに当たる。
商売する気マンマンの怪しげな「情報商材」サイトもあれば、同病の人の体験記サイトにも当たる。
SAS/CPAPの場合は素人の人の闘病記サイトが異常に充実しているのが面白い。
やはり中年男性が罹る病気ということであろうか。

ここで役に立ったサイトを紹介してもいいのだが、迷惑が掛かるといけないので、書かない。
いろいろ逍遥した結果、cpap.comなどのサイトで、個人輸入できるということが分かった。
気になるお値段だが、ピンキリである。
いろいろ評判を見て「PR System One REMstar Auto CPAP Machine with A-Flex」という製品なんかいいのかなあと思った。
600ドルだ。
この購入を計画したのが2011年の7月、おりしも空前の円高であった。
84円/ドルとかだったのである。
まあ5万円だ。

5万円が高いか安いか。
ぼくは病院に毎月5千円払っている。
ということは、10ヶ月分だ。
保険が効かなければ月1万5千円だから、だいたい4ヶ月分で買えてしまうことになる。

もちろんこれは話を単純にし過ぎだ。
それは分かっている。
病院はぼくの健康状態を気に掛けてくれ、マスク(ネーザルピロー)を変えてくれたり、月ごとに装用状態のデータをプリントしてくれたりする。
それが込みで5千円だ。

もし個人輸入すると、それが、なくなる。
機械が壊れても、間違った使い方をしていても、もう治っていても、自分ひとりで勝手に医療行為をしているうちは、分からない。
それを日本では法律で禁じ、あくまで病院に行って月5千円払って処方してもらうようになっている、

しかし、値段が違いすぎないか。
2011年の7月の時点でぼくは満3年になっている。
月5千円として18万円は払っているのだ。
600ドルのCPAPであれば3台以上買えるのである。
月々病院に行き、順番を待つ手間もバカにならない。

病院、ボり過ぎだと思う。

もちろん、病院のせい(だけ)ではなくて、保険制度の問題、SASのようなマイナーな病気を治療する難しさもあるのだろう。
難しいことはぼくには分からない。
エライ人みんながんばってください。

しかし、ぼくは、5万円でCPAPが買えると知って、俄然個人輸入に傾き始めていた。
命も大切だがお金も大事である。
ちなみにタレントの「芋洗坂係長」もSASで、CPAPを個人所有しているという話だ。

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